今週の注目5社:デジタル禁煙 / 大学生版LinkedIn / ロボットピザ / スポーツニュース / サイバーセキュリティ

November 12, 2018 by Scrum Funding News
TAG:

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「デジタル禁煙」Pivot

[Service/ヘルスケア] Pivot
Series B ($24.7M) Johnson & Johnson Innovation and Khosla Ventures

デジタルツールと行動科学を組み合わせた禁煙プログラム。

FDA認可を取得した一酸化炭素ブレスセンサーや、アプリを使用した一年間のデジタル禁煙プログラム。センサーで患者の息を測定し、アプリのダッシュボード上で改善ポイントなどを表示しモチベーションを高めてくれる。また、専門家から厳格なトレーニングを受けたパーソナルコーチのアドバイスも初日から利用できる。喫煙者は米国で4,000万人、世界中に10億人いると言われており、事業展開を加速する予定。

2015年創業、本社はレッドウッドシティー(カリフォルニア州)。Johnson&Johnson Innovation等から今回調達した$24.7Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

2.「大学生版LinkedIn」Handshake

[Service/採用] Handshake
Series C ($40M) Chan Zuckerberg Initiative, EQT Ventures, Kleiner Perkins Caufield & Byers, KPCB Edge, Lightspeed Venture Partners, Omidyar Network, Reach Capital, Spark Capital and True Ventures

大学生・大学院生向けのLinkedIn。

登録している学生は、インターン先を検索したり、キャンパス内で行われる企業イベントや興味のある企業とのネットワーキングなどに活用できる。既に700以上の大学のキャリアセンターが採用しており、ユーザー数は1400万人にのぼる。また、Fortune500の企業を含む30万以上の企業が採用に活用している。Chan Zuckerberg Initiativeをはじめ、教育分野への投資に積極的な投資家が名を連ねている。

2014年創業、本社はサンフランシスコ。EQT Ventures等から今回調達した$40Mは、ヨーロッパへの展開に活用する予定。

3.「ロボットピザ」Zume Pizza

[Commerce/フード] Zume Pizza
Series C ($375M) SoftBank Group

ロボットを活用したピザの調理・宅配サービス。

トラック(特許取得済)内の移動式オーブン(モバイルキッチン)でピザを焼き上げて宅配するため、熱々のピザを提供可能。6月にはロボットアームを使用した全自動のピザキッチンも公表し、注目されているフードテック企業。今後は本技術を活用し、ピザ以外の分野にも進出予定。評価額は$1.5Bとも言われており、ユニコーン企業の仲間入り。

2015年創業、本社はマウンテンビュー(カリフォルニア州)。SoftBank Groupから今回調達した$375Mは、引き続き採用及び、サービスの拡大に活用する予定。

4.「スポーツニュース」The Athletic

[Content/スポーツ] The Athletic
Series C-II ($40M) Advancit Capital, Amasia, Bertelsmann Digital Media Investments, Comcast Ventures, Courtside Ventures, Evolution Media, Founders Fund, Luminari Capital, The Chernin Group and Y Combinator

スポーツニュースのサブスクリプションサービス。

コアなスポーツファンをターゲットとし、無料コンテンツでは読めない深い洞察やストーリ性のあるコンテンツを提供。広告は一切掲載せず、有能なスポーツジャーナリストを抱えることで、質の高い記事を実現。1年間の講読料は、$60(学生の場合は半額)。ローンチから2年で10万人の有料会員(34歳以下が60%)を持ち、リテンション率は90%という。2016年のY Combinatorに参加しており、現在の評価額は$200M。

2016年創業、本社はサンフランシスコ。Founders Fund等から今回調達した$40Mは、音声や動画コンテンツの開発に活用する予定。

5.「サイバーセキュリティ」Shape Security

[Enterprise/セキュリティ] Shape Security
Series E ($26M) AllegisCyber, Baseline Ventures, Epic Ventures, Focus Ventures, JetBlue Technology Ventures, Kleiner Perkins Caufield & Byers, Norwest Venture Partners, Raging Capital Management, SingTel Innov8, TomorrowVentures and Venrock

人工知能を活用したサイバーセキュリティサービス。

人工知能を利用して、通常の顧客とハッカーを区別することで、サイバー攻撃からウェブやモバイルアプリケーションを保護してくれる。毎日5億件以上の新しいトランザクションを処理し、1億5000万回のログインを保護しているという。Wells FargoやJetBlueなど、既にFortune500の消費者ブランドの5分の1にサービスを提供している。創業者の1人Sumit Agarwalは、元Googleの社員で国防長官副補佐官を務めた経歴を持つ。

2011年創業、本社はマウンテンビュー(カリフォルニア州)。Norwest Venture Partners等から今回調達した$26Mは、海外展開に活用する予定。

最先端の技術調査、市場調査、戦略コンサルティングを行っています

スクラムベンチャーズは、年間1000社超の企業調査の実績をもとに、企業のご要望に合わせてコンサルティングやリサーチを行っています。