今週の注目5社:パーソナルファイナンス / メール作成SaaS / デジタル聴診器 / 植物性タンパク質飲料 / 引越しコンシェルジュ

November 25, 2020 by Scrum Funding News
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一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「パーソナルファイナンス」Truebill

[App/フィンテック] Truebill
Series C ($17M) Bessemer Venture Partners, Firebolt Ventures, Cota Capital, Eldridge, and Day One Ventures

個人の資産管理をサポートしてくれるアプリ。

現金やクレジット残高、請求書などをリアルタイムで把握し、個人の支出を管理してくれるパーソナルファイナンスアプリ。サブスクリプションサービスなどで不要な支出を見つけてキャンセルしたり、契約内容を見直しグレードを下げるなど、請求額を減らす交渉も請け負ってくれる。すでにユーザー数は100万人に達し、Truebillを利用することでこれまでに約1億ドルの節約を実現したという。

2015年創業、本社はサンフランシスコ。Bessemer Venture Partners等から今回調達した$17Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

2.「メール作成SaaS」OthersideAI

[SaaS/メール] OthersideAI
Seed VC ($2.6M) Madrona Venture Group, Active Capital, Hustle Fund, and Chapter One Ventures

E-mailの作成を効率化してくれるプラットフォーム。

要点などを箇条書きし「Generate」ボタンを押すと、即座にパーソナライズされたメール文に変換してくれる。OpenAIが開発した言語モデルである「GPT-3」をベースとし、ユーザーの過去のメールのやりとりや言葉遣いを学習することで、あたかも自分で書いたかのようなメール文を作成できるという。現在はテストバージョンだが、ウェイトリストはすでに1万人以上。

2020年創業、本社はニューヨーク。Madrona Venture Group等から今回調達した$2.6Mは、開発費用に活用する予定。

3.「デジタル聴診器」Eko

[HW/医療機器] Eko
Series C ($65M) Highland Capital Partners, Undisclosed Investors, 3M Ventures, Artis Ventures, DigiTx Partners, Questa Capital, and NTT Venture Capital

AIを活用したデジタル聴診器の開発。

高度なセンサーを搭載したデジタル聴診器で、患者の胸に当てるだけで心音に加え正確な聴診データ(心電図データ)も取得可能。また、FDA認可済みの独自のAIアルゴリズムによる分析で、心房細動や心不全などの心疾患の兆候を早期に発見できる。価格は$199〜$349。すでに数千の医療機関で利用されている。今後は遠隔診療の促進を目的とし、心疾患を抱える患者の在宅でのモニタリングプログラムを開始するという。

2013年創業、本社はオークランド(カリフォルニア州)。Highland Capital Partners等から今回調達した$65Mは、クリニックでの利用拡大および開発費用に活用する予定。

4.「植物性タンパク質飲料」Kate Farms

[Commerce/フード] Kate Farms
Series B ($51M) Kaiser Permanente Ventures, and Goldman Sachs

植物性タンパク質で作られた子供向けの機能性飲料。

1〜13歳までの成長期の子供向けに作られた栄養ドリンクで、有機えんどう豆などを原料としたシェイクを開発。乳製品、大豆、グルテン、トウモロコシなどの一般的なアレルゲンを含まない。また、固形食を食べられない患者のための栄養補助食品としての流動食も提供しており、全米の95%の病院で利用可能。大手医療機関である「Kaiser Permanente」も出資。

2012年創業、本社はサンタバーバラ(カリフォルニア州)。Goldman Sachs等から今回調達した$51Mは、サービスの拡大に活用する予定。

5.「引越しコンシェルジュ」Shyft

[Service/引越し] Shyft
Series A-II ($5.69M) Inovia Capital, and Blumberg Capital

引越しをサポートしてくれるコンシェルジュサービス。

「Move Coach」と呼ばれるコンシェルジュが、見積もりから業者の手配など引越しに関連する一連の作業をサポートしてくれるサービス。ビデオ通話を通じて荷物の体積や重量を認識(識別性能は95%)し、最適な業者を見つけてくれる。費用は無料で、引越し業者などから手数料を受け取る仕組み。引越し作業だけでなく、転居先の物件探しやルームメイト、ジムやヨガスタジオなど、引越し後のライフスタイルもサポートしてくれる。毎年20万件以上の引越しをサポートしているという。

2015年創業、本社はサンフランシスコ。Inovia Capital等から今回調達した$5.69Mは、海外展開の加速などサービスの拡大に活用する予定。

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