今週の注目5社:培養ソーセージ / スマートセキュリティーゲート / 仮想通貨納税SaaS / ECレコメンデーション / 住宅購入サービス

January 21, 2020 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「培養ソーセージ」New Age Meats

[Biotechnology/フード] New Age Meats
Seed-III ($2.7M) Agronomics, ff Venture Capital, Hemisphere Ventures, Kairos Ventures, Sand Hill Angels and Supernode Ventures

動物の細胞を培養することで作られた代替タンパク質。

データサイエンスを用いて動物の細胞から培養肉を製造している。動物を屠殺する必要がない上、味も通常の食肉に匹敵するという。現在、培養ソーセージを試作中で2021年までにローンチ予定。バイオテックに特化したアクセラレータープログラム「IndieBio」を卒業した注目のスタートアップ。代替タンパク質の市場は2025年までに$17.9Bに成長する見込みでますます目が離せない。

2017年創業、本社はサンフランシスコ。ff Venture Capital等から今回調達した$2.7Mは、チームの拡大およびR&Dに活用する予定。

2.「スマートセキュリティーゲート」Evolv Technology

[HW/セキュリティ] Evolv Technology
Series C ($30M) Bill Gates, Data Collective, Finback Investment Partners and SineWave Ventures

AIを搭載したスマートセキュリティーゲート。

AIやミリ波センサーを搭載したポータブルセキュリティゲート。通過するだけで武器等を正確に検出でき、1時間あたり3,600人のスクリーニング(従来品の10倍以上の性能)が可能。スタジアムなどのエンターテイメント施設、学校、国際空港、企業、病院など、数百以上の施設に導入されている。これまでにスクリーニングした人数は5000万人を超え、5,000件以上の脅威(武器などの所持)を防いだ実績を持つ。

2013年創業、本社はウォルサム(マサチューセッツ州)。Bill Gates等から今回調達した$30Mは、マーケティングおよび製品開発に活用する予定。

3.「仮想通貨納税SaaS」TaxBit

[SaaS/税金] TaxBit
Seed VC ($5M) Album VC, Collaborative Fund, Dragonfly Capital Partners, Global Founders Capital, Table Management, TTV Capital, Valar Ventures and Winklevoss Capital

仮想通貨の売買による税金の計算や申告を自動化するプラットフォーム。

100を超える仮想通貨取引所をTaxBitのアカウントに簡単に接続でき、何百万もの複雑なトランザクションも自動でトラッキングしてくれるプラットフォーム。リアルタイムでポートフォリオを確認できるだけでなく、納税時には「IRS 8949」と呼ばれる仮想通貨の納税フォームもワンクリックでダウンロードし、申告を効率化できる。

2018年創業、本社はソルトレイクシティ(ユタ州)。Collaborative Fund等から今回調達した$5Mは、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの海外展開に活用する予定。

4.「ECレコメンデーション」Lily AI

[Saas/リテール] Lily AI
Series A ($12.5M) Canaan Partners, Fernbrook, New Enterprise Associates and Unshackled Ventures

EC向けのレコメンデーションプラットフォーム。

製品の属性と顧客の行動データを組み合わせて、顧客に最適なレコメンデーションを提示するプラットフォーム。ブランドの各商品をAIを活用して詳細にタグ付け(布の種類やVネック、ウエスト狭めなど)。加えて、顧客のサイコグラフィックデータ(感情的な側面)を分析し、両者を組み合わせることで精度の高いレコメンデーションができるという。当初は顧客の感情を分析するアプリだったが、企業向けのECツールとしてピボット。

2015年創業、本社はマウンテンビュー。Canaan Partners等から今回調達した$12.5Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

5.「住宅購入サービス」Orchard

[Marketplace/ホーム] Orchard
Series B-II ($36M) Accomplice, FirstMark Capital, Juxtapose and Navitas Capital

古い家の売却前に新居の購入をサポートしてくれるサービス。

新居を探している顧客は気に入った物件を見つけるとOrchardが代わりに予約(購入)してくれる。Orchardは古い家の売却をサポートしてくれる上、売却前に直ぐに新居に引っ越しが可能。また売却までは新居の住宅ローンを支払う必要もない。リスティングされた住宅の80%は90日以内に売却されるという。Orchardは住宅の売却額の6%を手数料として徴収する仕組み。

2017年創業、本社はニューヨーク。Navitas Capital等から今回調達した$36Mは、チームの拡大に活用する予定。

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