今週の注目5社:バーチャル受付 / 航空機用水素燃料 / オンライン大学 / 公共料金可視化SaaS / Z世代向けスポーツメディア

May 3, 2021 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「バーチャル受付」Virdee

[SaaS/受付] Virdee
Seed VC ($2M) Silverton Partners, LiveOak Venture Partners, and DJR Advisors

コンタクトレスのバーチャル受付プラットフォーム。

ホテルやアパート、オフィス、商業施設、医療機関向けにデジタルチェックイン及びバーチャルコンシェルジュサービスを提供。ゲストはアプリとキオスク端末を通じて、チェックイン/チェックアウト、ID検証、決済サービスなどを受けられる。24時間年中無休のリモートサポートもあり、非接触のデジタルチェックインを推進。主要なドアロックシステムや不動産管理システムとも統合可能。

2020年創業、本社はオースティン(テキサス州)。Silverton Partners等から今回調達した$2Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。

2.「航空機用水素燃料」Universal Hydrogen

[HW/水素] Universal Hydrogen
Series A ($20.5M) Sojitz Corporation, Plug Power, Global Founders Capital, Coatue Management, Playground Global, Airbus Ventures, Toyota AI Ventures, Future Shape, and Fortescue

水素燃料航空機の開発。

水素燃料を搭載した航空機および、航空機用水素燃料のサプライチェーン開発。現在、既存の40〜60人乗りのリージョナルジェットに水素燃料電池のパワートレインを後付けするための変換キットを開発中。また、新たなパイプラインの建設や貯蔵施設などを必要とせず、既存の物流ネットワークを介して輸送可能なモジュラー式の水素燃料カプセルも開発。2025年までに最初の商用機の飛行を計画しているという。

2020年創業、本社はロサンゼルス。Airbus Ventures等から今回調達した$20.5Mは、チームの拡大および技術開発に活用する予定。

3.「オンライン大学」Outlier

[Service/教育] Outlier
Series B ($30M) Google Ventures, Harrison Metal, Gaingels, GSV Ventures, and Unusual Ventures

オンラインで受講できる大学の授業。

トップ大学の優秀な教授がインストラクターを務めるオンライン授業。高品質の動画に加え、アクティブラーニングベースのデジタルテキストやチューターによるオンライン指導も提供。現在、微分積分・心理学・天文学・統計・ミクロ経済学・哲学など6つの入門クラスが用意されており、2022年までに14クラスに拡大予定。価格は1クラスあたり$400と、従来の大学の授業料の約6分の1。ピッツバーグ大学と提携しており、本クラスを修了すると実際に大学の単位も取得できるという。

MasterClassの共同創業者が2019年に創業、本社はブルックリン(ニューヨーク州)。Google Ventures等から今回調達した$30Mは、製品開発に活用する予定。

4.「公共料金可視化SaaS」PowerX

[SaaS/ユーティリティ] PowerX
Seed VC ($4M) Y Combinator, Antler, and Spring Tide Capital

家庭用の公共料金(電気・水道・ガス)の可視化プラットフォーム。

電気・水道・ガスの使用状況を可視化するスマートホームソリューション。後付けのセンサーデバイスを通じて、毎秒100万回以上収集したデータをAIで分析し最適化することで、コストおよび二酸化炭素排出量を削減可能。同社のサービスを導入すると、年間を通じて平均数百ドルの光熱費を節約できるという。また、電気の消し忘れや電化製品の故障、水漏れ等をアプリで通知してくれる。デバイスの価格は1台$199〜。2021年の終わりまでに1万戸の住宅への設置を目指す。

2019年創業、本社はブルックリン(ニューヨーク州)。Spring Tide Capital等から今回調達した$4Mは、製品開発およびチームの拡大に活用する予定。

5.「Z世代向けスポーツメディア」Overtime Sports

[Contents/スポーツ] Overtime Sports
Series C ($80M) Bezos Expeditions, Morgan Stanley, Undisclosed Angel Investors, Sapphire Ventures, Dentsu Ventures, Drake, Klay Thompson, Concrete Rose Capital, Black Capital, LightShed Ventures, Pau Gasol, Intersect Capital, Trae Young, Chiney Ogwumike, Devin Booker, Bakari Sellers, and Lonzo Ball

Z世代向けのスポーツメディアプラットフォーム。

Z世代を含む若年層のスポーツファン向けに、主に高校スポーツに関するオリジナルの動画コンテンツを制作。InstagramやYouTube、Snapchatなど様々なソーシャルメディアを通じて動画を配信。SNSのフォロワー数は約5,000万人を超え、動画はこれまでに月間17億回以上再生されているという。今後は新規事業としてトップレベルの高校生を対象にしたバスケットボールリーグ「Overtime Elite(OTE)」を創設予定。

2016年創業、本社はブルックリン(ニューヨーク州)。Bezos Expeditions等から今回調達した$80Mは、新たなバスケットボールリーグの創設に活用する予定。

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