今週の注目5社:低炭素コンクリート / 対話型音声広告 / リモートITサポート / クリエイター向けコミュニティ / 3Dマッピング

May 12, 2021 by Scrum Funding News

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「低炭素コンクリート」Solidia Technologies

[HW/素材] Solidia Technologies
Series D ($78M) John Doerr, CPP Investments, BP, Prelude Ventures, Bill Joy, Breakthrough Energy Ventures, OGCI, Imperative Science Ventures, PIVA, and Zero Carbon Partners

温室効果ガスを削減するセメント・コンクリート技術。

水の代わりに二酸化炭素を利用(吸収)してコンクリートを硬化させることで温室効果ガスの排出量を削減する技術。また、コンクリートの原料となるセメント製造時に既存の生産ラインを使用しながら二酸化炭素の排出量を30〜40%削減するサステイナブルな製造技術も開発。これまでに10ヶ国50以上のコンクリート製造施設で導入されている。コンクリートやセメントからの二酸化炭素排出量は世界全体の5〜7%を占めると言われており、効果が期待されている。

2008年創業、本社はピスカタウェイ(ニュージャージー州)。Zero Carbon Partners等から今回調達した$78Mは、サービスの拡大に活用する予定。

2.「対話型音声広告」Instreamatic.AI

[Service/音声] Instreamatic.AI
Series A ($6.1M) Progress Ventures, Accomplice, and Google Assistant Investments

AIを活用したインタラクティブ音声広告。

消費者との対話を通じて音声広告をカスタマイズできるプラットフォーム。消費者の回答や声のトーンなどをAIで分析し、パーソナライズされた双方向型の音声広告を提供することでエンゲージメント率が大幅に向上するという。すでに、IKEA, Infiniti, HPなどのブランドを顧客に持つ。Pandoraなどの音声コンテンツプラットフォームとのパートナーシップに加え、今後はUniversal ElectronicsなどスマートTV業界にも拡大する予定。

2015年創業、本社はパロアルト(カリフォルニア州)。Google Assistant等から今回調達した$6.1Mは、チームの拡大に活用する予定。

3.「リモートITサポート」Firstbase

[SaaS/リモートワーク] Firstbase
Series A ($13M) Andreessen Horowitz, Alpaca VC, and B Capital Group

リモートワークの従業員向けのインフラマネジメントプラットフォーム。

パソコン、イヤフォン、マイクなどのIT製品のセットアップ・管理・メンテナンスをシームレスに行うサービス。サブスクリプションモデルで、製品の配達からセットアップ、使用時のITサポート、回収まで一貫してサポートしてくれる。また、椅子やデスクなどリモートワークで必要となる様々な製品が用意され、従業員が好みに合わせて選択可能。月額の請求額や配送・修理日数、従業員毎のセットアップ状況などもダッシュボードで一覧できる。

2018年創業、本社はニューヨーク。Andreessen Horowitz等から今回調達した$13Mは、チームの拡大に活用する予定。

4.「クリエイター向けコミュニティ」Mighty Networks

[SaaS/コミュニティ] Mighty Networks
Series B ($50M) Intel Capital, Reid Hoffman, Dan Rosensweig, Lucas Venture Group, Owl Ventures, BBG Ventures, LionTree Partners, Ziff Capital Partners, Marie Forleo, and Gretchen Rubin

クリエイター向けのオンラインコミュニティプラットフォーム。

クリエイターが会員を募って自身のコミュニティを形成し、オンラインコースやイベントなどを提供できるプラットフォーム。クリエイターは当プラットフォームを通じ、メンバーシップフィーや有料コンテンツなどから収益を得ることが可能。すでに著名なYouTuberやコメディアン、作家など、1万以上の有料顧客(クリエイター)を抱え、年間の売上高は2.5倍に拡大している。

2011年創業、本社はパロアルト(カリフォルニア州)。Owl Ventures等から今回調達した$50Mは、引き続きチームおよびネットワークの拡大に活用する予定。

5.「3Dマッピング」Pixel8earth

[SaaS/地図] Pixel8earth
$7.6M by Snap

クラウドベースの3Dマッピング技術。

ユーザーが360度カメラやスマホのカメラなどを使って好きな地点を撮影して投稿すると、その情報を元にデータベースを作成し、3Dマッピングしてくれる技術。Snapは今回の買収を通じて、ユーザーの位置情報に基づくARや広告など、よりパーソナライズされた3Dマップの開発を進めるという。Pixel8earthの従業員はSnapのマップ関連の開発チームに加入。

2019年創業、本社はボルダー(コロラド州)。今回Snapに$7.6Mで買収された。

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