今週の注目5社:eスポーツアパレル / 高齢者スマートテック / ARワークプレイス / ゲーム制作 / 超低消費電力チップ

November 7, 2018 by Scrum Funding News

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「eスポーツアパレル」100 Thieves

[Commerce/eSports] 100 Thieves
Series A (NA) Advancit Capital, Aubrey Drake Graham, Green Bay Ventures, Marc Benioff, Scooter Braun, Sequoia Capital, Tao Capital Partners and WndrCo

eSportsチームも持つ、ライフスタイルアパレルブランド。

元プロゲーマーのNadeshotが立ち上げたアパレルブランド。デザインと製造を自社で行っており、これまで4回発売した製品は全て20分以内に売り切れたという人気ぶり。 グラミー賞を受賞した人気歌手のDrakeと、ジャスティン・ビーバーのマネージャーとしても知られ、芸能事務所(SB Project)代表のScooter Braunが今回のSeriesAをリードし、注目を集めている。

2017年創業、本社はロサンゼルス。今回調達した資金は、採用及び、アパレルラインナップの拡大に活用する予定。

2.「高齢者スマートテック」K4Connect

[Service/シニア] K4Connect
Series B ($12M) AXA Venture Partners, Better Ventures, Intel Capital, Revolution Ventures, RGAx, Sierra Ventures, Stonehenge Growth Equity Partners and Traverse Venture Partners

高齢者向けのスマートテックプラットフォーム。

高齢者や身体障害者がスマートホームテクノロジーにアクセスしたり、ビデオチャットやメッセージなどのソーシャル機能も簡単に操作できるプラットフォーム。また、高齢者の健康状態も把握でき、介護者や家族にとってもメリットがある。本プラットフォームを活用することで、老人ホームでは15%の電力を節約でき、高齢者一人当たりのオペレーションコストも毎月$15削減できるという。既に全米で1万3千人以上の高齢者に利用されている。

2013年創業、本社はローリー(ノースカロライナ州)。Intel Capital等から今回調達した$12Mは、引き続きコミュニティーの拡大に活用する予定。

3.「ARワークプレイス」Spatial Systems

[SaaS/AR] Spatial Systems
Seed VC ($8M) Andy Hertzfeld, Garrett Camp, iNovia Capital, Joi Ito, Mark Pincus and Samsung NEXT

AR技術を活用した仮想ワークプレイス。

離れた場所にいても、同じ会議室にいるかのように共同作業をしたり、ブレインストーミングやコンテンツ共有もできるプラットフォーム。HoloLens、MagicLeap、VRなどのヘッドセットだけでなく、PCやモバイルからもミーティングに参加可能。既にFord Xをパイロット顧客として抱えている。Uberの共同創業者Garrett Camp、Zynga創設者のMark Pincusなども出資している。

2016年創業、本社はニューヨーク。Samsung NEXT等から今回調達した$8Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

4.「ゲーム制作」Epic Games

[Game/開発] Epic Games
Private Equity ($1.25B) aXiomatic, ICONIQ Capital, Kleiner Perkins Caufield & Byers, Kohlberg Kravis Roberts & Co., Lightspeed Venture Partners, Smash Ventures and Vulcan Capital

ゲーム制作及び、ゲーム制作用のプラットフォーム。

「Fortnite」「Gears of War」を始めとしたゲームコンテンツの制作や、ゲーム開発者向けのエンジン「Unreal Engine 4(UE4)」を提供している。UE4はゲーム機やPC、モバイル向けだけでなくVR制作にも活用可能。2017年には、Oculus Rift専用のアクションVRゲーム「Robo Recall」もリリースしている。今回、KKR・KPCB・ICONIQ Capitalなどから$1.25Bの大型調達。

1991年創業、本社はケーリー(ノースカロライナ州)。KKR等から今回調達した$1.25Bは、引き続きリアルタイム3D技術の開発に活用する予定。

5.「超低消費電力チップ」Syntiant

[HW/半導体] Syntiant
Series B ($25M) Amazon Alexa Fund, Applied Ventures, Intel Capital, M12, Motorola Solutions Venture Capital and Robert Bosch Venture Capital

超低消費電力のAIチップ。

バッテリー駆動型のエッジデバイス向けに、超低消費かつ高性能なAIチップを開発。Neural Decision Processors(NDP)と呼ばれる技術を活用し、常時接続しているデバイスでもマシンラーニングを活用可能。音声、センサー、画像などを取り扱うタスクに最適で、スマホやスマートスピーカー、ドローン、ウェアラブルデバイスなどでの活用が見込まれている。

2017年創業、本社はアーバイン(カリフォルニア州)。M12(Microsoft)等から今回調達した$25Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

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