今週の注目5社:インタラクティブムービー / オンデマンド遠隔診療 / 学校連絡アプリ / 次世代タンパク質 / クラウドマーケットプレイス

June 22, 2020 by Scrum Funding News
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一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「インタラクティブムービー」Whatifi

[App/動画] Whatifi
Series A ($10M) Andreessen Horowitz, David Wells, Iikka Paananen, Jon McNeil, Josh Hannah, Marc Pincus, Matrix Partners, Max Levchin, Michael Birch and Taavet Hinrikus

インタラクティブムービーのソーシャルアプリ。

視聴者の選択によってストーリーが変化するインタラクティブムービーを仲間と楽しめるアプリ。重要な場面で選択を迫られると、チャットで議論をしながら全員一致した選択によってストーリーが決められるソーシャル機能を提供。友人や家族など、最大9人まで同時に視聴可能。現在2つのコンテンツがあり、そのエンディングは80通りにも及ぶという。「Whatifi Studios」を立ち上げ、今秋に向けて5本の映画を制作予定という。

本社はロサンゼルス。Andreessen Horowitz等から今回調達した$10Mは、コンテンツ開発に活用する予定。

2.「オンデマンド遠隔診療」PlushCare

[Service/ヘルスケア] PlushCare
Series B ($23M) GGV Capital, Transformation Capital and Western Technology Investment

オンラインのプライマリケアサービスアプリ。

風邪や喉の痛みなどの一般的な症状から、喘息・糖尿病・高血圧・うつ病などの長期的な治療が必要な病気まで、3500以上の病状に対応。患者は月額$14.99を支払いメンバーシップ登録をすると、アプリのビデオ通話を通じて診察を受けられる。トップ50の医学部を卒業し、平均15年の経験を有する経験豊富な医師が在籍。主要な保険会社と提携しており、全米50州でサービス展開。これまに22.5万人以上の患者が利用しているという。

2014年創業、本社はサンフランシスコ。Transformation Capital等から今回調達した$23Mは、チームの拡大に活用する予定。

3.「学校連絡アプリ」ClassTag

[App/コミュニケーション] ClassTag
Seed VC-IV ($5M) AlleyCorp, Contour Venture Partners, Founder Collective, John Martinson, Newark Venture Partners, SmartHub and TMT Investments

保護者と先生のコミュニケーションプラットフォーム。

日々の出来事や保護者への連絡事項、イベントや遠足などの学校行事、ボランティアや募金活動の依頼など、学校での活動を保護者と共有できるアプリ。連絡事項は自動で50以上の言語に翻訳され、すでに25,000校、200万以上の家族に利用されている。Under ArmourやCloroxなどの企業から広告収益を得るモデルで、学校・先生・保護者は無料で利用可能。収益の一部は備品などの購入資金として学校にも寄付される仕組み。コロナ禍で紙ベースではなく、オンラインでのコミュニケーションが加速する中、資金を調達。

2015年創業、本社はニューヨーク。AlleyCorp等から今回調達した$5Mは、サービスの拡大に活用する予定。

4.「次世代タンパク質」Protera

[Biotechnology/フード] Protera
Series A ($5.6M) Sofinnova Partners, SOSV and Undisclosed Investors

タンパク質ベースの食品成分を設計・開発するバイオテックスタートアップ。

独自のディープラーニングアルゴリズムである「MADI」を使用し、従来よりも賞味期限を長くする(保存料などの食品添加物が不要)クリーンラベルタンパク質の開発を進めている。グローバル展開する食品会社とパイロットプロジェクトを開始することも発表。他にも、トランス脂肪酸に置き換わるオイルも開発中。バイオテックに特化したアクセラレータプログラム「IndieBio」を2016年に卒業。本社をパリにあるインキュベーション施設「Station F」に移転予定。

2015年創業、本社はサニーベール(カリフォルニア州)。Sofinnova Partners等から今回調達した$5.6Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

5.「クラウドマーケットプレイス」Tackle.io

[Commerce/SaaS] Tackle.io
Series A ($7.25M) Bessemer Venture Partners

ソフトウェアのマーケットプレイス販売支援サービス。

ソフトウェアベンダーがクラウドマーケットプレイスで自社ソフトを迅速に掲載・販売するためのサポートプラットフォーム。通常数ヶ月かかるプロセスを数週間で終えることが可能。ユーザーは販売状況などもダッシュボードで確認できる。AWS、Azure、GCPの主要なクラウドマーケットプレイスをすべてサポートしており、これまでの顧客の取引規模は$100Mにのぼるという。

2016年創業、本社はボイシ(アイダホ州)。Bessemer Venture Partners等から今回調達した$7.25Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

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