今週の注目5社:女子バスケ3×3 / AI補聴器付きメガネ / 皮膚組織延命 / 金属燃料クリーンエネルギー / 農場栄養素測定センサー

September 8, 2026 Article-Show on Top-ja 今週の注目スタートアップ

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。

1.「女子バスケ3×3」Unrivaled

日本語読み:アンライバルド
カテゴリ:Contents/スポーツ
ラウンド:Series C ($106M)
主な投資家:UC Investments, Alex Morgan, Ashton Kutcher, Bessemer Venture Partners, Carmelo Anthony, Dan Rosensweig, Gino Auriemma, Jenny Just, Trae Young, Trybe Ventures

3×3のプロ女子バスケットボールリーグ。

一般的なハーフコートの3×3とは異なり、少し小さくしたフルコートで行うプロ女子バスケットボールリーグを運営するスポーツテックスタートアップ。ハイペースで高得点が生まれる試合展開だけでなく、WNBAのオフシーズンに開催することでトップ選手たちにオフシーズンの高水準な報酬やプレー環境を提供する。WNBAのスター選手であるブレアナ・ステュアートとナフィーサ・コリアーが創設したことでも注目されている。今回の資金調達によるバリュエーションは6億5000万ドル。

2023年創業、本社はマイアミ。UC Investments等から今回調達した$106Mは、サービスの拡大に活用する予定。

2.「AI補聴器付きメガネ」Legato

日本語読み:レガト
カテゴリ:HW/ウェアラブル
ラウンド:Series A ($12M)
主な投資家:Listen Ventures, Neotribe Ventures, Village Global

AIを搭載した補聴器付きメガネ。

軽度から中等度の難聴を抱えるユーザー向けに、AIを搭載したスタイリッシュな補聴器付きメガネ「Legato Frames」を開発するメディカルテックスタートアップ。「SpeechSense AI」と呼ばれる独自のAI技術をメガネのフレームに埋め込み、背景の雑音と会話の音声をリアルタイムに分離して音声のみを増幅することで、レストランやオフィスなどの騒がしい場所でも会話がより明瞭に聞こえるようになるという。2026年後半に発売予定。

2024年創業、本社はボストン。Neotribe Ventures等から今回調達した$12Mは、製品開発およびマーケティングに活用する予定。

3.「皮膚組織延命」Outer Bio

日本語読み:アウターバイオ
カテゴリ:Biotechnology/スキンケア
ラウンド:Series B ($23M)
主な投資家:Hawktail, Initialized Capital Management, Lightspeed, Liquid 2 Ventures, SV Angel, Sozo Ventures, Third Kind Venture Capital, Wing

人の皮膚組織を延命するプラットフォーム。

術後に廃棄される人の皮膚組織を、体外で最大30日間(4週間)生存した状態で維持する技術を開発するバイオテックスタートアップ。摘出された皮膚は通常1週間ほどで死滅するが、独自の技術で機能を保持したまま約4週間延命することが可能という。企業は「YUNA」と呼ばれるプラットフォームを活用し、新薬や新たな有効成分を配合したスキンケア製品の研究・開発を進めることが可能。今回の資金調達を機に、ステルスモードを脱却。レディー・ガガのパートナーが創業したことでも注目されている。

2020年創業、本社はマサチューセッツ州モールデン。Initialized Capital Management等から今回調達した$23Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

4.「金属燃料クリーンエネルギー」Voya Energy

日本語読み:ボヤエナジー
カテゴリ:HW/エネルギー
ラウンド:Series A ($35M)
主な投資家:Energy Impact Partners, Founders Fund, John Doerr, MANTIS Venture Capital, Overmatch Ventures, Seven Stars, StepStone

アルミニウムを燃料としたクリーンエネルギー。

低品位のスクラップアルミニウムを燃料としたモジュール式の小型発電機を開発するクリーンテックスタートアップ。コンパクトかつ高密度なアルミニウム製の燃料ペレットと独自開発した電気化学発電機を組み合わせることで、標準的な20フィートコンテナから最大2メガワットの電力を供給可能という。また、産業用に再利用可能な水酸化アルミニウム粉末を生成するだけで、温室効果ガスなどの大気汚染物質を排出しないため、クリーンなバックアップ電源として期待されている。

2025年創業、本社はカリフォルニア州ヘイワード。Energy Impact Partners等から今回調達した$35Mは、製造設備の拡大に活用する予定。

5.「農場栄養素測定センサー」TerraBlaster

日本語読み:テラブラスター
カテゴリ:HW/農業
ラウンド:Seed VC ($12.5M)
主な投資家:Ulu Ventures, Ag Startup Engine, Artesian VC, Bidra Innovation Ventures, Builders Vision, GrainInnovate, Khosla Ventures, Plug and Play, Reservoir, Sunna Ventures, Trailhead Capital

農場の栄養素をリアルタイムに測定するセンサー。

牽引式の装置で、圃場内を時速最大6マイル(約9.6km)で走行しながら土壌栄養素をリアルタイムに測定するセンサーを開発するアグリテックスタートアップ。NASAの火星土壌分析のために開発された技術で、数分以内に窒素やリン酸、カリウム、pH度をはじめとした、作物の生育に影響を与える土壌の栄養素を正確にマッピングしてくれる。従来のスポットで実施するサンプリング手法とは異なり、必要な箇所に正確に肥料を撒くことができるため、コスト削減が可能。

2024年創業、本社はカリフォルニア州レッドウッドシティ。Ulu Ventures等から今回調達した$12.5Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

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