今週の注目5社:ヘルシーフードデリバリー / プライマリケアアプリ / AI文字起こし / モバイル心電図 / 生鮮食品最適化SaaS

November 30, 2020 by Scrum Funding News
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一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「ヘルシーフードデリバリー」Everytable

[Commerce/フード] Everytable
Series B ($16M) Kaiser Permanente Ventures, Creadev, Kimbal Musk, Gratitude Railroad, Candide Group, and Desert Bloom

栄養価の高いヘルシーフードを安価に提供するサービス。

サラダやボウル、ラップサンド、スムージーなど、新鮮な食材を使った健康食品を提供。価格は$5〜と安価で、持ち帰り店舗やデリバリーで利用できる。オフィスやアパート、ジムで24時間年中無休で利用可能な自販機型のスマート冷蔵庫もある。低所得者が居住する地域では、価格を安くすることで誰もがヘルシーな食事にアクセスできるように工夫をしているという。これまでに400万食以上を販売している。

2016年創業、本社はロサンゼルス。Creadev等から今回調達した$16Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。

2.「プライマリケアアプリ」K Health

[App/ヘルスケア] K Health
Series D ($42M) Mangrove Capital Partners, Primary Venture Partners, Valor Equity Partners, Lerer Hippeau Ventures, 14W, Anthem, Max Ventures, PICO Partners, Marcy Venture Partners, and Atreides Management

プライマリケアを低価格で提供するアプリ。

月額$9(1回限りの場合は$19)を支払いメンバーになると、診断や治療に関するアドバイス、薬の処方、各種検査予約が可能な医師と保険なしで無制限にチャットが可能。メンタルヘルスサービスも提供しており、月額$34で処方薬も届けてくれる。新型コロナウイルスの影響で急成長し、すでに400万人以上のユーザーを持つ。大手総合病院「Mayo Clinic」と提携し、ヘルスデータ分析プラットフォームを統合するという。

2016年創業、本社はニューヨーク。Lerer Hippeau Ventures等から今回調達した$42Mは、遠隔医療サービスの拡大に活用する予定。

3.「AI文字起こし」Verbit

[SaaS/音声認識] Verbit
Series C ($60M) Holtzbrinck Ventures, Stripes Group, Sapphire Ventures, Vertex Ventures, ClalTech, and ISF

音声自動文字起こしプラットフォーム。

ユーザーは、オーディオまたはビデオファイルをクラウド上にアップロードするだけ。機械学習と自然言語処理を駆使し、バックグラウンドノイズやエコーを除外、アクセントや方言、専門用語なども識別し99%の精度で詳細に文字起こししてくれる。最終的には、120ヶ国以上にいる22,000人を超えるフリーランサーが正確性をチェック。主な顧客はリーガルや教育機関、メディア業界などで400社以上にのぼる。

2017年創業、本社はニューヨーク。Sapphire Ventures等から今回調達した$60Mは、開発費用および海外展開の加速に活用する予定。

4.「モバイル心電図」AliveCor

[HW/医療機器] AliveCor
Series E ($65M) Khosla Ventures, Qualcomm Ventures, WP Global Partners, BOLD Capital Partners, and Omron Ventures

AIを活用したモバイル心電図。

カード型のデバイスで、センサーに指先を置くと30秒ほどで心電図データ(心房細動や徐脈・頻脈などの不整脈)を測定できる。取得したデータはスマートフォンやタブレットに転送され、アプリ上で閲覧可能。デバイスの価格は$99~。加えて、$99/年でメンバーになると心臓専門医による測定データのレビューや毎月の健康レポートを受け取れる。すでに100万台以上の販売実績を持つ。

2010年創業、本社はマウンテンビュー(カリフォルニア州)。Omron Ventures等から今回調達した$65Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

5.「生鮮食品最適化SaaS」Afresh

[Enterprise/食料品] Afresh
Series A-II ($13M) Baseline Ventures, Innovation Endeavors, Maersk Growth, and Food Retail Ventures

AIを活用した生鮮食品の最適化プラットフォーム。

何億ものデータポイントを活用した生鮮食品の需要予測分析を通じて、食料品店の注文や在庫を最適化するプラットフォーム。Afreshを利用している店舗は、野菜や肉、シーフード、ベーカリーなどの食品廃棄物を25%削減できる上、在庫回転率の向上により営業利益は40%改善、売上高も2〜4%増加するという。今回の調達により、バリュエーションは$100M。

2017年創業、本社はサンフランシスコ。Baseline Ventures等から今回調達した$13Mは、サービスの拡大に活用する予定。

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