今週の注目5社:パワーアシストスーツ / 体重管理アプリ / AI住宅デザイン / 企業向け分割払い / 宇宙観測インフラ

June 9, 2026 Article-Show on Top-ja 今週の注目スタートアップ

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。

1.「パワーアシストスーツ」Verve Motion

日本語読み:ヴァーヴモーション
カテゴリ:HW/ロボット
ラウンド:Series B-III ($12.75M)
主な投資家:Construct Capital, Founder Collective, Safar Partners

荷物を持ち上げる作業負荷を軽減するパワーアシストスーツ。

「SafeLift」と呼ばれるパワーアシストスーツを開発するロボットテックスタートアップ。軽量で30秒以内に装着可能なだけでなく、センサーでユーザーの動きをリアルタイムに検知し、作業員が荷物を持ち上げる際には電動アシスト機能で最大40%の重量を軽減することが可能。作業負荷を抑えることで腰痛をはじめとする作業員の怪我のリスクも大幅に軽減できるという。2020年にHarvard大学からスピンオフした注目スタートアップ。

2020年創業、本社はマサチューセッツ州ケンブリッジ。Construct Capital等から今回調達した$12.75Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

2.「体重管理アプリ」Signos

日本語読み:シグノス
カテゴリ:App/ヘルスケア
ラウンド:Series C ($20M)
主な投資家:Blue Cross and Blue Shield of Alabama, Dexcom Ventures, GV

健康維持のための体重管理アプリ。

FDA認可済みの「持続グルコースモニタリング(CGM)」を用いた体重管理アプリを開発するヘルスケアテックスタートアップ。AIを活用して体重の変化に影響を及ぼす血糖値の急上昇(スパイク)を検知し、食生活の改善や運動・睡眠のタイミング、ストレスの軽減など、血糖値を安定させるために必要となるパーソナライズされたアドバイスを提示してくれる仕組み。アプリ内で栄養士とチャットで相談する機能も提供。価格は月額127ドル〜。

2018年創業、本社はカリフォルニア州バーリンゲーム。GV等から今回調達した$20Mは、サービスの拡大に活用する予定。

3.「AI住宅デザイン」Drafted

日本語読み:ドラフテッド
カテゴリ:SaaS/ホーム
ラウンド:Seed VC ($16M)
主な投資家:Ben Silbermann, Buckley Ventures, Ryan Tedder, Y Combinator

AIを活用した住宅デザイン(設計)プラットフォーム。

AIを活用し、注文住宅の間取り図および外観を生成するプラットフォームを開発するホームテックスタートアップ。敷地面積や建築面積、部屋数などの希望する詳細情報を入力するだけで、間取り図や3Dの外観が瞬時に生成される仕組み。デザインを微調整する機能も提供。すでに12万人以上のユーザーが32万件以上の住宅デザインを作成しているという。Y Combinatorが主催する2026年春のバッチにも参加した注目スタートアップ。

2025年創業、本社はサンフランシスコ。Y Combinator等から今回調達した$16Mは、引き続き製品開発に活用する予定。

4.「企業向け分割払い」Capchase

日本語読み:キャップチェイス
カテゴリ:Service/金融
ラウンド:Series C ($200M)
主な投資家:01 Advisors, Bling Capital, Caffeinated Capital, Invesco, SciFi VC, Thomvest Ventures

企業向けの分割払いソリューション。

設備機器メーカーやソフトウェアベンダー、サイバーセキュリティシステムなどの企業が、バイヤー向けに柔軟な分割払いソリューションを提供するプラットフォームを開発するフィンテックスタートアップ。AIを活用して30秒でバイヤーの審査を行い、見積書や発注書の内容を元に、毎月・四半期毎などの複数の分割払いオプションを数分以内に提示することが可能という。Barracuda、Verkadaなどを顧客に持つ。B2B版の「Affirm」とも呼ばれている。

2020年創業、本社はニューヨーク。01 Advisors等から今回調達した$200Mは、海外展開の加速に活用する予定。

5.「宇宙観測インフラ」Observable Space

日本語読み:オブザーバブルスペース
カテゴリ:HW/宇宙
ラウンド:Series A ($90M)
主な投資家:Detroit Venture Partners, Island Green Capital Management, Lux Capital, RTX Ventures, Upfront Ventures, BRV Capital, Fathom Fund, Venrex

宇宙空間および地球の観測インフラプラットフォーム。

レーザー通信および光学センシング技術を活用し、宇宙空間や地球の観測データを提供するプラットフォームを開発するスペーステックスタートアップ。高性能なレーザー通信システムを活用し、軌道上の物体をリアルタイムに追跡しながら宇宙空間の鮮明な画像を撮影することが可能。今回の資金調達に伴い、米宇宙軍との契約締結を公表し、防衛用途向けの移動式光学望遠鏡の製造を加速する予定という。

2025年創業、本社はロサンゼルス。Lux Capital等から今回調達した$90Mは、製造能力の拡大に活用する予定。

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