今週の注目5社:後付け自動運転キット / P2Pファッションレンタル / 予約管理プラットフォーム / クロスプラットフォームゲーム / 分散型クラウドプラットフォーム

November 18, 2019 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「後付け自動運転キット」Ghost Locomotion

[HW/モビリティ] Ghost Locomotion
Series A ($63.7M) Founders Fund, Khosla Ventures and Sutter Hill Ventures

高速道路の走行に特化した自動運転キット。

自家用車に後から取り付けるだけで、高速道路上での自動運転を可能にするキット(ソフト・ハードウェア共に)を開発中。価格は未定だが、TeslaのAutopilotシステム($7,000)より安い見込み。製品は2020年に発売予定。現在、UberやLyftなどの長距離ドライバーにキットを取り付けて高速道路上での実証実験を行なっている。ステルスモードを解除したばかりだが、2019年中に数百台、2020年には数千台規模の運転データを収集する模様。

2017年創業、本社はマウンテンビュー(カリフォルニア州)。Founders Fund等から今回調達した$63.7Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

2.「P2Pファッションレンタル」Wardrobe

[Marketplace/ファッション] Wardrobe
Seed VC ($1.5M) Cyan Banister, Founders Fund, Ground Up Ventures, Ludlow Ventures, Maschmeyer Group Ventures, Secocha Ventures and Shrug Capital

エリア限定のP2P洋服レンタルサービス。

個人のクローゼットに眠る洋服を貸し借りできるアプリ。レンタル価格は出品者が決められるが、期間は最低1週間〜。特徴は、“Wardrobe Hubs”と呼ばれるクリーニング店やラウンドリーを保管・ピックアップのハブとして活用することで、洋服を常に清潔に保つことが可能。また「マンハッタン・ブルックリン」とエリアを限定することで顧客の手元に届くリードタイムも短縮(前日16時までに注文すれば、翌日朝10時)できる。

2018年創業、本社はブルックリン。Founders Fund等から今回調達した$1.5Mは、サービスの拡大に活用する予定。

3.「予約管理プラットフォーム」Boulevard

[SaaS/アポイント] Boulevard
Series A ($11M) Bonfire Ventures, BoxGroup, Index Ventures, Ludlow Ventures and Luma Launch

サロンやスパ向けのオペレーション管理ソフト。

顧客からの予約やメッセージでのコミュニケーション、スタイリストへの給与支払、関連商品の在庫管理などを一括管理できるプラットフォーム。顧客毎に異なる利用サービス・金額、訪問頻度などの顧客データを蓄積・分析することで、パーソナライズされたサービス提案が可能。利用するサロンでは、予約が16%増、関連商品の販売が18%増、無断キャンセルが81%減少しているという。創業3年足らずだが、本プラットフォームを通じた顧客売上は$100M以上。

2016年創業、本社はロサンゼルス。Index Ventures等から今回調達した$11Mは、チームの拡大に活用する予定。

4.「クロスプラットフォームゲーム」Super Evil Megacorp

[Game/モバイル] Super Evil Megacorp
Series E ($10.5M) Andreessen Horowitz

モバイル及びPC向けゲームの開発。

e-Sportsの大会などでも利用されるMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)で有名な「Vainglory」を展開。これまで4500万人以上のユーザーを抱えていたが、調達時に「Vainglory」の運営権およびパブリッシングの権利をRogue Gamesに譲渡し、今後は2020年にリリース予定の新プロジェクト「PROJECT SPELLFIRE」に注力することを発表。

2012年創業、本社はサンマテオ(カリフォルニア州)。Andreessen Horowitz等から今回調達した$10.5Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

5.「分散型クラウドプラットフォーム」Volterra

[Enterprise/分散型クラウド] Volterra
Series A-II ($25M) ITOCHU Technology Ventures, Khosla Ventures, M12, Mayfield Fund and Samsung NEXT

マルチクラウド/エッジ環境を統合する分散型クラウドプラットフォーム。

マルチクラウド/エッジ環境を統合するための「VoltStack」「VoltMesh」、運用管理インターフェースとしての「Volterra Console」と、分散型クラウドプラットフォームを実現させるための3つのSaaSプラットフォームを発表。2年間のステルスモードを解除したばかりだが、既に顧客は30社以上という。現在PoCを実施中で、一般への提供は2020年春頃になる模様。日本からは伊藤忠が出資。

2017年創業、本社はサンタクララ(カリフォルニア州)。Khosla Ventures等から今回調達した$25Mは、海外展開の加速に活用する予定。

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