今週の注目5社:デジタルボイスメッセージ / 抗菌LED照明 / エレクトロフューエル / アニメーションプラットフォーム / 音声SNS

February 8, 2021 by Scrum Funding News
TAG:

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「デジタルボイスメッセージ」Yac

[SaaS/コラボレーション] Yac
Seed VC-III ($7.5M) GGV Capital, and Slack Fund

リモートチーム向けの音声メッセージプラットフォーム。

写真やビデオ、画面上に音声メッセージを追加して共有できるコミュニケーションプラットフォーム。非同期のため、時差などで会議に参加できない場合も後からメッセージを確認することが可能。フリーミアムモデルで、チームで利用する場合は、ユーザー1人当たり月額$3を徴収する仕組み。コロナ禍で急成長(400%増)しており、Spotifyなど1500社以上の顧客を持つ。

2019年創業、本社はキシミー(フロリダ州)。Slack Fund等から今回調達した$7.5Mは、引き続き製品開発に活用する予定。

2.「抗菌LED照明」Vyv

[Biotechnology/照明] Vyv
Unattributed VC-II (NA) Citi Ventures

照らすだけで抗菌作用があるLED照明の開発。

可視光を利用し、バクテリアやカビなどの病気や感染症の要因となる病原菌の増殖を減らすことができるLED照明を開発。UV(紫外線)を発しない上、照らすだけで24時間抗菌可能。すでに病院やオフィス、ホテル、食料品や医薬品の製造工場などで活用されている。1月に開催されたCESではDelta Airlinesとの提携を発表し、機内のトイレ(洗面台)やカウンター上に照明を設置している。

2013年創業、本社はトロイ(ニューヨーク州)。Citi Ventures等から今回調達した資金は、顧客基盤の拡大に活用する予定。

3.「エレクトロフューエル」Infinium

[Enterprise/エネルギー] Infinium
Unattributed VC (NA) Amazon, Mitsubishi Heavy Industries, The Grantham Foundation, AP Ventures, and Neuman & Esser Group

エレクトロフューエルを開発するスタートアップ。

再生可能エネルギー由来の水素と排出された二酸化炭素から、独自の技術を用いてクリーン燃料「エレクトロフューエル」を生成する技術。既存のインフラを活用しつつ、航空機や船舶、トラックなどの燃料をネットゼロカーボン燃料に転換できるため、長距離輸送など世界の炭素排出量の約4分の1を占める交通・輸送業界の脱炭素化に貢献。今回、脱炭素化を目指すAmazonや三菱重工等から資金を調達している。

本社はサクラメント(カリフォルニア州)。Amazon等から今回調達した資金は、製造設備の拡大に活用する予定。

4.「アニメーションプラットフォーム」LottieFiles

[Service/アニメーション] LottieFiles
Series A ($9M) 500 Startups, and M12

軽量サイズのアニメーションフォーマットプラットフォーム。

GIFやPNGよりも軽量(約6分の1)かつ、ウェブサイトやアプリなどに適用可能なモーション画像プラットフォーム。ダウンロード速度が大幅に(10倍)向上し、使用するディスク容量も最小限で済む。また、解像度に依存せずスケーラブルな点も特徴。Airbnb, Google, TikTok, Disney, Netflixなど65,000社以上で利用され、100万人以上のユーザーを持つ。昨年対比300%で急成長中。

2018年創業、本社はサンフランシスコ。M12等から今回調達した$9Mは、開発および海外展開の加速に活用する予定。

5.「音声SNS」Clubhouse

[App/音声] Clubhouse
Series B (NA) Andreessen Horowitz

音声ベースのソーシャルメディアアプリ。

オープンなバーチャルルームに入って参加者の会話を聞いたり、自ら挙手し発言(参加)することもできる。テーマは登壇者が自由に決められる仕組み。様々なバーチャルルームが用意されており、ユーザーは興味のある人やテーマのルームに参加できる。現在メンバーからの招待制(1人数名まで)で参加可能。今後はクリエイターへの課金制度も導入予定という。起業家やテック界隈の著名人などを活用することで人気となり、すでに週間アクティブユーザーは200万人を超えるという。

2020年創業、本社はサンフランシスコ。Andreessen Horowitz等から今回調達した資金は、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

Scrum Connect Online なら、今回紹介した注目5社についてさらに詳しく知ることができます。スタートアップに精通した弊社のベンチャーキャピタリストに、スタートアップの詳細や資金調達状況、市場概況について日本語で質問できます。Scrum Connect Onlineは、独自の情報提供に加え、プロに相談でき、スタートアップと繋がれるプラットフォームです。

ブログの更新情報をメールでお届けしています。

米国のスタートアップトレンドやテック情報、スクラム主催のイベント情報をメールでお届けしています。お気軽にご登録ください。

でも情報発信しています。