AI / ディープラーニングへの積極投資とシンギュラリティ問題。
GoogleによるAI関連の企業の買収やOxford大学との提携、Facebookによる新しいAI研究所の設立など、大手テック企業によるAI、ディープラーニング分野に関しての積極的な投資が目立ってきています。増え続ける様々なデータの分析、インテリジェントなサービスの開発においてAI関連技術が非常に重要な位置づけになっていることは間違いありません。
一方で、AIの進化に関しての危険性を唱える識者の声も大きくなっています。昨日Marc AndreessenがTweetしていましたが、AIが人間の知能を超える「シンギュラリティ」は近いのではないかという議論も頻繁に聞くようになってきました。Elon Muskのように何らかの規制の必要性を訴える立場の人もでてきています。
情報技術が社会生活において欠かせないインフラとなりつつある今、エネルギーにおける原子力同様、技術の進化と同時にその技術とどうつき合うかという議論が必要なタイミングに来ていることは間違いないようです。
投資先のAny.Doが、大きなバージョンアップを発表しました。1100万人が利用するToDoアプリであるAny.Doはこれまで主に個人に利用されて来ましたが、今回コラボレーションやファイル共有などの機能を追加し、業務でも使えるように進化をしています。もしまだご利用されたことがない方は、この機会にぜひ利用してみてください!( iOS / Android )
「業務コミュニケーションツール」のSlack、「入札型チケット予約」のScoreBig、「ワイヤレス充電」のuBeamなどが新たに資金調達しました。
最近注目されているコラボツールのSlackは1B超えのValuationでの大型調達です。今後のプロダクトの進化が楽しみです。
ScoreBigは、利用者が買いたい席の希望額を「入札」できるというタイプのチケット予約サービスです。チケット予約は、ダイナミックプライシングのpogoseatなどのアプローチも含めてまだまだ進化の余地が大きいカテゴリーです。
資金調達
[Enterprise/コラボレーション] Slack Technologies
Series D (Oct 31, 2014: $120M; Valuation: $1.12bn) KPCB, Google Ventures, a16z
「業務コミュニケーションツール」
[Commerce/イベント] ScoreBig
Series D (Oct 28, 2014; $17M) US Venture Partners and Hearst Ventures
「入札型チケット予約」
[HW/モバイル] uBeam
Series A (Oct 30, 2014; $10M) Mark Cuban, Upfront Ventures, a16z
「ワイヤレス充電」
[HW/住まい] Keen Home
Seed VC (Oct 29, 2014; $1.52M) NYU Innovation Venture Fund, R/GA Ventures
「スマート通気孔」
[App/ヘルスケア] Strava
Series C (Oct 29, 2014; $18.5M) Sigma Partners, Sequoia Capital
「フィットネスログ&コミュニティ」
M&A
[Saas/クラウド] Spanning Cloud Apps
N/A by EMC
「データバックアップ」
[Content/ビデオ] Rooftop Media
N/A by Amazon
「音声・ビデオプログラミング」
[SaaS/写真] Twitpic
N/A by Twitter
「ツイッター画像ポスト」