今週の注目5社:プールシェアリング / セラピストマッチング / 建築資材サンプル / 低炭素リニア発電機 / フォトニックコンピューティング

May 19, 2021 by Scrum Funding News

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「プールシェアリング」Swimply

[Marketplace/シェアリング] Swimply
Series A ($10M) Deborah Liu, Manish Chandra, Michael Curtis, Norwest Venture Partners, Rob Chesnut, and Trust Ventures

自宅のプールを貸し出すマーケットプレイス。

「プール版Airbnb」とも呼ばれ、十分に活用されていない自宅のプールを、誕生日会やホームパーティなどの様々な目的でプールを利用したい個人に貸し出すサービス。価格は1時間あたり平均$45。コロナ禍でプライベートスペースとしての需要が拡大し、すでに100都市以上で利用可能。今後はバスケットコートやプライベートジムなどの屋外施設も新たにリストに加わる予定。

2018年創業、本社はロサンゼルス。Norwest Venture Partners等から今回調達した$10Mは、製品開発およびサービスエリアの拡大に活用する予定。

2.「セラピストマッチング」Headway

[Marketplace/ヘルスケア] Headway
Series B ($70M) Google Ventures, Accel, Andreessen Horowitz, and Thrive Capital

セラピストの検索およびカウンセリングを予約できるプラットフォーム。

ユーザーは好みを入力すると4000人以上いるセラピストや心理学者、精神科医の中からマッチする人を見つけてくれる。当プラットフォーム上で、対面およびビデオカウンセリングを予約でき、これまでに30万回以上予約されている。また、Aetna, United, Cigna, Oscarなどの保険も利用できるためユーザーは費用を安く抑えられる。コロナ禍で昨年の収益は9倍に拡大し、今回の資金調達時のバリュエーションは$750M。

2017年創業、本社はニューヨーク。Andreessen Horowitz等から今回調達した$70Mは、チームおよびサービスエリアの拡大に活用する予定。

3.「建築資材サンプル」Material Bank

[Marketplace/材料] Material Bank
Series C ($100M) Bain Capital Ventures, Bond, Durable Capital Partners, General Catalyst, Lead Edge Capital, and The Raine Group

建築資材のサンプルが取り寄せられるマーケットプレイス。

建築やデザインに従事するユーザーが好みの資材を検索し、サンプル品を注文できるサービス。深夜までに注文すると米国本土のどこでも翌日の午前10時30分までに1つのボックスに入れて配達される仕組み。現在、カーペットやタイル、壁装材など375の資材メーカーと提携している。65,000人を超えるユーザーを抱え、1ヶ月の検索回数は約70万回以上という。2020年の収益は3倍に拡大。

2018年創業、本社はニューヨーク。General Catalyst等から今回調達した$100Mは、チームの拡大に活用する予定。

4.「低炭素リニア発電機」Mainspring Energy

[HW/エネルギー] Mainspring Energy
Series D ($95M) 40 North Ventures, AEP Capital, Bill Gates, Chevron Technology Ventures, ClearSky, Devonshire Investors, Equinor, Khosla Ventures, and Princeville Global

低炭素社会の実現を目指すリニア発電機。

大規模商業施設やマイクログリッド向けに、低排出かつ低コストで電力を供給できるリニア発電機を開発。駐車スペースなどに設置可能なサイズで、自然災害時のバックアップ用電力としての利用も期待されている。すでに大手スーパーマーケットチェーンで導入テストを行っており、2021年半ばには商用製品の出荷を開始予定という。

2010年創業、本社はメンローパーク(カリフォルニア州)。Devonshire Investors等から今回調達した$95Mは、チームおよび製造設備の拡大に活用する予定。

5.「フォトニックコンピューティング」Lightmatter

[HW/チップ] Lightmatter
Series B ($80M) Google Ventures, Hewlett Packard Enterprise, Lockheed Martin, Matrix Partners, SIP Global Partners, Spark Capital, and Viking Global Investors

フォトニックAIコンピューティング技術の開発。

電子の代わりに光子(フォトニック)を使用するAI向けのプロセッサーチップの開発。幅わずか数ナノメートルの微小な経路で光線を分割・混合させることで演算を実行する仕組み。同社によると主力製品である「Envise」は、半導体大手NVIDIAの最上位クラスのAIチップと比べて、最大10倍高速に作動するという。MITからのスピンアウト。

2017年に創業、本社はボストン。Viking Global Investors等から今回調達した$80Mは、チームの拡大に活用する予定。

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