「テック企業」は死語に? [Scrum Ventures March 2020 Newsletter]
March 4, 2020
今月から米国の注目スタートアップ情報や弊社の活動について、毎月メールニュースを配信していきます。スクラムベンチャーズは、日米でのスタートアップ投資、スタートアップやテック関連の情報発信だけでなく、そのナレッジを生かして、大企業のオープンイノベーションを支援するスタジオ事業も行っています。
スタートアップとの共同事業創造、M&A、出資など形式を問わず企業ごとに最適な形を提案、実行しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「テック企業」は死語に?
宮田の日経産業新聞への寄稿記事です。今回はラスベガスで開催されたCESの話題から、いま「すべての企業がテック企業にならなければならない」現状について寄稿しました。
スタートアップとの共同事業創造、M&A、出資など形式を問わず企業ごとに最適な形を提案、実行しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「テック企業」は死語に?
宮田の日経産業新聞への寄稿記事です。今回はラスベガスで開催されたCESの話題から、いま「すべての企業がテック企業にならなければならない」現状について寄稿しました。
● 「テック企業」は死語に? [宮田寄稿記事, 日経産業新聞, 2/17]
今回のCESでは様々な「非テック企業」がいかに自分たちのビジネスにテクノロジーを取り入れていくかという取り組みが目立っていた。主催団体のCEOが開会のスピーチで繰り返し強調していたのが「すべての企業がテック企業にならなければならない」ということだ。ほぼすべての消費者がスマホを使いこなし、テクノロジーを駆使したサービスや製品への要求レベルもどんどん上がっている。これからの時代、非テック企業が主役になるというよりも、すべての企業がテックを事業の中心に据えていくということになっていくのであろう。>> 記事の続きはこちら
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注目スタートアップ情報
スクラムベンチャーズのブログでは毎週、直近で資金調達したスタートアップから5社セレクトして注目スタートアップを紹介しています。
★注目Startup★ 培養肉 Memphis Meats
動物の細胞を培養した人工肉。動物から自己複製する機能を持つ特定の細胞を採取し、必要な栄養素を与え培養することで食肉を製造するスタートアップ。細胞から肉になるまでの全体のプロセスは4〜6週間とのこと。2016年に世界初のセルベースの牛肉ミートボール、2017年に世界初のセルベースの鶏肉と鴨肉を開発。製品の発売日は未定だが、穀物メジャーの一つであるCargillやRichard Branson、Kimbal Muskなども出資しており注目の高さが伺える。2015年創業、本社はバークレー。SoftBank Group等から今回調達した$161Mは、生産設備など引き続き開発費用に活用する予定。
先月は、培養肉 / フルフィルメントオートメーション / 法人向け決済SaaS / 共同受信トレイ / ホテルオペレーション / ラグジュアリーファッション / スマート監視カメラ / リアリスティックアバター / ヘルシーソーダ / プライマリケア / デリバリーコンビニ / AI合成音声 / オンデマンド消費者調査 / マットレスD2C / 顧客インサイト / コンテナ農業 / eスポーツチャンネル / 都市開発SaaS / ロケーションAPI / レストランSaaS について紹介しました。詳しくはスクラムベンチャーズのブログをご覧ください。
Scrum in the news!
● SPORTS TECH TOKYOが「日本オープンイノベーション大賞」スポーツ庁長官賞を受賞
スポーツをテーマに全世界のスタートアップと大企業の事業創出を支援するアクセラレーション・プログラム「SPORTS TECH TOKYO」が、内閣府が主催する、第二回日本オープンイノベーション大賞にて、スポーツ庁長官賞を受賞しました。
昨年は、BeeEdge社(*)のミツバチプロダクツ(株)が同大賞(科学技術政策担当大臣賞)を受賞しており、スクラムベンチャーズの手がけるオープンイノベーションプロジェクトが2年連続で受賞する運びとなりました。
「SPORTS TECH TOKYO」は、スクラムベンチャーズ(Scrum Ventures LLC、本社:米国サンフランシスコ市、ジェネラルパートナー:宮田拓弥)と株式会社電通が共同で、世界中から募集したスポーツ系スタートアップの成長を支援し、企業にオープンイノベーションの場を提供する日本発アクセラレーション・プログラムです。
「SPORTS TECH TOKYO」について、Forbesでも詳しくご紹介いただきました。
● 日本発、世界に向けて仕掛ける「スポーツ業界」の変革──テクノロジーを取り入れ、市場を拡大せよ [Forbes, 2/8]
スクラムベンチャーズ、2月の日経協力記事&寄稿記事です。
● 音声テック、インフラからサービスへ [弊社協力記事, 日経産業新聞, 2/27]
アマゾンやグーグルなどのテック企業に加え、ボーズやソニーをはじめとするオーディオメーカーもスマートスピーカーを発表し、音声インフラが整備されつつある。スポティファイもポッドキャスト関連企業を買収し、音声サービスへの注目が高まっている。ボイスカルテやポッドキャスト作成プラットフォームなど、音声サービスのスタートアップを紹介する。>> 記事の続きはこちら
● 実物見る前に… D2Cの広告やロゴ、気づけば刷り込み [三浦寄稿記事, 日経MJ, 2/14]
消費者に商品を直接届ける「D2C」、定額で継続課金する「サブスクリプション」は日本でもよく聞くキーワードとなっている。米国はともに既に真新しいものではなく、あらゆる分野でサービスが乱立しているのを感じる。>> 記事の続きはこちら
Scrum Portfolio in the news!
【ローソンのレジなし店舗でZippinが採用されました】
ローソンが期間限定でオープンしたレジなし店舗「ローソン富士通新川崎TSレジレス店」にて、投資先のZippinの技術が採用されました。専用のスマホアプリに表示されたQRコードを使って入店し、購入したい商品を手にもって店外へ出ると、事前に登録した決済手段で自動的に決済できる仕組みです。
● レジなし店舗 「ローソンGO」、富士通と試験展開。生体認証で「手ぶら入店」も [Engadget, 2/18]
●「レジ無しローソン」の裏方企業 「無人ビュッフェ」にも意欲 [日経クロストレンド, 2/28]
【スマート脳ドック受診者が3万人を突破】
投資先のスマートスキャン株式会社の「スマート脳ドック」の受診者が、開業2年で3万人を突破しました。3万人の受診データの中でも30~50代の働き世代に着目してみると、異常発見率は30代で約23%、40代で30%を越え、50代では約40%に迫るなど、何らかの異常が発見されています。「スマート脳ドック」の予約はWebから。検査時間は30分。いつもの服装のまま、スキマ時間に受診できます。わずか17,500円(税込18,900円)です。
● 30~50代の働き世代 約3割に認知症、脳卒中予知に関わる「白質病変」を発見!「スマート脳ドック」受診者が開業2年で3万人を突破 [PR Times, 2/12]
【介護とAIを掛け合わせて見えた、新たな課題】
投資先のエクサウィザーズ取締役の坂根さんのインタビュー記事です。深刻さを増す介護領域に対し、AIを駆使して課題解決しようと奮闘するエクサウィザーズ。介護とAIを掛け合わせて見えた新たな課題や、エクサウィザーズがスタートアップにも関わらず多事業展開できる理由などについてお話しています。
● 介護業界の課題に切り込む。気鋭のAIベンチャー「エクサウィザーズ」急伸の秘訣 [AMP, 1/10]
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