今週の注目5社:メッシュ型モーションセンサー / コレクターズアイテム / キャッシュバックウォレットアプリ / オンライン医療保険 / データ統合

March 17, 2021 by Scrum Funding News

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「メッシュ型モーションセンサー」Cipher Skin

[HW/ウェアラブル] Cipher Skin
Series A ($5M) Draper Associates, Tribe Capital, TKC Capital, and Boyett Group

メッシュ型のモーショントラッキングセンサー。

「Cipher Mesh」と呼ばれるメッシュ型のセンサーは、あらゆる繊維にプリントでき、人間の体やパイプ・橋などに巻きつけてリアルタイムの動きや内部構造を測定することが可能。取得したデータは3Dモーショントラッキング技術で視覚化される。また、心拍数や酸素飽和度などのバイタルデータも取得でき、理学療法士やアスリートのトレーナーなどに利用されている。売上高は2019年から2020年にかけて3,200%と急成長中。

2014年創業、本社はデンバー(コロラド州)。Boyett Group等から今回調達した$5Mは、新製品開発に活用する予定。

2.「コレクターズアイテム」Whatnot

[App/ライブ配信] Whatnot
Series A ($20M) Y Combinator, Wonder Ventures, Steve Aoki, Operator Partners, Scribble Ventures, Chris Zarou, and Connie Chan

コレクターズアイテムのライブコマースプラットフォーム。

フィギュアやポケモン・スポーツカード等のコレクターズアイテムをライブ配信しながら販売・オークションができるマーケットプレイス。出品者や出品物は事前に鑑定され、詐欺等の防止とプレミア価値を担保したコミュニティ形成を目指す。また、アプリ内で取引が完結する点も特徴。今後は、漫画やビデオゲームなど100以上のカテゴリーに商品ラインナップを拡充する予定という。

2019年創業、本社はロサンゼルス。Y Combinator等から今回調達した$20Mは、マーケティングおよび製品開発チームの拡大に活用する予定。

3.「キャッシュバックウォレットアプリ」Eco

[App/決済] Eco
Series A ($26M) Founders Fund, Andreessen Horowitz, Slow Ventures, Activant Capital, and Coinbase Ventures

キャッシュバックが受けられるウォレットアプリ。

ユーザーはアマゾンやウーバーなどの支払いにEcoのウォレットアプリを利用するだけで、支払額の5%分のキャッシュバックを得られる。また、アプリ残高に対しても最大5%の利息が受けられる。暗号資産のカストディアンと提携しており、Ecoのウォレットアプリに預けられたお金は、米ドル建てのステーブルコインとして保持される仕組み。今後は請求書の支払いや、友人への送金機能も追加する予定という。

2018年創業、本社はサンフランシスコ。Andreessen Horowitz等から今回調達した$26Mは、引き続き製品開発に活用する予定。

4.「オンライン医療保険」Oscar Health

[Service/保険] Oscar Health
$1.2B

個人や家族向けのオンライン医療保険サービス。

自宅や職場などからビデオチャットや電話を通じて遠隔医療サービス(プライマリケア)を無料で24時間受けられる。申込手続きもスマホで完結し、専用アプリを通じて、コンシェルジュチームへの相談や診察予約、処方薬の依頼、過去の往診履歴へのアクセスも一括で管理することが可能。現在、18州に52万9000人の顧客を持つ。COVID-19により2020年の顧客は前年対比75%増加。Alphabetなどが出資するユニコーン企業。

2012年創業、本社はニューヨーク。今回ニューヨーク証券取引所に上場した。時価総額は$7Bを超える。

5.「データ統合」Airbyte

[Enterprise/データ] Airbyte
Seed VC ($5.2M) Accel, Y Combinator, Auren Hoffman, Alain Rossmann, 8VC, Travis May, Calvin French-Owen, and Charles Zedlewski

オープンソースのデータ統合プラットフォーム。

SalesforceやMarketoなどのデータベースや、Snowflakeなどのデータウェアハウス間のデータ移行・同期を実現するプラットフォーム。すでに50以上のコネクタが用意されており、データを数分で同期できるという。2020年9月のソフトローンチ以降、Safegraph, Dribbbleなど600社に利用されている。Y Combinatorが主催する2020年冬のプログラムに参加。

2020年創業、本社はサンフランシスコ。Accel等から今回調達した$5.2Mは、チームの拡大に活用する予定。

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