新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
2013年の創業からいよいよ5年目となった2017年も、アクティブに駆け抜けた一年でした。
新しい年の始まりに、昨年一年間を振り返ってみたいと思います。
投資
昨年のシリコンバレーのVC投資業界を振り返ると、ソフトバンクの10兆円ファンドによるディールサイズの大型化(Q3までの投資データ)、セクハラ事件の多発(500 Startups, DFJ, Sherpa等)、ICOの台頭などが大きなニュースであり、業界自体が大きく変わりつつある(変わらなければならない)ことを感じた一年でした。
Scrum Venturesは、引き続きシードステージのAI、ロボット、自動運転、VR/ARなどのスタートアップを中心に10件弱の新規投資を行いました。
ステルス案件が多いのですが、トヨタのAIファンドとの共同投資(CTOのポスト)となったRealtime Robotics、シェフ版WeWork PilotWorks、カーディーラー向けSaas Prodigy、などが主な案件です。
寄稿 / インタビュー
昨年も引き続き様々な媒体で寄稿をさせていただきました。
また、年末から日経産業新聞本紙での連載もスタートしました。紙、デジタルどちらでも読めますので、こちらもよろしくお願いします。
- 2月:AERA「アマゾンが“主婦・主夫”になる日 「家事革命」はすぐそこに」
- 2月:経済産業省「シリコンバレー推進ラボD−Labレポート」
- 2月:WEDGE「家電も小売りも飲み込まれる Amazon「声革命」に潜む深謀遠慮」
- 4月:電気新聞「デジタル・ユーティリティー時代の到来」
- 6月:日経ビジネス「空飛ぶクルマ」の衝撃、見えてきた次世代モビリティ」
- 6月:東洋経済「音声認識端末が大ヒット、家庭に入り込む頭脳」
- 10月:東洋経済「ネット企業殺到、「AIスピーカー商戦」の行方」
- 10月:読売新聞「ライドシェア 交通の革命」
- 11月:東洋経済「AIスピーカーに透ける「ポストスマホ」の潮流」
- 12月:日経産業新聞「無人ライドシェア、米国で加速」
- 12月:Newspicks「GAFAの2018年。AIによる「ハードの再定義」が加速する」
こうして振り返ると、やはりAIスピーカー、Amazonに注目が集まった一年だったなと感じます。
レポート
レポートも新たに2本発表しました。1月に「リテール」、9月に「AI」。これまでに「IoT」「自動車」「FinTech」「VR」などその年に注目される業界のスタートアップレポートを発表してきましたが、今年も「ロボット」「ブロックチェーン」「バイオ」など新しいレポートを企画したいと思います。
講演 / 登壇
引き続き数多くのイベントで講演、登壇させていただきました。昨年は、オープンなイベントでの講演以外にも、企業や団体のイベントなどでお話しさせていただく機会も多数いただきました。
- 1月:一橋大学「FinTechとイノベーション:新産業革命」(講演)
- 4月:早稲田大学「シリコンバレーで活躍するイノベータ―の素顔 第一回」(講演)
- 4月:経団連21世紀政策研究所シンポジウム登壇「オープンイノベーションの収益化」〜エコシステムにおける戦略を考える〜」(パネル)
- 5月:早稲田大学「シリコンバレーで活躍するイノベータ―の素顔 第二回」(講演)
- 6月:ユニシス BITS2017「グローバルを駆けるベンチャーたち、そして日本企業は」(パネル)
- 6月:G1ベンチャー「日本の大企業はなぜいまシリコンバレーに向かうのか」(パネル)
- 6月:小売勉強会「これからの小売を理解する20のキーワード」(講演)
- 9月:早稲田大学 大川ドリーム基金「グローバルアントレプレナー・イントレプレナー」(講演)
- 10月: Innovation Leaders Summit「シリコンバレー最新事情~イノベーションの動向と連携の留意点~」(講演)
- 11月:G1経営者会議「オープンイノベーション~大企業×スタートアップ~」(パネル)
- 11月:TechCrunch Tokyo「創業18ヶ月でFacebookが買収、YC卒の連続起業家が語るボットAIの未来」(対談)
- 11月:JR East Innovation「IoT・AI時代の社会課題」への取組み」(パネル)
- 12月:Health2.0 (審査員)
Tackle!
3年目に突入した「シリコンバレーの動向を一時間で知る」勉強会「Tackle!」も、継続して毎月開催しています。のべの参加人数も1500人を超え、さらに面白いコミュニティになってきたと思います。
年明けは、1/26に東京、1/31にサンフランシスコで開催します。年明けLas Vegasで開催される注目イベントCESの速報レビューなども取り上げる予定ですので、ご興味のあるかたはぜひご参加ください。
昨年も本当に多くの方々に支えられ、様々な新しいチャレンジに取り組むことができました。
2018年は、体制も大幅に拡充し、シリコンバレーとアジアをつなぐ「Innovation Platform」として、さらに精進していきたいと思います。
6年目に突入するScrum Venturesをよろしくお願いします。
2018年元旦
スクラムベンチャーズ
ジェネラルパートナー
宮田拓弥