2021年VCとしてのイノベーション投資の注目ポイント5つ [Scrum Ventures January 2021 Newsletter]

January 6, 2021

新年あけましておめでとうございます。

2021年、VCとしてのイノベーション投資の注目ポイント5つ】
宮田の昨年末の日経産業新聞WAVEへの寄稿記事です。2020年を振り返りながら、VCとしてのイノベーション投資の注目ポイント5つをまとめました。スクラムベンチャー2020年振り返りブログも更新しております。

●21年の5つの注目点
●スクラムブログ: 新年明けましておめでとうございます。

3DプリンターのStratasysOriginM&A
投資先のOriginが、3Dプリンター世界トップシェアのStratasys(ストラタシス)に買収されました。今回のM&Aにより、OriginのProgrammable PhotoPolymerization (P3) technologyが、Stratasysと共に世界に広がります。

●STRATASYS TO ACQUIRE ORIGIN, BRINGING NEW ADDITIVE MANUFACTURING PLATFORM TO POLYMER PRODUCTION

Bloombergが、Second Measureを買収】
12月2つ目のM&Aです。投資先のSecond Measureが、Bloombergに買収されました。Second Measureはクレジットカードの取引データを分析して、事業状況の分析を可能にするプラットホームを提供しています。これまでも米国の有名メディアでのそのデータが活用されてきましたが、今後はBloombergの重要指標として活用されていくことになります。

●Bloomberg Completes Acquisition of Second Measure

【飛行機以外の移動にもマイルを〜投資先Founderインタビュー】
航空会社のマイレージプログラムのような移動に応じたリワードポイントを、飛行機だけでなく、徒歩、バス、電車など全ての移動に対して付与するサービスMilesを運営するJigar Shah氏にインタビューしました。

●スタートアップ創業者インタビュー: Jigar Shah, Miles – 移動リワードプログラム


Scrum in the news!

Food Tech Studio – Bites! CNETで紹介されました】
12月に発表した新パートナー参画、スタートアップの早期採択についてCNETでご紹介いただきました。

●オープンイノベーション・プログラム「Food Tech Studio – Bites!」にフジッコら参画

2021年に知っておくべきスポーツ×テクノロジートレンド】
スクラムの黒田がパラサポWEBのインタビューを受けました。デジタルテクノロジーの進化がウィズコロナ、アフターコロナ時代におけるニューノーマルなスポーツライフに一体どのような影響を与えていくのか?お話しています。

●【2021年トレンド】これからの時代は、スポーツ×テクノロジーでライフスタイルが大きく変わる!

【事業としての医療を最適化する】
12/9-10に開催されたヘルスケア・テクノロジー・サミットに早嶋が登壇しました。当日のセッション動画は日本経済新聞のウェブサイトでご覧いただけます。※主催の許可を得て配信しています。

●Healthtech/SUM 2020 Optimizing the World 〜急速な変化において最適化されるテクノロジー〜

【リモート採血、デジタル聴診器など】
「コネクテッドデバイス」を活用した医療機器が診療現場や患者の間で浸透し始めている。今月はデジタル聴診器やスマート補聴器などを手掛ける米国発のスタートアップを紹介する。スクラムベンチャーズの日経新聞協力連載「Early Stage 米国発」の最新記事です。

●診断をスマートに コネクテッドデバイス続々 


Scrum Portfolio in the news!

Fellow AIActapioと開発契約】
投資先のFellow AIが、Yahoo! Japanの米国現地法人Actapio(アクタピオ)との開発契約を締結しました。Fellow AIが開発する3Dマッピングとトラッキングの仕組み「FellowAudit」を、Actapioのデータセンターで活用します。

●Fellow AI signs robotics deployment contract with datacenter leader Actapio, a subsidiary of Yahoo Japan

【投資先のNoomCFOがジョイン】
投資先のNoomに、元Booking HoldingsのFinance SVPのMichael NoonanがCFOとして参画しました。Noomは昨年の売上が$200Mを超えており、従業員数2600人規模に成長しています。ウォールストリートジャーナルで詳しく紹介されています。

●Weight-Loss Firm Noom Names First CFO

May Mobilityの自動運転車が広島大学で実証実験】
投資先のMay Mobilityの自動運転車が、広島大学のキャンパスで自動運転シャトルを運行します。東広島市、広島大学、株式会社イズミ、MONET Technologies株式会社による「Autono-MaaS(オートノマース)」実用化に向けたプロジェクトの実証実験の一つで、2021年3月スタート予定です。

●自動運転車で小売りMaaSを実現する「Autono-MaaS」の実用化に向けたプロジェクトを開始

GrubMarket、ニューヨークにも拡大】
投資先のGrubMarketが、フルーツ卸しのLeo’s Applesを買収しニューヨーク州にもサービスを拡大しています。GrubMarketはオンデマンド産地直送サービス。小規模の農場や他の供給者と協力し、レストランやさまざまなサイズの店舗や、消費者向けに食品を準備する数多くのスタートアップ、そして消費者に直接、オンラインストアを通じて自社の商品を販売し配達しています。収益性の高い「オンデマンドの配達ビジネス」で、急成長中のスタートアップです。

●GrubMarket acquires fresh fruits supplier Leo’s Apples

VRの教育面でのさらなる可能性】
費用対効果の高い外科医トレーニングソリューションとして、VRが注目されています。投資先のOsso VRについて、三浦が日経MJに寄稿しました。

●外科手術の技育てるVR 医療機器の販促ツールにも

【投資先のバカンがNHK World Japanで紹介されました】
混雑情報を配信するバカンの代表の河野氏が、NHK Worldの取材を受けました。約30分にわたる動画では、実際にバカンを導入している店舗や旅館の方の声とともにご紹介いただいています。

●Fighting Infection by Controlling the Three Cs: Systems Innovator – Kawano Takanobu

【フォトシンス、JR東日本スタートアッププログラム大賞】
投資先のスマートロックを開発するフォトシンスが、JR東日本のCVC主催の「JR東日本スタートアッププログラム」で大賞を受賞しました。フォトシンスはJR東日本の交通系ICカード「Suica(スイカ)」を用いた鍵の開閉システムを提案し、実証実験を21年3月までに始め、効果が見込めれば事業に採用される予定です。

●JR東との協業案、スタートアップが披露 大賞はフォトシンス

Luupが大東建託から資金調達】
投資先の電動マイクロモビリティシェアサービスのLuupが、大東建託から資金調達を行いました。日本全国で113万218戸の居住用の賃貸建物を管理する大東建託の物件へのLUUP導入によって、「LUUPがあるなら住みたい街・家」の実現を目指します。

●電動マイクロモビリティシェアのLuupが大東建託から資金調達

【エクサの石山氏が日本の起業家ランキング2位】
投資先のエクサウィザーズの石山氏が、Forbes JAPANの「新しい日本」をつくる存在として日本のビジネスシーンをけん引する起業家を表彰する「日本の起業家ランキング 2021」で2位に選ばれました。

●Forbes JAPANが、日本の起業家ランキング 2021を発表!

【普通食を簡単・短時間で嚥下(えんげ)調整食に】
家電ベンチャー「ギフモ」の「デリソフター」についての朝日新聞の記事です。ギフモは、新規事業の創出促進を目的として、株式会社INCJと、パナソニック家電事業部門のアプライアンス社とスクラムベンチャーズとが共同で出資・運営する事業会社BeeEdgeのプロジェクトです。

●家庭料理そのまま軟らかく 介護の食卓に「ケアカデン」

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