今週の注目5社:レストランコワーキング / バスケIoT / 船ドローン / 仮想通貨決済 / サプライチェーンAI

May 29, 2018 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「レストランコワーキング」Spacious Technologies

[Service/コワーキング] Spacious Technologies
Series A ($9M) August Capital, Baseline Ventures, BoxGroup, Lerer Hippeau Ventures and Redpoint Ventures

レストランの空き時間を有効活用したコワーキングスペース。

ディナーのみ営業しているレストランや、昼休憩時のレストランの空きスペースを利用したコワーキングスペース。Wifi完備でコーヒーは飲み放題。ユーザーは月額$129か1日$29で登録されているレストランであればどこでも利用できる。更に、ミーティングなどで利用する場合、ゲストは登録なしでも1時間まで無料(2時間目以降は1時間$6)で利用できる。今後は小売店の空き時間(夕方以降)も利用することで、一日中サービスを利用できるようにするとのこと。

2016年創業、本社はニューヨーク。August Capital等から今回調達した$9Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。

2.「バスケIoT」ShotTracker

[HW/スポーツ] ShotTracker
Series A ($10.4M) David Stern, Elysian Park Ventures, Greycroft Partners, IrishAngels, KCRise, Ryan Howard, SeventySix Capital and Ward Ventures

バスケットボールの様々なデータを記録できるシステム。

コートの4隅に配置されたセンサーと選手の靴、バスケットボールに内蔵されたセンサーを組み合わせたシステム。シュートの回数や場所、成功・失敗率、ターンオーバー、アシスト、スチール、リバウンドの回数などの様々なデータをリアルタイムで取得できる。レイカーズのマジックジョンソンや元NBAコミッショナーのデビットスターンも投資しており、現在注目のスポーツテックスタートアップ。

2013年創業、本社はカンザス州。Ward Ventures等から今回調達した$10.4Mは、グローバル展開の加速に活用する予定。

3.「船ドローン」Saildrone

[HW/データ] Saildrone
Series B ($60M) Capricorn Investment Group, Horizons Ventures, Lux Capital, Schmidt Family Foundation and Social Capital

無人で航海可能なドローンシップ。

遠隔で操作できるため、船員は必要ない。23フィートのネオンオレンジの船体は風力発電を利用して動く。最大1年間航海でき、漁業や採掘、環境・気候調査などに必要な様々な海洋データ(高解像度の映像など)を入手可能。既に、海洋大気庁(NOAA)やNASAなどと提携している。アラメダに新たに大規模な造船所を開設。今後1000台のドローンシップを作り、全世界の海洋データをカバーする予定とのこと。

エンジニア兼冒険家のリチャード・ジェンキンス氏が2014年に創業、本社はアラメダ(カリフォルニア州)。Horizons Ventures等から今回調達した$60Mは、海外展開に活用する予定。

4.「仮想通貨決済」Circle Internet Financial

[Service/金融] Circle Internet Financial
Series E ($110M) Accel, Bitmain, Blockchain Capital, Breyer Capital, Digital Currency Group, General Catalyst, IDG Capital, Pantera Capital and Tusk Ventures

仮想通貨を利用した決済・投資サービス。

“Circle Pay”と呼ばれる仮想通貨を使った送金アプリ(手数料無料)や、”Circle Investment”と呼ばれるBitcoin, Ethereumなど7つの仮想通貨を扱う投資アプリを提供している。現在ユーザーは700万人。年初には仮想通貨取引所大手のPoloniexも買収している。直近では、仮想通貨の不安定さを解消するために、ドルと連動した「USD Coin」の発売を発表。今回の大型調達でバリュエーションは$3Bとも言われている。

2013年創業、本社はボストン。Bitmain等から今回調達した$110Mは、引き続きサービス拡大に活用する予定。

5.「サプライチェーンAI」Alloy.ai

[SaaS/サプライチェーン] Alloy.ai
Series A ($12M) 8VC and Menlo Ventures

AIを活用したサプライチェーンプラットフォーム。

販売代理店や物流業者などの外部データ及び、社内の受発注システムなどのデータを自動的かつ継続的に収集・分析し、需要予測や在庫管理を最適化してくれる。例えば、個別業者の製造状況や供給不足などをトラッキングし、在庫不足の場合にはアラートを出してくれる。既に、WiFiメーカーのEeroや化粧品スタートアップのWalker and companyなどで使われている。

本社はサンフランシスコ。Menlo Ventures等から今回調達した$12Mは、チームの拡大及び、製品開発に活用する予定。

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