今週の注目5社:スマート補聴器 / スポーツコーチングアプリ / 代替チーズ / パッケージ可視化 / 皮膚異常検知

September 14, 2020 by Scrum Funding News
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一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「スマート補聴器」Eargo

[HW/医療機器] Eargo
Series E-II ($10.58M) New Enterprise Associates, Longitude Capital, Maveron, Gilde Healthcare Partners, and Pivotal bioVenture Partners

難聴者向けのスマート補聴器。

スマートフォンでコントロール可能なコネクテッド補聴器。会議やレストラン、電話、テレビなど、さまざまな外部環境に合わせて設定を変更したり、高音と低音を耳ごとにカスタマイズしたりできる。装着時に外から見えないデザインも特徴。また、充電式のポータブルケースで外出先でも安心して利用可能。価格は$1850〜$2650。WHOによると、聴力に問題を抱える人は現在5億人おり、今後は9億人に増加する模様。

2010年創業、本社はサンノゼ(カリフォルニア州)。NEA等から今回調達した$10.58Mは、引き続き採用およびサービスの拡大に活用する予定。

2.「スポーツコーチングアプリ」Mustard

[Service/スポーツ] Mustard
Seed VC ($1.7M) Shasta Ventures, Drew Brees, Nolan Ryan, Intersect VC, David Novak, Mike Dixon, and Reid Ryan

AIを用いたスポーツコーチングアプリ。

世界中の子供たちがトップアスリートと同じコーチングプログラムを受けられるトレーニングアプリ。スマートフォンのカメラでユーザーのモーションを分析し、動作時間やストライドなどの測定に加え、改善点などもアドバイスしてくれるという。まずは野球のトレーニング(β版)から提供を開始。フリーミアムモデルで将来的には低価格の月額課金を設定する予定。

2019年創業。Shasta Ventures等から今回調達した$1.7Mは、引き続き開発およびサービスの拡大に活用する予定。

3.「代替チーズ」Climax Foods

[Biotechnology/フード] Climax Foods
Series A ($7.5M) Index Ventures, Valor Equity Partners, Undisclosed Angel Investors, Embark Healthcare, Global Founders Capital, Artis Ventures, Prelude Ventures, Canaccord Genuity Group, S2G Ventures, Manta Ray, Luminous VC, and At One Ventures

植物性由来の原料で作られた代替食品。

データサイエンスを利用し、動物性タンパク質を植物性の代替製品で置き換えるフードテックスタートアップ 。分子の構造を分析し、最適なものを見つけ出す機械学習のアルゴリズムを独自に構築し、まずはチーズ製品に応用するという。Impossible Foodsの元データサイエンティストが創業したことでも注目されている。Google Xの共同創業者であるTom Chi氏が創業したAt One Venturesも出資。

2019年創業、本社はバークレー。Index Ventures等から今回調達した$7.5Mは、開発費用に活用する予定。

4.「パッケージ可視化」ThruWave

[HW/3Dイメージング] ThruWave
Seed VC ($6.4M) WRF Capital, In-Q-Tel, Blue Sky Capital, E14 Fund, Root Ventures, Tsingyuan Ventures, and Ubiquity Ventures

3Dミリ波を利用してパッケージ内を可視化するテクノロジー。

倉庫や配送センターのオペレーターがパッケージ内の3D画像を確認できる技術。中身のアイテムや数だけでなく、欠品や破損品などの異常も検出できるという。1時間あたり最大20,000個のパッケージを自動的に画像化して分析可能。また、既存のX線検査とは異なり、人に安全なミリ波を利用している点も特徴。CIAのVCであるIn-Q-Telも出資。

2017年創業、本社はシアトル。E14 Fund等から今回調達した$6.4Mは、開発費用に活用する予定。

5.「皮膚異常検知」Rubitection

[HW/医療機器] Rubitection
Seed ($0.12M) Techstars

褥瘡(床ずれ)を早期に発見する医療機器。

デバイスを皮膚に当てるだけで、目視では確認できないレベルの褥瘡(床ずれ)を検知できる。結果を定量的に評価できるため、患者の皮膚状態を継続的にモニタリング可能。在宅や老人ホーム、または病院の高齢者の褥瘡(床ずれ)を防ぐ技術として注目されている。現在、Melinda GatesのPivotal VenturesとTechstarsが提供するアクセラレータープログラム「Future of Longevity」に参加している。

2011年創業、本社はピッツバーグ。Techstars等から今回調達した$0.12Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

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