今週の注目5社:営業トーク分析AI / セキュリティBot / 金属3Dプリンタ / 自動運転AI / 慢性疾患管理
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。
1.「営業トーク分析AI」Chorus.ai
[Saas/BI] Chorus.ai
Series A ($16M) Emergence Capital Partners and Redpoint Ventures
営業チーム向けの「営業トーク分析AI」。
音声認識と自然言語処理技術を活用して電話やミーティングの内容
本社はサンフランシスコ。今回調達した$16Mは、
2.「セキュリティBot」Demisto
[Enterprise/セキュリティ] Demisto
Series B ($20M) Accel Partners, ClearSky Power & Technology Fund and Slack Fund
DBotと呼ばれる「セキュリティーチャットボット」を提供。
DBotはセキュリティオペレーションの自動化プラットフォーム
本社はクパチーノ、現在の従業員は約30名。今回調達した$
3.「金属3Dプリンタ」Desktop Metal
[HW/3Dプリンタ] Desktop Metal
Series C ($45M) BMW i Ventures, Google Ventures and Lowe’s Ventures
「金属部品を造形できる」デスクトップ型3Dプリンター。
プロトタイプ作成を主な目的とする樹脂素材を用いた3Dプリンタ
本社はボストン郊外のバーリントン。今回調達した$
4.「自動運転AI」ArgoAI
[Other/AI] Argo AI
Corporate Majority ($1bn) Ford Motor Company
「自動運転向けのAI」を開発するスタートアップ。
自動運転車のAIを開発しており、今後はFordと共同で量産車にも活用可能な自動運転システムの開発を進めるという。
本社はピッツバーグ。CEOのBryanは元Google、
5.「慢性疾患管理」Health Reveal
[Saas/ヘルスケア] HealthReveal
Series A ($10.8M) Flare Capital Partners, GE Ventures, Greycroft Partners and Manatt Venture Fund
「慢性疾患患者」向けのデータ分析ソリューション。
医療費全体の80%を占めるとも言われる慢性疾患の医療費を削減するためのデータ分析ソリューション。患者をリモートでモニタリング、日々蓄積されるデータに基づいて適切な診断をし、必要な治療のガイドラインを提示する。診断結果や治療方法は患者だけでなく、医師にもモバイルアプリを通じて共有される。
本社はニューヨーク。GE等から今回調達した$10.8Mは、プラットフォームの開発及び人材の獲得に活用する予定。