今週の注目5社:パーソナルローン / 自動運転トラック / レジなし精算 / ロボットタクシー / 脳卒中AI

July 31, 2018 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「パーソナルローン」LoanSnap

[Service/フィンテック] LoanSnap
Series A ($8M) Baseline Ventures, Core Innovation Capital, Liquid 2 Ventures, OVO Fund, Transmedia Capital, True Ventures and Virgin Group

AIを活用したスマートローンアプリ。

AIを使ってユーザーの財務状況(クレジットカードの負債や住宅ローンなど)を数秒で分析し、パーソナライズされたローンオプションを提示してくれる。提示されるオプションは「クレジットカードの未払を完済することで、月額580ドルを節約」など具体的な内容。ユーザーはアプリをダウンロード後、運転免許証・住所・社会保障番号の下4桁などの個人情報に加え、いくつかの質問へ回答するだけですぐに利用できる。

2018年創業、本社はサンフランシスコ。True Ventures等から今回調達した$8Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

2.「自動運転トラック」Embark Trucks

[Enterprise/自動運転] Embark Trucks
Series B ($30M) Sequoia Capital

高速道路に特化した自動運転トラック。

補助ドライバーが、物流拠点から高速道路までの運転を担当し、高速道路で自動運転に切り替える仕組み。物流企業にとっては、限られた人員を効率的に配置し、コスト効率のよい長距離輸送を実現可能。2018年2月には、ロサンゼルスからフロリダまでの公道テストを成功させている。現在トラックは5台のみだが、100台まで拡大する予定。

2016年創業、本社はサンフランシスコ。Sequoia Capital等から今回調達した$30Mは、トラックの増産に活用する予定。

3.「レジなし精算」Standard Cognition

[SaaS/リテール] Standard Cognition
Seed VC-II ($5.5M) CRV

AIを活用したレジなし精算システム。

画像認識技術を活用し、顧客が店内でどの商品をピックアップしたかをリアルタイムで認識・トラッキングしてくれる。顧客は商品を持ってレジ前に行くと、購入した商品と合計額が画面に表示され、「Purchase(購入)」ボタンを押すだけで自動的に精算される。既にシステムは構築されており、現在提携先への導入ステップに入っているとのこと。レジなし精算システムではAmazon Goが有名だが、どこまで対抗できるか楽しみなスタートアップ。

2017年創業、本社はサンフランシスコ。CRV等から今回調達した$5.5Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

4.「ロボットタクシー」Zoox

[HW/自動運転] Zoox
Series B ($500M) Blackbird Ventures, DFJ, Lux Capital, Mike Cannon-Brookes and Thomas Tull

自動運転のロボットタクシー。

これまで公開情報が少なかったスタートアップだが、サイズや形はミニクーパー程度の模様。内部はハンドルやダッシュボードはなく、4人乗りで2つのシートが互いに向かい合うスタイル。2020年にリリース予定。また、ユニークな点は、単なる自動運転車の開発だけでなく、タクシーというオンデマンドのライドサービスの提供を目指している所。現在の評価額は$3.2Bとも言われている。

2014年創業、本社はフォスターシティ(カリフォルニア州)、現在の従業員は500名。Blackbird Ventures等から今回調達した$500Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

5.「脳卒中AI」Viz.ai

[SaaS/メディカル] Viz.ai
Series A ($21M) Google Ventures and Kleiner Perkins Caufield & Byers

AIを活用した画像診断プラットフォーム。

「VIZ LVO」と呼ばれるアプリは、脳卒中患者のCTスキャン画像をAIを活用して診断してくれる。また、血管の閉塞などを発見したら、脳神経科医のスマートフォンに写真の確認依頼のアラートを6分以内(従来の10分の1のスピード)に送ってくれるため、治療開始までの時間も短縮することができる。米食品医薬品局(FDA)から臨床利用の認可も得ており、現在注目のスタートアップ。

2016年創業、本社はサンフランシスコ。KPCB等から今回調達した$21Mは、市場及び製品拡大に活用する予定。

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