今週の注目5社:卓上ボードゲーム / 画像診断高速化AI / 男性用避妊薬 / ミニアプリ作成 / 汎用ロボット基盤モデル
一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。
1.「卓上ボードゲーム」Board

日本語読み:ボード
カテゴリ:HW/ゲーム
ラウンド:Series A ($20M)
主な投資家:Union Square Ventures, Adjacent, BoxGroup, Christopher Isaac Stone, Coalition Operators, Elan Lee, Evan Sharp, First Round Capital, Haystack, IRL Ventures, Jesse Dorogusker, Josh Duyan, Kayvon Beykpour, Kevin Twohy, Metrodora Ventures, Nabeel Hyatt, Patron, SV Angel, Scott Belsky, Tim Ferriss, Twelve Below
卓上のデジタルボードゲーム。
タッチスクリーン型、24インチサイズのデジタルボードゲームを開発するスタートアップ。専用ピース(駒)が付属され、ボード上に配置したり、自由に動かしたりすることで画面が反応し、家族や友達とテーブルを囲みながらインタラクティブにゲームを楽しめる仕組み。価格は399ドル。現在、全米50州の数万にわたる自宅や学校・病院・レストランなどに設置されているという。フォットネススタートアップ「Mirror」をLululemonに売却した実績を持つBrynn Putnamが創業したことでも注目されている。
2022年創業、本社はニューヨーク。Union Square Ventures等から今回調達した$20Mは、サービスの拡大に活用する予定。
2.「画像診断高速化AI」Subtle Medical

日本語読み:サブトルメディカル
カテゴリ:SaaS/医療機器
ラウンド:Series C ($33M)
主な投資家:Morgan Stanley Expansion Capital, BlueRun Ventures, ENVISIONX Capital, Fusion Fund, Samsung Ventures, Shinhan Venture Investment
AIを活用した画像診断高速化技術。
AIを活用し、MRIやPETをはじめとする画像診断プロセスを高速化・高画質化するプラットフォームを開発するメディカルテックスタートアップ。「SubtleMR」と呼ばれるシステムは、医療機関が新たな機器を購入することなく、既存の画像診断システムの検査時間を高速化(最大80%短縮)しながら、高精細な医療画像を入手することが可能。すでに大学病院などの医療機関の1300台以上の機器に導入されているという。
2017年創業、本社はカリフォルニア州メンローパーク。Morgan Stanley Expansion Capital等から今回調達した$33Mは、海外展開の加速に活用する予定。
3.「男性用避妊薬」Contraline
日本語読み:コントラライン
カテゴリ:Biotechnology/ヘルスケア
ラウンド:Series B ($92.5M)
主な投資家:BVF Partners, RA Capital Management, GV, Invus Group, Lumira Ventures
新たな男性用避妊薬の開発。
「NES/T」と呼ばれる男性用避妊薬を開発するヘルスケアテックスタートアップ。一日一回(朝・晩のどちらか)、肩と二の腕に適量を均一に塗るだけで精子の生産を一時的に停止する塗り薬。使用を停止すると、通常通り生殖能力が回復するという。現状、男性の避妊法はコンドームの使用および、精管切除術(パイプカット)が中心となっており、薬物を用いた方法は存在しないため、新たな選択肢として期待されている。
2015年創業、本社はバージニア州シャーロッツビル。BVF Partners等から今回調達した$92.5Mは、引き続き開発費用に活用する予定。
4.「ミニアプリ作成」Sekai

日本語読み:セカイ
カテゴリ:App/ミニアプリ
ラウンド:Series A ($20M)
主な投資家:Connect Ventures, Khosla Ventures, 359 Capital, 645 Ventures, A* Capital, A16z Speedrun, MVP Ventures, Mayfield, Parable VC
AIを活用したミニアプリ作成プラットフォーム。
AIを活用し、テキストでプロンプトを入力するだけでインタラクティブなミニアプリを作成できるコンテンツプラットフォーム。アイデアがあれば誰でも数秒でミニアプリを作成したり、他のユーザーが作成したアプリをリミックスすることも可能。デジタルバースデーカードや性格診断クイズ、ゲームなどユーザーはこれまでに1500万以上のミニアプリを作成し、毎日20万以上のミニアプリが作成されているという。
2023年創業、本社はカリフォルニア州サニーベール。Khosla Ventures等から今回調達した$20Mは、サービスの拡大に活用する予定。
5.「汎用ロボット基盤モデル」Generalist

日本語読み:ジェネラリスト
カテゴリ:SaaS/ロボット
ラウンド:Series B ($400M)
主な投資家:Radical Ventures, 8VC, Bezos Expeditions, Bin Lin, Boldstart Ventures, Fei-Fei Li, Hanabi Capital, NVentures, Nat Friedman and Daniel Gross, Naval Ravikant, Norwest Equity Partners, Spark Capital, Union Square Ventures
ロボットの自動化に特化した汎用基盤モデル。
「GEN-1」と呼ばれる、ロボットの自動化に特化した汎用基盤モデルを開発するロボットテックスタートアップ。自社でロボットを製造するのではなく、家庭におけるヒューマノイドロボットから工場現場のロボットアーム、倉庫内の移動ロボットまで、様々な機械に搭載可能な汎用ロボット基盤モデルの構築を目指している。世界的に著名なコンピューターサイエンティストであるFei-Fei Liなども出資者に名を連ねる。今回の資金調達によるバリュエーションは20億ドル。
2024年創業、本社はカリフォルニア州サンマテオ。Radical Ventures等から今回調達した$400Mは、引き続き開発費用に活用する予定。










