今週の注目5社:パーソナライズウォーター / 超小型衛星 / 小売店員マーケットプレイス / 体験IoT店舗 / バイクシェア

February 5, 2019 by Scrum Funding News

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「パーソナライズウォーター」Bevi

[HW/フード] Bevi
Series C ($35.5M) Bessemer Venture Partners, Horizons Ventures, Tamarisc and Trinity Ventures

ドリンクをパーソナライズできるスマートウォーターディスペンサー。

操作はタッチパネル式で、気分に応じてフレーバーを自分好みにカスタマイズできる。水だけでなく炭酸水も作ってくれる。オフィス用と自宅用(キッチン用)の2タイプがあり、既にオフィス、ホテル、ジム、大学、および医療施設などで導入されている。また、マシンは常時インターネットに接続されており、補充やメンテナンスなどが必要な場合は自動で手配してくれる。昨年8月にペプシコがSodastreamを$3.2Bで買収しており、ますます目が離せない。

2013年創業、本社はボストン。Bessemer Venture Partners等から今回調達した$35.5Mは、アメリカとカナダでの販売拡大、ブランド認知度の向上に活用する予定。

2.「超小型衛星」Swarm Technologies

[Service/衛星ネットワーク] Swarm Technologies
Series A ($25M) 4DX Ventures, Craft Ventures, NJF Capital, Sky Dayton and Social Capital

手のひらサイズの超小型衛星の開発。

「SpaceBEES」と呼ばれる衛星は、縦・横の長さが約10cm、高さが約2.5cmの超小型サイズ。低軌道の通信衛星ネットワークを構築することで、IoT向けに安価な衛星ネットワークサービスを提供可能という。例えば、農場や荒野などの広大なエリアの監視や基礎データの収集などが安価に実現できる。既に、7基の衛星の打ち上げを成功させており、今後18ヶ月で更に約150基の衛星を打ち上げ、衛星ネットワークを拡大する予定。

2016年創業、本社はパロアルト(カリフォルニア州)。Craft Ventures等から今回調達した$25Mは、引き続き衛星の開発・打ち上げに活用する予定。

3.「小売店員マーケットプレイス」Jyve

[Marketplace/人材] Jyve
Series A ($35M) Crosscut Ventures, Ridge Ventures, SignalFire

小売店舗の作業に特化した人材マーケットプレイス。

小売店舗の商品補充や在庫管理など、リテール業界に特化したオンデマンド人材プラットフォーム。特徴は、管理者や店舗向けにアプリに組み込まれた作業品質レビューシステム。管理者は、作業員が各ステップで撮影した写真やコメントを確認することで、作業進捗をリアルタイムでトラッキング可能。また、Jyveが提供する独自のマシンビジョンアルゴリズムも活用することで、作業の評価やフィードバックをアプリ内で共有できる。既に6,000人の作業員が全米4,000店舗で業務を遂行しているという。

2015年創業、本社はサンフランシスコ。SignalFire等から今回調達した$35Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

4.「体験IoT店舗」b8ta

[Commerce/電化製品] b8ta
Series B-II ($3.6M) Khosla Ventures

最新のIoT製品などを実際に体験できる小売店舗。

様々なテック系のスタートアップが「売り場を共有(出店)」することで、最新の電化製品やIoT製品をショーケースできる新しい体験型の小売店舗。スタートアップに対し、売り場だけでなく、在庫管理や販売データ、スタッフなどバックオフィスサービスも提供。サービスローンチ後の2年間で全米に9つの旗艦店と70のショップインショップをオープンしている。2018年には、大手百貨店「Macy’s」との提携を発表。Macy’sは、自社の体験型小売ショップである「The Market」を強化するという。

2015年創業、本社はサンフランシスコ。Khosla Ventures等から今回調達した$3.6Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

5.「バイクシェア」Wheels

[Service/モビリティ] Wheels
Seed VC ($37M) 3L Capital, Bullpen Capital, Crosscut Ventures, Naval Ravikant, Tenaya Capital and Undisclosed Investors

電気自転車のシェアリングサービス。

交換可能な部品と、取り外し可能なバッテリーを搭載した電気自転車を開発。モジュール式のデザインのため、リアルタイムでメンテナンスが可能。また、内蔵のBluetoothスピーカーで音楽を再生したり、Podcastを聴いたりできるだけでなく、携帯電話も充電できるという。現在、サンディエゴでシェアリングサービスを提供開始。昨年、ソフトバンクビジョンファンドから巨額の資金調達をした「犬の散歩代行アプリ」Wagの元創業者が立ち上げたことでも注目を集めている。

2018年創業、本社はカリフォルニア州。Bullpen Capital等から今回調達した$37Mは、引き続きサービスエリアの拡大に活用する予定。

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