SPORTS TECH TOKYO 2019年5月ファイナリストキックオフ(サンフランシスコ)

June 25, 2019 by Scrum Staff
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23カ国159社から選出されたファイナリスト12社がサンフランシスコに集結

2019年5月より、SPORTS TECH TOKYO ファイナリストに向けた3ヶ月間のアクセラレーション・プログラムがスタートしました。この3ヶ月のプログラムの幕開けとして、アメリカ、イスラエル、日本、フィンランドなどにベースを持つファイナリスト12社がサンフランシスコに集結する、ファイナリストキックオフを行いました。パートナー、アドバイザー、メンターを含め総勢75名が集う盛大なイベントとなりました。

ここからファイナリスト各社は、8月にサンフランシスコ・ジャイアンツの拠点オラクル・パークで開催されるWorld Demo Dayに向け、具体的な協業案や新規ビジネス創出を目指します。

今回のブログでは、ファイナリストキックオフのハイライトをお伝えします。

SPORTS TECH TOKYO

SPORTS TECH TOKYOは、スポーツをテーマに全世界のスタートアップを支援するアクセラレーション・プログラムです。国や調達フェーズは問わず、様々な観点で多様性に富んだスタートアップコミュニティを作り、次世代のスポーツビジネスを創出することを目指しています。

世界トップクラスのスタートアップと、イノベーションに強い関心を持つ日本の大企業の協業を促進し、今後数年間スポーツ界の中心になる東京、日本に溢れるモメンタムを最大限活用していく取り組みです。

スポーツテックの最先端を実際に体験

イベント初日には、参加者の皆さんとともに北米大学スポーツカンファレンスのPac12のスタジオツアーに参加しました。

そこではSTTのメンターでもあるスティーブ・ツェング氏が、大学スポーツ放送の流れを、テクノロジーやプロダクションの観点から説明してくださいました。このツアーを通して、現代のスポーツテックの進歩とこれからの発展を身近に感じることができました。

続いて向かったのは、Chase Experience Center(チェイス・エクスピリエンス・センター)です。ここではゴールデン・ステート・ウォリアーズの新拠点として今年夏にオープンするChase Center(チェイス・センター)での体験を実感できるツアーに参加しました。

この施設は一般には公開されておらず、STTのメンターでもあり、ウォリアーズのデジタルイニシアチブリードを務めるダニエル・ブラッセロクスキー氏が今回特別に手配をしてくださいました。まさしくスポーツ観戦の未来を実現している世界最先端のスタジアム。ダニエルに向けて様々な質問が飛ぶなど、参加者一同貴重な時間を過ごせたようです。

チーム、リーグ、投資家、メディアなど様々な側面からスポーツに関わるメンター陣が語る、スポーツビジネスの未来

イベント2日目は、SPORTS TECH TOKYOの魅力の一つであるメンター陣を招き、パネルディスカッションを行いました。スポーツビジネスにおけるテクノロジー活用の実例やトレンド、今後の課題などを、あらゆる立場からスポーツに関わるメンター陣が熱く語りました。

各パネルのトークテーマは、以下の通りです。

PANEL1:デジタルイノベーションの専門家が語るキュレーションの重要性とそれを収益化する難しさ
スピーカー

Max Barnett (Head of Digital – Nielsen Sports)
Andrea Marini (President of North America – Deltatre)
Jana Werner (Head of Content and Programming – Twitch)

LUNCH SESSION:スタンフォード大学のアメフトコーチが語るフィールドにおけるテクノロジーの活用事例
スピーカー
Tsuyoshi Kawata (Offensive Assistant / Quality Control Analyst, Stanford University Football)

PANEL 2:チーム、リーグの視点から見るテクノロジーの活用における困難とスタートアップとの協業における困難、チーム、リーグへプレゼンをするスタートアップへのアドバイス
スピーカー
Neda Tabatabaie (Business Intelligence at San Jose Sharks)
Daniel Brusilovsky (Digital Initiatives Lead at Golden State Warriors)
Michael Iams (VP Product, Strategy and Features at Major League Baseball)

PANEL 3:投資家が語る資本形態の変化とデータ重視の資本
スピーカー
Hyung Kim (Investment and Partnerships at Line US)
Tai Hsia (Special Counsel at Baker Botts and Investor at XY Ventures)
Jasmine Robinson (Director at Causeway Media Partners)
Steve Schwartz (CEO at Proinfluence)

PANEL 4:日本展開のケーススタディ。スポーツテック企業にとっての日本の市場の魅力
スピーカー
Sezin Aksoy (Senior Vice President, Global Data Strategy and Analytics at AXS/AEG)

PANEL5:セルフメイド・アントレプレナーから学ぶ、成功する起業の秘訣
スピーカー
Mark Phillip (CEO at Are You Watching This?!)

PANEL 6:FOXデジタル部門トップが語る、テレビでのスポーツ観戦の現状と未来
スピーカー
David Wertheimer (President, Digital Products at FOX, Strategic Business & Technology Leader at FOX)

最先端のスポーツテックを日本へ

3日目のセッションでは、電通とパートナ―企業によるパネルディスカッションを行いました。ディスカッションの焦点となったのは、日本でのスポーツテックの事業開発についてや、国際的なブランディングのための投資、そしてこれらがAPAC地域でスポーツテック業界の成長につながる可能性について。

セッションに続き、スタートアップとパートナー企業の1対1での商談が行われました。4月に行われたキックオフカンファレンスでも、568もの1対1の商談が行われましたが、今回の商談ではより詳しい技術の理解、ネクストステップについて議論されるなど、協業に向け具体的な一歩を踏み出す内容になりました。

欧米など一部の地域では成功しつつも、日本などのAPAC市場に進出し実際に成功しているスタートアップは数少なく、世界から見ても進出が難しいと言われるAPAC、日本市場。実際にアジア市場展開への門戸を開くというSPORTS TECH TOKYOのミッションを達成すべく、今後も尽力して参ります。

8月20日のWorld Demo Dayで、3カ月に及ぶ事業開発を目指したアクセラレーション・プログラムの結果を皆様にご報告できることを楽しみにしております!

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