スタートアップ×大企業を超え、地域全体でイノベーションを生む「Hokkaido F Village X(HFX)」による『HFX型クロスイノベーション』〜自治体、大学、スポーツ・エンターテイメント事業者 、VCファンドを横断し、実証から地域実装までを加速
2026年10月22日
スクラムベンチャーズ
スクラムスタジオ株式会社
スクラムベンチャーズとスクラムスタジオ株式会社が運営するグローバル事業共創プログラム「Hokkaido F Village X」(以下、HFX)は、グローバルスタートアップと大企業の連携にとどまらず、自治体、大学、スポーツ・エンターテイメント事業者、VCファンドなど、地域を構成する多様なプレイヤーを巻き込みながら、新たな事業を地域で実装していく『HFX型クロスイノベーション』を推進しています。
HFXが目指すのは、スタートアップと大企業をつなぐだけの従来型のオープンイノベーションではありません。スタートアップが持つ新たな技術、大企業の事業アセットや顧客基盤、自治体が持つ地域とのネットワーク、大学が持つ人材と知見、Fビレッジをはじめとする「リアルな場」、そしてベンチャーキャピタルによるリスクマネー。それぞれ異なる強みを持つプレイヤーを横断的につなぐことで、スタートアップの技術やアイデアを「実証」で終わらせず、「実装」へとつなげる仕組みを構築しています。
HFXでは、このように異なる組織・機能・アセットを掛け合わせ、地域をフィールドに新たな事業や価値を生み出す仕組みを『HFX型クロスイノベーション』と位置づけています。

◆「企業×スタートアップ」から、地域全体を巻き込むイノベーションへ
これまで企業の新規事業開発は、自社内で技術や事業を生み出す「クローズドイノベーション」から、スタートアップや大学など外部の技術・アイデアを取り入れる「オープンイノベーション」へと広がってきました。一方で、スタートアップと企業が出会い、実証実験(PoC)を行うだけでは、必ずしも事業化や社会への実装につながるとは限りません。
新しいサービスを社会に根付かせるためには、技術や事業を持つ企業だけではなく、実際にサービスを利用する地域、自治体、施設、生活者、さらには新しい事業を支える資金や人材まで、多様なプレイヤーを巻き込む必要があります。
HFXでは、企業とスタートアップによる事業共創を起点に、スタートアップ × 大企業 × 自治体 × 大学 × スポーツ・エンターテイメント事業者 × VCファンド を一つのプラットフォーム上で繋いでいます。単に「誰と技術を開発するか」ではなく、「誰と、どこで、どう社会に実装するか」までを設計すること。これが『HFX型クロスイノベーション』です。
◆北海道・Fビレッジを「リアルな実装フィールド」に
HFXの大きな特徴の一つが、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントが運営協力パートナーとして、そして北海道北広島市が自治体パートナーとして参画し、北海道および北海道ボールパークFビレッジという「リアルな場」でのスタートアップによる実証・事業共創を支援していることです。スタジアムや街そのものをイノベーションのフィールドとすることで、机上での検討や限定的な実証実験にとどまらず、実際の利用者や地域社会と接点を持ちながら事業を磨いていくことが可能になります。
実際に第1期採択企業で、高齢者の転倒検知や健康状態の見守りを行うワイヤレスセンシングプラットフォームを開発するPontosenseは、北広島市内の高齢者向け施設にてセンサーを試験的に導入。実証を通じて得られた成果や知見をもとに、今後、市内の他施設への横展開やさらなる普及を目指して取り組みを進めています。その他にも複数の採択企業が、北海道での実証から実装へと取り組みを広げています。
◆大企業のアセットとスタートアップの技術を掛け合わせる
HFXには、ヤマトホールディングス株式会社、株式会社JTB、東急不動産株式会社、株式会社北海道銀行、日本ハム株式会社、北海道ガス株式会社など、多様な事業領域を持つ大企業がパートナー企業として参画しています。各社が持つ具体的な事業テーマや課題を起点に、国内外のスタートアップとの事業共創を推進します。
企業が持つ顧客基盤、販売網、施設、データ、専門人材などと、スタートアップが持つ新しい技術やサービスを掛け合わせることで、アイデアの検証だけではなく、実際の事業として地域に根付くところまでを視野に入れた共創を進めています。
◆VCファンドを接続し、「実証」の先の成長を支える
クロスイノベーションを継続的な事業にするためには、実証の機会だけでなく、その後の成長を支える資金も必要です。スクラムベンチャーズは、ベンチャーキャピタルとしてスタートアップの発掘・選定を行うだけではなく、「Scrum Hokkaido Fund I, LP」を通じて、有望なスタートアップに成長資金を提供します。本ファンドには、ヤマトホールディングス株式会社、株式会社JTB、東急不動産株式会社、株式会社北海道銀行、日本ハム株式会社、北海道ガス株式会社に出資いただいており、これまでに採択スタートアップ5社に投資を実行しています。
