今週の注目5社:AI親友 / 子供専用Uber / ブログ向けSNS / 火星ロケット / イベントポータル

December 11, 2017 今週の注目スタートアップ

1.「AI親友」Replika

2017-12-1101

[App/AI] Replika
Series A-II ($6.5M) Khosla Ventures, Phil Libin, Richard Socher and Sherpa Capital

自分の分身のようにパーソナライズされたチャットボット。

自分が送ったメッセージをもとに、AIが話し方や性格などを分析・学習し、デジタルな分身を作ってくれる。チャットで対話を重ねれば重ねるほど学習し、最終的には親友のような存在に育っていくとのこと。ライフログの様な機能も備わっており、Replikaと話すことで自分について振り返ることができる。既に150万人のウェイトリストを獲得しているとのこと。

2014年創業、本社はサンフランシスコ。Khosla Ventures等から今回調達した$6.5Mは、新たなユーザーの獲得及び、引き続き開発費用に活用する予定。

2.「子供専用Uber」HopSkipDrive

hopskipdrive

[App/交通] HopSkipDrive
Series B ($7.4M) FirstMark Capital, Student Transportation and Upfront Ventures

多忙な保護者に代わって子供を送迎するサービス。

自動車で家まで子供を迎えに来てくれるオンデマンドサービス。安全性を特に重視しており、CareDriversと呼ばれる送迎ドライバーになるには、5年以上の育児経験など、15項目の厳しい条件を満たす必要がある。更に乗車中も、リアルタイムで追跡・監視している。料金は一家族16ドル、相乗りの場合は7ドルから。既にロサンゼルス、オレンジカウンティ、ベイエリアの2,500以上の学校や、200以上の私立・公立・チャータースクール・非営利団体と提携済み。

3人のワーキングマザーによって2014年に創業、本社はロサンゼルス。Student Transportation等から今回調達した$7.4Mは、新規マーケットの開拓に活用する予定。

3.「ブログ向けSNS」Spot.IM

2017-12-1105

[Marketing/ソーシャル] Spot.IM
Series C ($25M) AltaIR Capital, Insight Venture Partners and Norma Investments

ブログやホームページにSNS機能を簡易に実装できるサービス。

与えられたコードを貼り付けるだけで、リアルタイムのコメント機能、ユーザーレビュー、フォロワー機能、モバイルSDKなどのソーシャルネットワークと同様のツールや機能を自社のサイト等に実装できる。SNS機能によって訪問者のサイトでの滞在期間を長くできるため広告収入を増加させることができる。NBCやHuffPost、Engadgetをクライアントに持ち、トップ7割のオンラインメディアに導入されているとのこと。ロシアの大富豪、アブラモビッチ氏も投資していることで注目を集めている。

2012年創業、本社はニューヨーク。Insight Venture Partners等から今回調達した$25Mは、採用及び海外展開に活用する予定。

4.「火星ロケット」SpaceX

2017-12-1102

[HW/宇宙] SpaceX
Series E-II ($100M) Founders Fund, Undisclosed Investors and Valor Equity Partners

火星移住を目指すイーロンマスクのロケット事業。

これまでスペースXの商用ロケット「Falcon 9(ファルコン9)」は、2010年の初打ち上げ以来、およそ40回の打ち上げを行っている。直近の発表では、2022年にNASAとは別に独自で火星への物資輸送ミッションを、2024年には火星へ有人探査ミッションを実施する予定とのこと。21世紀の半ばには火星に都市を築くという壮大なミッションを掲げている。アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏もBlue Originという民間ロケット会社を起業しており、宇宙ビジネスからますます目が離せない。

2002年創業、本社はロサンゼルス。Founders Fund等から今回調達した$100Mは、引き続き開発に活用する予定。これまでの調達額は、$1.6B。

5.「イベントポータル」Meetup

2017-12-1103

[Service/ソーシャル] Meetup
NA by WeWork

共通の趣味・関心を持つ人びとが、オンラインでグループを作れるプラットフォーム。

100カ国以上で毎日15,000以上のイベントがMeetupを通じて主に週末に開催されている。今回、コワーキングスペースの大手であるWeWorkによって買収された。17カ国1,000万平方フィートあるWeWorkのコワーキングスペースは、主に平日使われており、Meetupを通じたオフラインの会合をWeWorkのスペースを活用して開催することで双方にとってシナジーがうまれるとのこと。

2002年創業、本社はニューヨーク。

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