今週の注目5社:体験マーケット / セルフケアBot / ブロックチェーンセキュリティー / 倉庫ロボット / 不動産投資ローン

April 17, 2018 今週の注目スタートアップ

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「体験マーケット」IfOnly

[Marketplace/エクスペリエンス] IfOnly
Series D (20M) Founders Fund, Hyatt Hotels, Khosla Ventures, MasterCard Worldwide, New Enterprise Associates, Sotheby’s International Realty and TriplePoint Capital

ユニークな体験型プログラムを提供するマーケットプレイス。

料理やアート、アウトドアなど様々なジャンルの体験プログラムが用意されている。例えば、ミシュランの星を獲得する有名レストランのオーナーが直接コース料理を振舞ってくれるプログラムなど。現在、提供されている体験プログラムは3000以上。登録ユーザーは200万人にのぼり、内25%はアクティブユーザーとのこと。Hyatt HotelsやSotheby’sなど投資家も特徴的。今回、写真共有サービスで有名なShutterflyのCMOであったJohn Borisを新CEOとして迎えた。

2012年創業、本社はサンフランシスコ。MasterCard等から今回調達した$20Mは、サービス拡大に活用する予定。

2.「セルフケアBot」Shine

[Contents/モチベーション] Shine
Series A ($5M) BBG Ventures, Betaworks, Comcast Ventures, Eniac Ventures, Felix Capital, Female Founders Fund and The New York Times Company

セルフケアのためのメッセージボットサービス。

SMSやFacebook Messengerを通じて、メンタルヘルスなど日々のモチベーションをあげる情報を毎日テキストで送ってくれる。初期登録は無料のフリーミアムモデル。全てのライブラリにアクセスするには、月額4.99ドル(年間59.99ドル)を支払う。他言語に翻訳されていないが、既に189カ国・200万人のユーザーを持つ。ユーザーの88%は35歳未満で、70%が女性とのこと。

2016年創業、本社はニューヨーク。Comcast Ventures等から今回調達した$5Mは、採用(現在8名のチームを倍増)に活用する予定。

3.「ブロックチェーンセキュリティー」Chainalysis

[Saas/ブロックチェーン] Chainalysis
Series A ($16M) Benchmark

ブロックチェーンを活用した不正取引監視システム。

新製品であるKYT (Know Your Transaction) は、リアルタイムでBitcoinのトランザクションを監視。マネーロンダリングといった怪しい顧客を発見した場合には、警告してくれる。加えて、ダッシュボード上から調査レポートも入手できる。2014年に発生したマウントゴックスのBitcoin消失事件では公式の調査機関として指名され、2ヶ月でその行方を突き止めたとのこと。FBIや麻薬取締局、その他連邦機関を顧客に持つ。

2014年創業、本社はニューヨーク。Benchmark等から今回調達した$16Mは、営業活動の強化及び、他の仮想通貨への対応に活用する予定。

4.「倉庫ロボット」6 River Systems

[HW/ロボット] 6 River Systems
Series B ($25M) Eclipse Ventures, iRobot Ventures, Menlo Ventures and Norwest Venture Partners

人と協働する自律走行型「倉庫ロボット」。

”Chuck”と呼ばれる 倉庫ロボットは、自動運転と同様のテクノロジー・センサーが活用されている。タッチスクリーン上で、ピックアップすべきアイテムの画像と数、SKUなどを表示してくれる。また、倉庫内での効率的な移動ルートも提案してくれる。耐荷重は、160ポンド(約72キロ)。ロボットを購入(追加でシステム使用料を払う)する、もしくはレンタル(1-2年契約)する方法が用意されている。

Amazonに買収された元Kiva Systemsの幹部により、2015年に創業。本社はウォルサム(マサチューセッツ州)。Menlo Ventures等から今回調達した$25Mは、採用及び、欧州への販売拡大に活用する予定。

5.「不動産投資ローン」PeerStreet

[Service/フィンテック] PeerStreet
Series B ($29.5M) Andreessen Horowitz, Colchis Capital, Felicis Ventures, Navitas Capital, Solon Mack Capital, Thomvest Ventures and World Innovation Lab

不動産担保ローンへの投資プラットフォーム。

選りすぐられた良質な不動産担保ローンに、大手機関投資家だけでなく個人投資家もリーチできるマーケットプレイス。各不動産への最低投資額は$1,000と少額から可能。平均利回りは年率6-12%で、投資期間は6〜24ヶ月。昨年対比200%と急成長を遂げているとのこと。現在、更に流動性を高めるためのパイロットプログラムとして”30-Day Note”という短期投資商品も提供している。

元GoogleのBrett Crosbyが2013年に創業、本社はロサンゼルス。Andreessen Horowitz等から今回調達した$29.5Mは、採用に活用する予定。

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