今週の注目5社:福利厚生ローン / 光遺伝学精密発酵 / 宇宙防衛セキュリティ / MLS育成リーグ / 配信プラットフォーム

May 12, 2026 Article-Show on Top-ja 今週の注目スタートアップ

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。

1.「福利厚生ローン」Kashable

日本語読み:カッシャブル
カテゴリ:Service/金融
ラウンド:Series C-II ($35M)
主な投資家:Goldman Sachs Alternatives, EJF Ventures, Revolution Ventures

福利厚生としての低金利ローンサービス。

企業の従業員が福利厚生の一環として、低金利のローンサービスを受けられるプラットフォームを提供するフィンテックスタートアップ。融資額は250ドル〜30,000ドルで、ローン期間は6~36ヶ月。融資額は従業員の給与を元に設定され、月々の返済額は給与から天引きされるため、債務不履行になるリスクを大幅に軽減可能。クレジットスコアのモニタリングやコーチング機能なども提供する。すでに600社以上の企業に所属する400万人以上の従業員に利用されているという。

2013年創業、本社はニューヨーク。Goldman Sachs Alternatives等から今回調達した$35Mは、サービスの拡大に活用する予定。

2.「光遺伝学精密発酵」Fermeate

日本語読み:フェルミエイト
カテゴリ:Biotechnology/発酵
ラウンド:Seed VC-III ($2M)
主な投資家:Newfund Capital, Ag Startup Engine, Ajinomoto Group Ventures, Heuristic Capital Partners, Ki Tua Fund, Momentum Capital, Plug and Play, SOSV, Tesserakt Ventures

光遺伝学を活用した精密発酵技術。

光遺伝学(オプトジェネティクス)を用いて、精密発酵の生産効率を高める技術を開発するバイオテックスタートアップ。正確なタイミングで特定の波長の光を照射し、対象となる遺伝子を活性化させることで微生物の培養を緻密に制御することが可能。企業は新しいタンクなどの設備投資を要することなく発酵効率を大幅に改善できるという。バイオテックに特化したアクセラレーター「IndieBio」出身の注目スタートアップ。

2024年創業、本社はサンフランシスコ。Newfund Capital等から今回調達した$2Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

3.「宇宙防衛セキュリティ」True Anomaly

日本語読み:トゥルーアノマリー
カテゴリ:HW/宇宙
ラウンド:Series D ($650M)
主な投資家:Eclipse Capital Management, Riot Ventures, 645 Ventures, ACME Capital, Accel, Atreides Capital, G Squared, Menlo Ventures, Meritech Capital Partners, Narya Capital, Paradigm, Space.VC, The Private Shares Fund, VanEck

次世代の宇宙防衛プラットフォーム。

軌道上で柔軟に機動する自律型探査機「Jackal」、宇宙ミッションを正確かつ自律制御するソフトウェア「Mosaic」を開発するディフェンステックスタートアップ。「Jackal」は宇宙空間での作戦遂行を担う防衛に特化した宇宙機で、他の衛星や宇宙物体に接近して監視、追跡する機能を持つ。必要に応じてセンサーやペイロードも搭載可能。今後は宇宙配備型迎撃ミサイルの開発にも着手する予定という。今回の資金調達によるバリュエーションは22億ドル。

2022年創業、本社はコロラド州センテニアル。Eclipse Capital Management等から今回調達した$650Mは、チームの拡大および開発費用に活用する予定。

4.「MLS育成リーグ」MLS NEXT Pro

日本語読み:エムエルエスネクストプロ
カテゴリ:Contents/スポーツ
ラウンド:Seed (NA)
主な投資家:KKR

MLSの育成リーグ。

MLS(メジャーリーグサッカー)傘下の27チームと独立系クラブ3チームから成る計30チームの育成リーグ。現在は認知度が低く、観客動員数も少ないリーグだが、KKRによる戦略的投資を通じて、KKRとMLSがホームタウン・サッカー・ホールディングス(HSH)を設立し、スタジアムの開発支援やクラブブランドの構築をサポートするという。2026年にはアメリカでFIFAワールドカップの開催も予定されておりリーグの発展が期待されている。

2022年創業、本社はニューヨーク。KKR等から今回調達した資金は、サービスの拡大に活用する予定。

5.「配信プラットフォーム」ViewLift

日本語読み:ビューリフト
カテゴリ:SaaS/動画配信
ラウンド:M&A
主な投資家:DAZN Group

スポーツなどの配信プラットフォーム。

スポーツやメディア・エンターテインメント分野を対象とした配信(OTT)プラットフォーム。NBA、NHL、MLBの各チームに加え、NHLやLIV Golf、World Racing Groupなどを顧客に持ち、視聴者向けの迅速なコンテンツ配信を支えるインフラを提供。また、ユーザーの好みの分析や、様々な収益オプションを提示することで、顧客エンゲージメントを高めることが可能という。今回の買収を通じ、DAZN Groupは米国での事業拡大を加速させる予定。

2008年創業、本社はニューヨーク。DAZN Groupが今回$100Mで買収した。

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