今週の注目5社:デジタル製品開発 / 建設SaaS / スマートカレンダー / コラボレーションツール / A/Bテスト

July 2, 2019 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「デジタル製品開発」MakerSights

[SaaS/リテールテック] MakerSights
Series A ($8.5M) Baseline Ventures, First Round Capital, Forerunner Ventures 

データを活用したブランド向けの製品開発プラットフォーム。

製品開発サイクルの主要段階で、データ分析を取り入れた迅速な意思決定を可能にするプラットフォーム。初期コンセプト構想時のトレンド分析やユーザーからのフィードバックに加え、販売データ分析に基づく売れ筋商品の選定やターゲットユーザーのエリア分析などを一箇所で行うことができる。顧客数は5倍に拡大し、Calvin Klein, Levi’s, Tommy Hilfigerなどを顧客に持つ。

2015年創業、本社はサンフランシスコ。Forerunner Ventures等から今回調達した$8.5Mは、採用および海外展開の加速に活用する予定。

2.「建設SaaS」Rhumbix

[App/建設] Rhumbix
Series B ($14.3M) Blackhorn Ventures, Glynn Capital Management, Greylock Partners, s28 Capital, South Park Ventures and Tenfore Holdings

建設現場の生産性を向上するためのプラットフォーム。

紙やPDFデータなど建設現場に分散する情報を取り込み、一箇所で管理できるデジタルツール。現場監督はプロジェクト名や天気、作業進捗、現場の写真などをまとめた日々の分析レポートを閲覧することで、迅速に意思決定を行うことが可能。タイムカードも管理でき、煩雑な給与支払にかかる事務作業を90%削減できるという。$1.3Tとも言われる建設業界で注目のスタートアップ。

2014年創業、本社はサンフランシスコ 。Blackhorn Ventures等から今回調達した$14.3Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

3.「スマートカレンダー」Clockwise

[SaaS/カレンダー] Clockwise
Series A ($11M) Accel, Greylock Partners,Slack Fund, and SV Angel

会議などのスケジュールを最適化してくれるツール。

Googleカレンダーと同期し、時間変更可能なミーティングを選択するだけ。バラバラの時間帯に設定されたミーティングを一箇所にまとめ、重要なプロジェクトなどを考える時間(フォーカスタイム)を確保してくれる。1週間に20時間ものフォーカスタイムを捻出できるチームもあるという。将来的には課金する予定だが、現在は無料で利用可能。Lyft、Latticeなどを顧客に持ち、今回Slack Fundも出資している。

2016年創業、本社はサンフランシスコ。Greylock Partners等から今回調達した$11Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

4.「コラボレーションツール」Slack Technologies

[SaaS/コラボレーション] Slack Technologies
$3B

チームでの共同作業を効率化してくれるコラボレーションツール。

メッセージやアプリ、ファイルなどを一元管理できるコラボレーションプラットフォーム。通話も全てSlack上でやりとりでき、顧客やベンダー、パートナーなど組織横断的な共同作業も可能。DropboxやAsanaなど、1500以上のアプリと連携。日本を含む世界150カ国以上でサービスを提供しており、DAU(Daily Active User)は1000万人を超えるという。また、有料プランを採用する企業は前年比50%増の85,000社。

2009年創業、本社はサンフランシスコ 。今回ニューヨーク証券取引所に上場。IPO初日の時価総額は$19B(今年度Uberに継ぐ評価額)。

5.「A/Bテスト」Optimizely

[SaaS/開発ツール] Optimizely
Series D ($50M) Accenture Ventures, Andreessen Horowitz, Benchmark, Goldman Sachs and Index Ventures

ウェブサイトやモバイルアプリなどのUXを最適化するためのツール。

簡易にA/Bテストを実施できるだけでなく、変更もリアルタイムで反映可能。また、ユーザーの行動データを収集・分析し、リアルタイムで最適なコンテンツを表示(パーソナライズ)してくれる。現在、1日に60億件のイベントを処理するという。Metromile, Lending Clubなどのスタートアップに加え、Fortune100の約1/4を顧客に持つ。創業者のDan Sirokerは大統領選挙でオバマ陣営の分析チームリーダーを務めたことでも有名。

2009年創業、本社はサンフランシスコ。Goldman Sachs等から今回調達した$50Mは、製品開発および海外展開の加速に活用する予定。

 

 

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