今週の注目5社:AI個人確認 / ビットコイン取引所 / 政治メディア / オンデマンド車修理 / 簡易サイト公開

August 21, 2017 by Scrum Funding News
TAG:

1.「AI個人確認」Socure

socure

[Saas/セキュリティ] Socure
Series B ($13.9M) Commerce Ventures, Flint Capital, Santander InnoVentures, Two Sigma Ventures and Work-Bench

AIを活用し様々なデータを分析する個人確認サービス。

ソーシャルメディアや一般のウェブサイト、電話やメールなどの400以上にも及ぶ個人情報を収集・統合。機械学習による予測分析を用いて、対象個人が本人である確率を見積もる。これによりデータ収集や、確認作業などの個人認証にかけていた作業を自動化でき、また公的な個人情報が限られている顧客(クレジットスコアを持たない外国人など)の確認プロセスにも適用可能という。すでに大手金融会社がサービスを利用中で、顧客にはトップ5の米国の銀行、トップ10の米国クレジットカード発行会社を含む。

2012年創業、本社はニューヨーク。今回Santander Innoventures Fund等から調達した$13.9Mは、営業とカスタマーサポートの拡大のために活用する予定。

2.「ビットコイン取引所」Coinbase

Coinbase

[Service/金融] Coinbase
Series D ($100M) Battery Ventures, Draper Associates, Greylock Partners, Institutional Venture Partners, Section 32 and Spark Capital

世界最大級のビットコイン取引所。

ビットコインオンライン取引所の運営および既存金融システムとの統合用APIを提供。デジタル通貨であるビットコインを通じ、法人・個人がより簡単に売買取引ができるようにすることをミッションとする。利用者は会員登録後、自身の銀行口座やクレジットカードとつなぐことで、ビットコインの売買取引が可能。また、法人向けには、ビットコインによる決済機能を自社システムへ追加するためのAPIを提供しており、簡単な統合作業で既存の決済システムとの連携ができるという。近年の成長が著しく、2017年前半だけで会員数が4倍に増え、$15Bの取引高を記録。これは2016年全体の取引額の5倍に当たる。今回の資金調達ラウンドで企業評価額 $1.6Bをつけ、ユニコーン入りを果たした。

2012年創業、本社はサンフランシスコ。今回Greylock等から調達した$100Mは、カスタマーサポートと技術部門の拡大のために活用する予定。

3.「政治メディア」The Young Turks Network

YTY

[Contents/動画] The Young Turks Network
Series B ($20M) 3L Capital, e.ventures, Greycroft Partners and WndrCo

政治トークショーを中心としたオンライン動画メディア。

政治トークショー『The Young Turks』を筆頭に、映画やスポーツなどを含む30の番組をYoutube等のソーシャルメディアで配信している。MSNBC でキャスターを務めたジェンク・ユーガー氏の下、左寄りのメディアとして注目を集めており、2005年に初番組をYoutubeに投稿以降視聴数を伸ばしてきた。340万人の無料視聴会員、3万人有料視聴会員を持ち、毎月200万の視聴数を記録。視聴料は毎月$10から。

2005年創業、本社はロサンゼルス。今回Greycroft Partners等から調達した$20Mは、編集部とビジネス部門の人員を2倍の200人に拡大するために活用する予定。

4.「オンデマンド車修理」Cardash

Cardash

[Service/自動車] CarDash
Seed VC ($5.3M) Afore Capital, Felicis Ventures, Index Ventures, NextGen Venture Partners and NextView

オンデマンド即時自動車メンテナンスサービス。

専用のアプリからサービスを申し込むと、自宅やオフィスなどの指定場所まで車を取りに来てくれ、通常当日中にメンテナンスや修理を完了、車を返却してくれる。実際の修理を行うのはCardashと提携済みの地元の自動車修理サービスで、提携の際には通過率15%という厳しい選考を実施。修理サービスと顧客との間に入り、サービスの一定の質を担保することで、自動車修理にありがちな”不信感”の払拭を目指す。現状50社程が社員向けにサービスを利用中で、その大多数がベイエリアのテック企業。顧客にはGoogle、SAP、Yelp等の大手を含む。

2016年創業、本社はカリフォルニア州。Y Combinatorの2017年夏のバッチに参加。

5.「簡易サイト公開」Netlify

netlify

[SaaS/開発ツール] Netlify
Series A ($12M) Andreessen Horowitz, Bloomberg Beta, Designer Fund and Tank Hill Venture Partners

Githubから簡単にウェブサイトを作成・公開できるホスティングツール。

ソースコードをアップロードするか、GitHubなどの開発者支援ツールから連携することで、クリック一つでウェブサイトを構築・配信してくれる。構築、配信、ウェブ上での設置を一括して担ってくれることが特徴で、ソースコードさえあればウェブサイトの作成が可能。作成したウェブサイトはNetlifyのCDN上で設置してくれるため、自社でウェブサーバーを保有する必要がない。基本機能は無料で利用が可能で現在100,000以上の開発者が利用している。有料プランは$45から。顧客には、Facebook、Googleなどのテック企業大手を含む。

2015年創業、本社はサンフランシスコ。今回Andreessen Horowitz等から調達した$12Mは、エコシステム拡大のために活用する予定。

最先端の技術調査、市場調査、戦略コンサルティングを行っています

スクラムベンチャーズは、年間1000社超の企業調査の実績をもとに、企業のご要望に合わせてコンサルティングやリサーチを行っています。