今週の注目5社:オンデマンド芸術作品 / 通知型コミュニティ / 車向けスマートセンサー / ソーシャルVR / 自動運転カー

October 13, 2016 by Scrum Funding News
TAG:

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「オンデマンド芸術作品」Twyla

2016-10-1304

[Marketplace/アート] Twyla
Series A ($14M) Google Ventures, Institutional Venture Partners and Redpoint Ventures

著名アーティストの作品の「コピー」を制作、販売するサービス。

2015年に、大手バケーションレンタル HomeAwayの創業者 Brian Sharplesが創業。現在、Austinに社員30人を抱える。MoMAのような有名美術館でしか見られないアーティストの作品を、高品質なスキャンをベースに100コピー程度(価格は$1,000-5,000)限定で販売する。

現在80人のアーティストと契約。ブティックホテルなどと提携し、作品をショーケースするなどの展開も始めた。

2.「通知型コミュニティ」Hooks

2016-10-1302

[App/メッセージ] Hooks
Seed VC ($750K) Bankinter, K Fund, Lanzame Capital, Right Side Capital Management, Techstars Venture sand Yago Arbeloa

気になる情報を「プッシュ通知」で受け取れるアプリ。

エンタメ、スポーツ、ニュース、株価情報、天気予報、などのトピックスが選択が可能で、新しい情報がでるとプッシュ通知がくるようになっている。また、同時に同じ通知を何人が受け取ったかもわかるようになっており、そこから同じ興味を持つ人と会話を始めることができる。現在300万のトピック登録があり、活発な会話が行われているという。好きなスポーツチームが得点した時、好きなテレビ番組が放送スタートした時など、同じタイミングで通知を受け取ることで会話が弾みやすいという。

もっとも利用されているトピックはTV、映画情報。その他に、何かの支払いのリマインド、配送品のトラッキングなどの便利機能も付いている。

3.「車向けスマートセンサー」Nauto

2016-10-1301

[Service/自動車] NAUTO
Series A – II (N/A) Allianz Ventures, BMW Group and Toyota

ドライバーのスマホ操作、乗客の暴力行為など「車の運転に危険な状態」を把握することができるシステム。

2015年に設立。カメラ、モーションセンサー、GPS、などで構成されるシステムで、車の外側および内側で何が起こっているかを把握することができる。価格は$400で、物流事業者、タクシー会社などで利用が始まっている。ドライバーの状態(飲酒、スマホ操作)、外部の危険(事故が起こりそうな動き)、内部の危険(乗客の暴力)などを検知すると、運転者にアラートを出す、もしくはオペレーションセンターにライブ映像を送り助けを求めることができる。

今回、Allianz、BMW、Toyota Research Instituteなどから投資を受け、データ共有契約を締結した。将来的には、主に都市部で起こる様々な問題を回避するための技術をOEMに提供したいということだ。

4.「ソーシャルVR」VRChat

2016-10-1303

[Service/VR] VRChat
Seed – II ($1.2M) Frontier Tech VC, GREE International & HTC

カスタマイズ可能な「ソーシャルVRプラットフォーム」。

アバターや空間のデザインが限定的な一般的なプラットフォームとは異なり、デベロッパーが自分でデザインしたVR空間を公開できる。現在、OculusとHTC Viveの二つのプラットフォームに対応している。現在、ユーザが作成したVR空間は約200。また開発者向けのコミュニティも運営している。

今回調達した資金は、プラットフォームの機能拡張とさらなるハード対応を進めることに活用するという。

5.「自動運転カー」Zoox

[HW/自動車] Zoox
Series A – III ($50M) Draper Fisher Jurvetson

ステルスモードの自動運転カー開発スタートアップ。

Googleの自動運転プロジェクトで働いていた二人が創業。ステルスながらすでに$1Bの時価総額となっているとされている。Googleの自動運転カーやGMが買収した自動運転スタートアップ Cruiseと同等の技術を開発しているとされている。2013年のAuto Showで、自動運転を強調した両方向に走行可能なコンセプトデザインを発表している。

技術力は高く、Teslaにも対抗可能な技術を有しているとも言われている。

最先端の技術調査、市場調査、戦略コンサルティングを行っています

スクラムベンチャーズは、年間1000社超の企業調査の実績をもとに、企業のご要望に合わせてコンサルティングやリサーチを行っています。