アクセラレーションとベンチャー投資を一つの仕組みの中で接続することで、採択企業に実証機会を提供するだけではなく、その先の事業成長までを継続的に支援します。
◆企業版ふるさと納税を活用し、地域での実証・実装を後押し
また北海道北広島市の企業版ふるさと納税の制度を活用し、スタートアップによる地域での実証・実装を支援します。現在、北広島市では「地域課題解決型アクセラレーションプログラム事業」として寄附を募集しています。HFX採択スタートアップのうち、北広島市への地域還元につながる事業を選定し、実証実験等に補助金を活用することで、地域経済の活性化や行政課題の解決につなげていきます。
これにより、企業との事業共創だけでなく、自治体と連携した地域課題の解決と、その実装に必要な資金までをクロスイノベーションの仕組みに組み込みます。
詳しくは北広島市の企業版ふるさと納税のウェブサイトをご覧ください。
https://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/hotnews/detail/00149434.html
◆北海道大学と連携し、「人材」もイノベーションの循環に
HFXでは、北海道大学と連携し、次世代のイノベーション人材育成にも取り組んでいます。学生が世界のスタートアップや新規事業創出について学ぶ「HFX Academy」と、学生が採択スタートアップに直接伴走する「HFX Buddy」を展開。HFX Academy & Buddyは、北海道大学 産学・地域協働推進機構とスクラムベンチャーズ、スクラムスタジオが連携して実施しています。
HFX Buddyでは、北海道内の大学生、高専生、大学院生などが、スタートアップ1社につき1〜2名の専属サポーターとして参加。ミーティングへの同席や地域での活動支援などを通じて、グローバルな事業開発の現場を経験します。スタートアップが地域に新しい技術や事業を持ち込むだけではなく、そのプロセスに地域の若い世代が参加し、経験やネットワークが地域に残っていくことも、HFXが重視する『HFX型クロスイノベーション』の一つです。
◆国内外の支援機関も加わり、イノベーションのネットワークを拡張
HFXには、日本貿易振興機構(JETRO)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、一般社団法人スマートシティ・インスティテュート、駐日英国大使館、北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(HSFC)など、国内外のリソースパートナーが参画しています。また、自治体パートナーとしてStartup Hokkaidoとも連携しています。
国内外への情報発信やスタートアップの誘致、日本で事業を展開する際のネットワーク形成や法規制に関する支援など、それぞれの専門性を持ち寄ることで、北海道と世界のイノベーションエコシステムをつないでいきます。
◆クロスイノベーションを、単発の「実証」から地域に根付く仕組みへ
HFXが目指すクロスイノベーションは、一度きりのイベントや実証実験ではありません。大企業が持つ事業アセット。自治体が持つ地域とのネットワーク。大学が生み出す次世代人材。スポーツ・エンターテイメント事業者が持つ「リアルな場」。ベンチャーキャピタルによる成長資金。企業版ふるさと納税を活用した実証・実装資金。それぞれ単独では実現が難しいことを、HFXという一つのプラットフォーム上で掛け合わせ、循環させていく。
スタートアップが北海道に入り、地域や企業と出会い、事業をつくり、実証し、実装し、さらに次の事業や人材が生まれていく。こうした循環を継続的につくることが、HFXが目指す『HFX型クロスイノベーション』です。
今後もHFXでは、北海道をフィールドとして国内外のスタートアップ、企業、自治体、大学、スポーツ・エンターテイメント事業者、支援機関との連携を拡大し、「企業とスタートアップの共創」から「地域全体でイノベーションを生み出す共創」へ、新たなモデルの構築を進めていきます。

<プログラム概要>
● 主催:Scrum Ventures LLC、スクラムスタジオ株式会社
● 運営協力パートナー:株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント
● パートナー企業:ヤマトホールディングス株式会社、株式会社JTB、東急不動産株式会社、株式会社北海道銀行、日本ハム株式会社、北海道ガス株式会社
● 自治体パートナー:STARTUP HOKKAIDO実行委員会、北海道北広島市
