学生インターン相互インタビュー:業務を通じて学んだこと、インターン前後のギャップ

January 4, 2024 その他

スクラムベンチャーズ、スクラムスタジオには常時複数の学生&社会人インターンが在籍しています。彼&彼女らが仕事を通じて感じたことをブログでも発信しています。インターンに興味がある方はこちらから自己紹介と希望の拠点(東京・サンフランシスコ)を添えてご連絡ください。


この記事を書いた人:
砂田 健太郎(Kentaro)早稲田大学国際教養学部 2年生
定光 彩佳(Aya)早稲田大学国際教養学部 4年生

インターンのきっかけ

Ayaka: Kentaroさんはなんでスクラムスタジオでインターンを始めようと思ったのですか?

Kentaro: 大学2年になり漠然と最新テクノロジーに関連する企業の実情を見てみたいと考えるようになり、大学の先輩から渡部優也さんを紹介していただいたことがきっかけです。

その時に初めてベンチャーキャピタルという業界を知りました。業界について何もわからない状態で、渡部さんとお会いし、話していく中で親しみやすさと緊張感を覚え、刺激を受けたことからこの人の元でインターンシップ経験を積みたいと思いました。

そして他の社員さんともお会いし、「画期的なイノベーションを育てる」という熱意を感じ、ここでも緊張を感じました。その瞬間、ここで成長したいと強く思い面接をしていただきました。

Kentaro: Ayakaさんはどのような動機でインターンシップを始めることになったのですか?

Ayaka: 就職活動を終え、残りの大学生活をどのように過ごすか考えていた時に、早稲田大学ビジネススクールの教授からスクラムベンチャーズについて教えて頂いた事がきっかけです。ワシントン大学留学中に、サステナブルビジネスについて学びながら企業のビジネスコンテストに参加していたことから、アメリカのスタートアップカルチャーに興味を持ちました。

また、幼い頃からの留学経験を通して、グローバルな環境で活躍する優秀な方々と共に働きたいと思っていました。これらの理由から、シリコンバレー発のベンチャーキャピタルであるスクラムベンチャーズでインターンをしたいと思い応募しました。

Kentaro: そうだったんですね!私も大学でシリコンバレーの先進技術×ビジネスの講義を受けた事で最新テクノロジーに興味を持ちました。

業務内容

Kentaro: Ayakaさんはスクラムスタジオでどのようなプロジェクトや業務に取り組んでいたのですか?

Ayaka: 主に、Well-BeingX (WBX)、 AgeTechX (ATX)、 Sports Innovation Studio (SIS)などのプロジェクトに関わらせて頂きました。具体的には、これらの分野で活躍する海外のスタートアップの発掘から、実際にクライアントへの提案まで学生ながら裁量を持って働かせて頂くことが出来ました。

また、SISキックオフ、Lonegevity Salon、WBXワークショップなどのイベントのお手伝いをさせて頂き、ヘルスケア、金融、メディアなど多種多様な業種の方と関わる事ができました。代表の宮田さん主催のTackle!というイベントで、老化診断の最先端のスタートアップ、世界のヘルスケアのトレンドについてのリサーチに関わらせて頂いたのも貴重な経験でした。

Kentaro: 私もAyakaさんと同じように、事業領域の社員によって割り当てられる業務は異なり、様々なプロジェクトに関わらせていただきました。業務は、

・投資パイプラインにある新興企業の数/ステージ/タイプ、
・進行中のプロジェクトのリサーチ
・ファンドの規模やステージ
・日本の大企業,海外のアンチエイジングプロジェクト,業務内容のリサーチ

など多岐にわたり、アプローチ方法の正解がないものばかりでした。そのため専門用語に慣れることから始まり、Scrumの投資戦略を理解し、スタートアップをどのように紹介すべきかの感覚をつかむまで頭を悩ませることがたくさんありました。

海外スタートアップ特有の情熱的な表現を残しつつ、日本のクライアントが求める情報に合致させる翻訳・要約業務も難しかったです。

また、意見を提案する機会が頻繁にあり、若者のボランティア活動についての意見を提供した際は、自分の経験と視点が価値ある貢献になったと実感しました。

難しかった点

Kentaro: Ayakaさん、スクラムスタジオでの業務の中で特に難しかった点は何でしたか?

