今週の注目5社:在宅健康診断 / プライバシー強化携帯 / AIジョブシミュレーション / 近隣コワーキング / 肥満治療薬

May 6, 2024 今週の注目スタートアップ

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。

1.「在宅健康診断」Reperio Health

カテゴリ:HW/ヘルスケア
ラウンド:Series A ($14M)
主な投資家:Caduceus Capital Partners, Liquid 2 Ventures, Portland Seed Fund, Rogue Venture Partners

自宅にいながら健康診断が受けられるサービス。

自宅で即座に結果がわかる在宅健康診断キットを開発するヘルスケアテックスタートアップ。血圧や心拍数を測定する機器に加え、BMI測定用の体重計や巻尺、コレステロール値・中性脂肪・血糖値などを測定する血液検査用のデバイスがセットになったキットが郵送される仕組み。検査結果はBluetoothを介してデバイスから直接アプリにアップロードされる。1回の検査費用は129ドル。

2020年創業、本社はオレゴン州ポートランド。Caduceus Capital Partners等から今回調達した$14Mは、サービスの拡大に活用する予定。

2.「プライバシー強化携帯」Cape

カテゴリ:Service/モバイル
ラウンド:Series A ($61M)
主な投資家:A* Capital, Andreessen Horowitz, Costanoa Ventures, Forward Deployed VC, Karman Ventures, Point72 Ventures, XYZ Ventures, ex/ante

プライバシーを強化した携帯電話通信サービス。

ユーザーの名前や住所、ソーシャルセキュリティナンバー(社会保障番号)、位置情報をはじめとする個人情報を取得することなく4G/5Gの携帯通信サービスを提供するスタートアップ。個人データを収益化しないため、スパムからの保護や厳格なファイアウォール機能などセキュリティを強化した通信をユーザーに提供可能。Palantir社で国家安全保障事業の責任者だったJohn Doyleが創業したことでも注目されている。

2022年創業、本社はワシントンDC。Andreessen Horowitz等から今回調達した$61Mは、サービスの拡大に活用する予定。

3.「AIジョブシミュレーション」take2

カテゴリ:SaaS/HRテック
ラウンド:Seed VC ($3M)
主な投資家:Reach Capital, SemperVirens, Techstars

AIを活用した営業人材採用プラットフォーム。

営業人材の採用のためにAIを活用したジョブシミュレーションプラットフォームを開発するHRテックスタートアップ。生成AIを活用し、求職者のスキルや行動特性、企業文化への適合性などを精査できるパーソナライズされたシミュレーションプラットフォームを提供。企業は採用時の面接回数を減らすことができるだけでなく、ミスマッチを防ぎながら従業員の定着率を高めることが可能。

2021年創業、本社はニューヨーク。Reach Capital等から今回調達した$3Mは、サービスの拡大および製品開発に活用する予定。

4.「近隣コワーキング」Switchyards

カテゴリ:Service/コワーキング
ラウンド:Unattributed VC ($5M)
主な投資家:Bullpen Capital, Cercano Management, Overline VC

自宅の近隣を重視したコワーキングスペース。

職住近接をコンセプトに住宅街の近隣に設置された会員制のコワーキングスペースを展開するスタートアップ。通勤時間の短縮および24時間年中無休のサービスで、数時間程度の仕事がしやすい環境を提供している。価格は12ドルで8日間利用でき、その後は月額100ドル支払えばすべての拠点にアクセスできる。現在15拠点を展開しており、今後は2029年までに200拠点に拡大予定という。

2016年創業、本社はジョージア州アトランタ。Bullpen Capital等から今回調達した$5Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。

5.「肥満治療薬」Metsera

カテゴリ:Others/バイオテック
ラウンド:Series A ($290M)
主な投資家:ARCH Venture Partners, Population Health Partners, F-Prime Capital, Google Ventures, Mubadala Capital, Newpath Partners, SoftBank

肥満を抑制する治療薬の開発。

肥満および糖尿病をはじめとする代謝性疾患の治療薬を開発するバイオテックスタートアップ。摂取しやすい経口薬開発に加え、筋肉量を損なわずに睡眠の質も低下しないといった患者のニーズに応える新たな肥満治療薬の開発を目指しているという。今回の調達でステルスモードを脱したが、今後拡大が予想されている肥満治療薬市場で注目のスタートアップ。

2022年創業、本社はニュージャージー州ショートヒルズ。ARCH Venture Partners等から今回調達した$290Mは、引き続き製品開発に活用する予定。

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