今週の注目5社:次世代クレジットカード / 屋外用家具D2C / ポッドキャストデータベース / ワークフローオートメーション / 脱炭素セメント

January 26, 2021 by Scrum Funding News
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一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「次世代クレジットカード」X1 Card

[Service/金融] X1 Card
Series A ($12M) Spark Capital, Max Levchin, Jeremy Stoppelman, Jared Leto, Aaron Levie, and Ali Rowghani

収入に応じて利用限度額が決まる次世代クレジットカード。

従来のようにクレジットスコアではなく、現在および将来の収入に基づいて利用限度額が設定されるVISAクレジットカード。年会費はかからない上、ステンレスで作られている点も特徴。通常より最大5倍の限度額が設定できるだけでなく、専用アプリからワンクリックでサブスクリプションを解約したりとソフトウェア機能も多数提供。ウェイティングリストはすでに30万人以上という。PaypalやAffirmの共同創業者であるMax Levchinも出資するスタートアップ。

本社はサンフランシスコ。Spark Capital等から今回調達した$12Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

2.「屋外用家具D2C」Outer

[Commerce/家具] Outer
Series A ($10.5M) Sequoia Capital China, Jason Calacanis, Robin Chan, Social Starts, Mucker Capital, Justin Kan, Scott Tannen, Andy Katz-Mayfield, Jeff Raider, Plum Ventures, Unlock Venture Partners, MANTIS Venture Capital, and overtime.vc

屋外用の家具をオンラインで販売するD2Cサービス。

ベランダや庭などに設置する屋外用のソファを販売。枝編み細工のソファは全天候に対応するように頑丈に作られており、さらに専用カバーを利用することで雨や埃などの日常の汚れ、朝露からも家具を守ってくれる。価格は2人用のソファが$2400。直近ではペットボトルをリサイクルした素材で作られたラグも販売開始。コロナ禍により需要が急増し、2020年の売上高は昨年対比10倍の$12Mを超える見込みという。

2017年創業、本社はサンタモニカ(カリフォルニア州)。Sequoia Capital China等から今回調達した$10.5Mは、チームおよび製品ラインナップの拡充に活用する予定。

3.「ポッドキャストデータベース」Podchaser

[Service/ポッドキャスト] Podchaser
Series A ($4M) Greycroft, Advancit Capital, Hyde Park Venture Partners, Poplar Ventures, High Alpha, AJ Bruno, Powerhouse Capital, LightShed Ventures, Marshall Williams, and Mike LaSalle

ポッドキャストのオンラインデータベース。

ポッドキャストの出演者や評価、レビューなどの情報が記載されたオンラインデータベースで、ポッドキャストのIMDb(インターネット・ムービー・データベース)とも言われている。リスト機能も充実しており、ユーザーはPodchaserを利用して、自身が聞きたいコンテンツを簡単に検索することができる。すでに850万以上のクリエイターがおり、月間アクティブユーザー数も5倍に成長しているという。

2017年創業、本社はオクラホマシティ。Greycroft等から今回調達した$4Mは、製品開発に活用する予定。

4.「ワークフローオートメーション」Zapier

[SaaS/ワークフロー] Zapier
Secondary Market (NA) Sequoia Capital

ノーコードでアプリ間を連携できるプラットフォーム。

プログラミングなしでアプリ間を連携でき、業務の自動化を可能にするiPaaS(Integration Platform as a Service)。例えば、Gmailの添付ファイルをDropboxに自動でアップロードするなど、2000以上のアプリを組み合わせて、独自のワークフローを作成可能。すでに300万人以上のユーザーに利用されている。今回の調達によるバリュエーションは$4Bを超えるという。

2011年創業、本社はサンフランシスコ。Sequoia Capital等から今回調達した資金は、サービスの拡大に活用する予定。

5.「脱炭素セメント」Blue Planet

[Enterprise/CO2] Blue Planet
Unattributed VC (NA) Chevron Technology Ventures

CO2などの炭素回収技術を開発するスタートアップ 。

発電所などの排気ガスに含まれるCO2をセメントやコンクリートなどの建築材料へ活用する技術を開発。砂から砂利サイズまで、さまざまな大きさの骨材を製造できるという。同社のCO2活用骨材は、既にサンフランシスコ国際空港の改装工事で使用された実績を持つ。現在、三菱商事と実証実験を実施中。

2012年創業、本社はロスガトス(カリフォルニア州)。Chevron Technology Ventures等から今回調達した資金は、引き続き開発費用に活用する予定。

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