● リソースパートナー:日本貿易振興機構(JETRO)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、一般社団法人スマートシティ・インスティテュート、駐日英国大使館、
北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(HSFC)
● アドバイザー:栗山英樹氏(北海道日本ハムファイターズ チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO))、多田明弘氏、林尚見氏
● ベンチャーパートナー:斎藤佑樹氏
● 公式ウェブサイト: https://hfx.jp/
● 開催期間:2025年3月〜2028年2月(予定)
● スケジュール(2年目予定)
○ スタートアップ募集期間:2026年3月〜 2026年5月
○ スタートアップ選定期間:2026年4月〜2026年7月
○ 採択スタートアップ発表、グローバルスタートアップ来日による集中事業開発週間「HFX Kickoff Week」:2026年8月
○ メンタリング・事業開発期間:2026年8月〜 2027年2月
○ 成果発表「HFX Demo Day 2027」:2027年2月予定
● 本プログラムで募集するスタートアップのカテゴリ
1. スポーツ・エンタメ・スタジアム
2. フード&アグリ
3. モビリティ
4. サステナビリティ
5. ウェルビーイング
<HFX関連プレスリリース>
1年目の事業共創成果については、以下をご覧ください。
●グローバルスタートアップが北海道で、ヤマトホールディングス、東急不動産、ファイターズ スポーツ&エンターテイメント、北広島市との事業共創成果を発表「Hokkaido F Village X(HFX)」
https://scrum.vc/ja/2026/02/25/press-release-2026-02-26/
●事業共創成果に関する特設ページはこちら
https://achievement2026.hfx.jp/#hero
2年目の採択スタートアップについては、以下をご覧ください。
●世界から通算510社が応募、北海道を舞台に世界中のスタートアップと事業共創を行う「Hokkaido F Village X(HFX)」第2期、スタートアップ8社を採択
https://scrum.vc/ja/2026/08/26/press-release-2026-08-26/
●北海道を舞台に世界中のスタートアップと事業共創を行う「HFX」第2期、採択スタートアップ8社を招き「HFX Kickoff Week」を開催。現地視察、企業面談等を実施。
https://scrum.vc/ja/2026/09/14/press-release-2026-09-15/
<スクラムベンチャーズについて>
スクラムベンチャーズは、米国と日本を拠点にアーリーステージのスタートアップ企業に投資するベンチャーキャピタルです。これまでにAI&ロボティクス、気候テック、モビリティ、ヘルスケア、コマース、スポーツ&エンターテインメントなど幅広い分野の革新的な150社を超えるスタートアップに投資を行っています。資金提供に加え、事業成長支援、共同投資家の紹介、グローバル展開支援、事業提携先の紹介など、投資先企業の企業価値向上に取り組んでいます。子会社であるスクラムスタジオ株式会社を通じて、日本企業とグローバルスタートアップの新規事業創出も行っています。
会社名:Scrum Ventures LLC
代表者:創業者・代表パートナー 宮田 拓弥
本社所在地:米国・サンフランシスコ市
設立日:2013年2月
業務内容:ベンチャー投資事業
URL:https://scrum.vc/ja/
<スクラムスタジオ株式会社について>
スクラムスタジオ株式会社は、業界や組織の垣根を越え、多様なプレイヤーが連携して新たな価値を生み出す「クロスイノベーション」を推進しています。各業界を代表する大企業パートナー、スタートアップ、自治体、大学などが参画する『Hokkaido F Village X』や『Full Bloom』などのプログラムを企画・運営する「Co-Creation(事業共創)」と、海外スタートアップの日本市場への参入・事業展開を後押しする「Japan Entry(日本進出支援)」を展開しています。日本企業と世界中のスタートアップをつなぎ、業界や国境を越えたイノベーションの創出を目指します。
会社名 : スクラムスタジオ株式会社
代表者 : 代表取締役社長 宮田 拓弥
本社所在地: 東京都港区
設立日 : 2020年8月
業務内容 : 新規事業創出スタジオ事業、海外スタートアップ日本進出支援事業
URL:https://scrum.vc/ja/studio/
<お問い合わせ先>
担当: 三浦
Email: contact@scrum.vc





