大学最後の1年間、スクラムでのインターンを振り返って

March 19, 2026 その他

スクラムベンチャーズ、スクラムスタジオには常時複数の学生&社会人インターンが在籍しています。彼&彼女らが仕事を通じて感じたことをブログでも発信しています。インターンに興味がある方はこちらから自己紹介と希望の拠点(東京・サンフランシスコ)を添えてご連絡ください。


この記事を書いた人: 
高山 紗(Takayama Suzu) – 早稲田大学国際教養学部4年生

インターンのきっかけ

就職活動がひと段落したタイミングで、大学最後の一年をどう過ごすかを考えるようになりました。せっかくなら、自分の視野を広げられる環境に身を置きたいという思いを持っていた時に、同じくスクラムでインターンをしていた学部同期のKentaroさんに紹介してもらい、自分の知らないイノベーションやビジネスについて学ぶチャンスだと思ったため、インターンに参加しました。

担当した業務内容について

インターン期間中は、主に事業共創プログラムのリサーチ、サポート業務を行いました。Sakura Deeptech Shibuya Acclerator(SDA)に関わるスタートアップのリサーチ業務を中心に、Hokkaido F Village (HFX)の採択企業を決めるための調査、AgeTechX (ATX) の一環である「100歳ばあさん」漫画の英語翻訳、SDAのキックオフやデモデイの運営サポート、さらに長期的な採用戦略の一部を担い、イベントの草案作成など、幅広い業務に携わらせていただきました。

特にSDAやHFXの業務を通して印象的だったのは、普段の学生生活では触れる機会のなかった業界においても、これからの社会にとって不可欠な技術のイノベーションが日常的に生まれているということでした。具体的には、海藻を原料とした、サステナブルなプラスチックの代替素材を開発するLoliwareや、海の生態系を守りつつレアメタルを抽出する技術を持つImpossible Metalsなど、持続可能な社会の実現を下支えするテクノロジーとそれを最前線で進めている起業家の方々とお話しすることがとても刺激的でした。スタートアップという言葉で一括りにはできないほど領域は多様で、それぞれ異なる課題意識や時間軸を持ちながら、社会に価値を出そうとしていることを知り、大きな刺激を受けました。

また、今回のインターンは、ベンチャーキャピタルとしてのスクラムベンチャーズではなく、事業共創をゴールとするスクラムスタジオとしてのインターンであった点も、非常に印象に残っています。単に投資対象として評価するのではなく、「Scrumとしてどのように関われるのか」「他の事業やスタートアップとどのようなシナジーが生まれうるのか」といった視点で考える必要がありました。

企業単体の強みを見るだけでなく、Scrumが持つネットワークや過去の取り組み、他プロジェクトとの掛け合わせまで含めて考えることが求められ、自然と視野を広く、柔軟に発想する姿勢が必要になりました。このような思考の仕方は、これまでの学生生活ではあまり経験したことがなく、スクラムスタジオならではの面白さだと感じました。

業務の進め方という点でも学びは多くありました。スクラムのインターンでは、メンターのYuyaさんが常に正解を示すのではなく、まず自分で考え、アウトプットを出すことを大切にされていました。その上でフィードバックをもらい、考え直す。このプロセスを繰り返す中で、単に作業をこなすのではなく、「なぜそう考えたのか」を言語化する力が鍛えられていったように思います。

難しかった点

特に難しさを感じたのは、リサーチ業務でした。最初は、どのような情報を集めるべきなのか、またどこまで調べれば十分なのかの判断がつかず、戸惑うことが多くありました。

特に、自分が事前知識を持っていないディープテックなどの分野では、対象企業の情報を集めるだけでは不十分で、その業界全体の動向や競合企業の状況を把握した上で、企業の特徴を捉える必要がありました。各企業の情報と業界全体の動きを照らし合わせながら考えるこのプロセスは簡単ではなく、何度も試行錯誤を重ねました。

だからこそ、一度自分なりにまとめたものをメンター社員に見ていただき、どの情報が余分で、どこが抜けているのかをフィードバックしてもらうことが、自分にとって非常に重要でした。このやり取りを通して、少しずつリサーチの軸を持てるようになったと感じています。

社員との交流

インターン業務以外の面でも、印象に残っていることがあります。社内の食事会イベントなどに声をかけていただき、社員の方々とカジュアルにお話しする機会があったことです。業務とは異なる場で直接お話しすることで、普段の仕事だけでは見えにくい考え方や価値観に触れることができました。

スクラムのBBQ食事会にて

それぞれの社員の方がこれまでどのような選択をしてきたのか、今どんなことに面白さを感じているのかを率直に話してくださり、その距離の近さがとても印象的でした。単に話を聞くというよりも、自分自身の将来について考えるきっかけをもらえた時間だったと感じています。

インターンを通して感じた自分の変化

このインターンを通して感じた変化は、大きく二つあります。

一つ目は、キャリアに対する視野が広がったことです。就職活動を終えたばかりの頃の私は、どこかで「正しいキャリアの道がある」と考えていました。しかし、スクラムで関わらせていただいた社員の方々のキャリアは十人十色で、それぞれが異なるバックグラウンドや強みを持ちながら働いていました。その姿を見て、キャリアは一つの正解に向かうものではなく、自分なりに選び続けていくものなのだと感じるようになりました。

もう一つは、世の中には想像以上に多様な業界や仕事が存在することに気づいたことです。これまでの自分は、限られた分野の中で物事を捉えていましたが、スクラムでのリサーチやプロジェクト、スタートアップとの会話を通して、技術者、VC、金融機関、事業会社など様々なステークホルダーが協働でイノベーションが生まれていることを実感しました。その事実に気づけたこと自体が、大きな学びだったと思います。

スクラムでのインターンは、業務を通してスキルを身につけるだけでなく、自分の視野や考え方を更新し続ける時間でした。大学生活最後の一年に、この環境に身を置けたことは、これからの選択を考える上でも大きな意味を持つ経験だったと感じています。

インターンを検討されている方に一言

海外経験がある方、英語が得意な方は自分のアセットを最大限に活かしつつ、さらに成長できる最高の舞台だと思います。是非挑戦してみてください!

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