今週の注目5社:寄付マーケティング / バーチャル試着室 / 音声メンタルヘルス / リコマースアパレル / ライティングスキル

September 8, 2021 by Scrum Funding News

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。

1.「寄付マーケティング」Givz

[Marketing/寄付] Givz
Seed ($3M) Eniac Ventures, Accomplice, Claude Wasserstein, Supernode Ventures, Dylan Whitman, and Phoenix Club

購入金額の一部を好みのチャリティに寄付できるプラットフォーム。

エンドユーザーは定価で商品を購入する代わりに、割引金額相当をお気に入りのチャリティーに寄付できるマーケティングプラットフォーム。Shopifyに出店するブランドが利用できるAPIを提供しており、H&Mや様々なD2Cブランドに利用されている。これまでの寄付額は1100団体に対し$1M以上にのぼる。従来の割引キャンペーンではなく、寄付を利用することでコンバージョン率は平均20%上昇するという。

2017年創業、本社はニューヨーク。Eniac Ventures等から今回調達した$3Mは、チームの拡大に活用する予定。

2.「バーチャル試着室」Revery.AI

[SaaS/ファッション] Revery.AI
Seed ($0.13M) Y Combinator

ファッションブランド向けのバーチャル試着室プラットフォーム。

コンピュータービジョンとAIを活用し、オンラインで衣服を購入するエンドユーザーが服のフィット感や試着後のイメージをより正確に確認できるバーチャル試着室の開発。ユーザーは肌のトーンや髪型、ポーズ、背景などをカスタマイズして自身に近いモデルを選択することで服のドレープ性を高め、購入後のギャップを減らすことができるという。Y Combinatorの2021年夏のコホートにも参加した注目スタートアップ。

2020年創業、本社はエメリービル(カリフォルニア州)。Y Combinatorから今回調達した$0.13Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

3.「音声メンタルヘルス」Kintsugi

[App/メンタルヘルス] Kintsugi
Seed VC ($8M) Acrew Capital, Techstars, Darling Ventures, OnDeck Capital, and Adam Grosser

音声解析を利用したメンタルヘルスケアアプリ。

ユーザーは日々の出来事や感情など、20秒間の自由形式のスピーチをアプリに録音するだけで、うつ病や不安障害を早期に発見できるアプリ。音声バイオマーカーを利用した解析結果はスコアリングされ、パーソナライズされたケアを提案してくれる。音声日記のように毎日録音することで、日々の感情をトラッキングできる。任意の言語で利用でき、250以上の都市でダウンロード数は10万回以上。

2019年創業、本社はバークレー(カリフォルニア州)。Acrew Capital等から今回調達した$8Mは、テレヘルスプラットフォームの構築などサービスの拡大に活用する予定。

4.「リコマースアパレル」Trove

[Marketplace/リセール] Trove
Series D ($77.5M) G2VP, Wellington Management, Bank of Montreal, Commerce Ventures, and Capital One Growth Ventures

アパレルブランドが中古品(古着など)を再販するためのプラットフォーム。

LululemonやPatagonia、Levi’sなどのアパレルブランドが、ブランド価値を毀損することなく中古品を再販するためのリコマースプラットフォーム。ソフトウェアに加え、中古品の修理および再販価格の設定、注文処理をはじめとする裏方のサービスを提供。サーキュラーエコノミーの広がりを受け、2020年には100万点(前年対比3倍)を超えるアイテムが再販されたという。

2012年創業、本社はブリズベーン(カリフォルニア州)。G2VP等から今回調達した$77.5Mは、顧客基盤の拡大に活用する予定。

5.「ライティングスキル」NoRedInk

[Service/教育] NoRedInk
Series B ($50M) Susquehanna Growth Equity, and True Ventures

学生向けのライティングスキルプログラム。

レポートの構成や無駄を省いた論点の書き方、正しい引用の仕方など、様々なライティングスキルを演習形式で学べる学習プラットフォーム。アダプティブライティングと呼ばれる当カリキュラムは、すでにアメリカの学区の60%以上で使用されているという。教員がトライアルで利用できる無料版の他、学習管理システム「Canvas」などと統合可能なプレミアム版も用意されている。

2012年創業、本社はサンフランシスコ。True Ventures等から今回調達した$50Mは、サービスの拡大に活用する予定。

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