Ayaka: 難しかった点は、日本の企業と海外のスタートアップ間でシナジーを生み出すこと、そして収集した情報に自分なりの付加価値を加えて相手に伝えることです。また、渡部さんから物事を深く考え、自分なりの見解を持つことを習慣化する大切さを学びました。スクラムでは、困ったらすぐに相談できアドバイスを頂ける環境が整っているので、難しいタスクにも積極的に挑戦できました。

学んだこと

Kentaro: そうですよね。僕も渡部さんからのフィードバックを通して一番の成長を感じる事ができました。特に、一貫性のある構造を理解することの重要性を深く学びました。

ベンチャーキャピタルの世界は、白黒がはっきりしないことが多く、多くのスタートアップが似たような焦点を持ち、明確な解決策が見つからない曖昧な状況に直面することが少なくないかなと感じました。単なる情報やデータの集積ではなく、それらをどのように解釈し、活用するかが鍵となり、その構造理解が学べた点はかけがえのないものです。

Ayaka: そうだね!業務外の経験においても、グローバルなバックグラウンドを持ち、様々な業界、業種を経験してきた社員の方々と関わることができました。海外の大学院で学ぶこと、海外で働くこと、キャリアアップのために転職することなど、幅広いキャリアの選択肢があることを学びとても刺激を受けました。

私も、将来アメリカの大学院に進学して、そこで得た知識と経験をもとに海外で働きたいと思うようになりました。自分のこれからのキャリアの目標になるような先輩方に出会えるのも、スクラムでインターンをする魅力の1つだと思います。

Kentaro:そうですね!私も様々な経歴を持つ起業家や投資家、社員さんとお話しできたことで、成功には一つの定義や道筋があるわけではなく、重要なのは自分自身の目指す未来に向かって柔軟に進むこと、そして自分に合った方法を見つけることだと学びました。

そのためには自身の好奇心を掘り下げることが重要だと考えました。スクラムスタジオの社員さんは、自分の好奇心を基盤として仕事を展開しているように見受けられました。

業務外の活動について

Kentaro: Ayakaさんは業務外でスクラムの社員の方と何か活動しましたか?

Ayaka: 社内で行われたフットサルの試合に参加しました。私はフットサルがあまり得意ではないのですが、みなさんが優しく教えてくださりとても楽しくプレイすることができました。

普段はあまり見ることのない社員の方のプライベートな一面を見ることができて、とても面白かったです。スクラムでは、年齢や役職に関係なく誰とでも気軽に話せる環境がありますが、スポーツを通して、社員の方との絆を深める事ができとても良い思い出になりました。

インターン前と後のギャップ

Ayaka: Kentaroさんはスクラムでインターンを始める前と後で何かギャップを感じましたか?

Kentaro: インターン前はベンチャーキャピタル業界といえば、社員さんがほとんどの時間をエクセルで財務モデルを調べ、財務実績のみに基づいて投資や事業共創の意思決定をするものかと思っていました。

確かに、社員さんは数字を深く掘り下げていますが、同時に人やチームも深く掘り下げていると思いました。特にScrum Open Innovation Dayにおいて、パートナー企業の代表者とスタートアップのCEOが活発にコミュニケーションを取り合っている様子を目の当たりにし、ビジネスにおいて人間同士の対話の重要性を改めて認識しました。

こういった経験からベンチャー・キャピタルは非常に人を重視するビジネスであり、多くの利益が機知に富んだ人脈の数にかかっているということを気づかされました。

最後に、インターンに興味のある方へメッセージ

Ayaka & Kentaro: 新しい事に挑戦するのが好きな方、グローバルな環境で切磋琢磨したい方はぜひ挑戦してみてください!

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