今週の注目5社:超音速飛行機 / 植物肉 / 個人EC商店 / スマートタイヤ / CloudIDE

May 28, 2019 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「超音速飛行機」Hermeus

[HW/航空機] Hermeus
Seed VC (NA) Khosla Ventures

超音速飛行機の開発。

マッハ5(音速の5倍)の速さの航空機を開発中。実現すると現在7時間程度かかるニューヨーク〜ロンドン間を90分で移動できるという。ビジネスクラスをターゲットとしており、航空券の価格は片道$3,000程度になる模様。開発には10年要するという。アドバイザリーボードには、Blue OriginやLockheed Martinの元エグエクティブが名を連ねる。

2018年創業、本社はアトランタ。Khosla Ventures等から今回調達した資金は、引き続き開発費用に活用する予定。

2.「植物肉」Impossible Foods

[Others/フード] Impossible Foods
Series E-II ($300M) Bill Gates, Google Ventures, Horizons Ventures, Katy Perry, Khosla Ventures, Temasek Holdings, UBS, Viking Global Investors 

植物性由来の材料で作られた人工肉。

えんどう豆やじゃがいもを活用した人工肉(代替タンパク質)。ハンバーガーやピザ、ミートボールなど様々な料理に活用可能。今年4月には、大手ハンバーガーチェーン「Burger King」が同社の人工肉を用いた新製品「Impossible Whopper」を発表し、年末までに全米の店舗で販売予定。既にアメリカ・ヨーロッパの7,000以上のレストランで販売されているという。バリュエーションは$2Bと言われており、先日上場したBeyond Meatに引き続きIPOも近いと噂されている。

2011年創業、本社はレッドウッドシティー(カリフォルニア州)。Khosla Ventures等から今回調達した$300Mは、海外展開の加速に活用する予定。

3.「個人EC商店」Storr

[Marketplace/EC] Storr
Seed VC-II ($3M) Spark Capital

個人がオンラインでブランド品を販売できるアプリ。

アプリ上に開設した個人EC商店で、自分のお気に入りのブランド品を販売できるプラットフォーム。既に200以上のブランドを取り扱っている。友人や知り合いなどが個人EC商店を通じて購入した場合、ブランド側が各商品に設定したコミッション(15-30%)を得られる仕組み。在庫管理や商品の発送・返品処理などのオペレーションは全てブランド側が請け負ってくれる。

2016年創業、本社はサンフランシスコ。Spark Capital等から今回調達した$3Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

4.「スマートタイヤ」Aperia Technologies

[HW/自動車] Aperia Technologies
Series B ($36.5M) Accel, Blackhorn Ventures and eLab Ventures

自動でタイヤの空気圧を調整してくれるデバイス。

トラックやトレーラー向けで、走行中にタイヤの空気圧が減少すると自動で検知し空気を注入してくれる。丸型のデバイスで5分でホイールに取り付け可能。タイヤの寿命を延ばしてくれるだけでなく、温室効果ガスの排出も抑制してくれ、結果的に年間総額$2,400のコスト削減に寄与するという。デバイスから取得したデータを分析し、適切なメンテナンス時期の予測などを行う分析プラットフォームも直近リリースしている。

2010年創業、本社はバーリンゲーム(カリフォルニア州)。Accel等から今回調達した$36.5Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

5.「CloudIDE」Coder

[SaaS/コーディング] Coder
Series A ($10.3M) Redpoint Ventures and Uncork Capital

クラウドのシステム統合開発環境(IDE)。

Microsoftが提供するソースコードエディタ「Visual Studio Code」をWeb化したシステム開発環境。クラウド上で管理するため、個人のPCへ開発環境を割り当てる手間を省いたり、OS環境に依存する必要がない。コードもクラウド上に保存されるため、チームでリアルタイムにコラボレーションした開発が可能となる。また、管理者は使用状況に関する詳細なレポートを通じて開発チームを管理できる。

2016年創業、本社はオースティン(テキサス州)。Redpoint Ventures等から今回調達した$10.3Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

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