今週の注目5社:スマートショッピングカート / ソーシャルキャラクター / シードアクセラレーター / オンライン注文統合 / 車両トラッキング

August 12, 2019 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「スマートショッピングカート」Caper

[HW/リテールテック] Caper
Series A ($10.5M) BR Venture Fund, Cogito Capital Partners, First Round Capital, FundersClub, Hardware Club, Jenny Fleiss, Max Mullen, Precursor Ventures, REDO Ventures, Sidekick Fund and Y Combinator

セルフチェックアウト機能を持つショッピングカート。

専用のショッピングカートにはディスプレイ、カメラ、重量センサー、位置情報センサーなどが搭載。カート内で商品をスキャンし、クレジットカード等で決済できるため、レジに並ぶ必要がない。また、ディスプレイで商品の場所を案内したり、クーポンや買い物内容に応じてオススメの商品も提案してくれるため、1顧客あたりの売上高が最大18%上昇するという。既にニューヨークの小売店舗に導入されている。

2017年創業、本社はニューヨーク。Y-Combinator等から今回調達した$10.5Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

2.「ソーシャルキャラクター」Superplastic

[HW/トイ] Superplastic
Series A ($10M) Betaworks, Canaan Partners, Cyan Banister, Index Ventures, Kevin Weil, Scooter Braun, Scott Belsky, Shrug Capital, Craft Ventures and Village Global

キャラクタートイを制作するスタートアップ。

「Janky」「Guggimon」などのキャラクタートイを制作しており、フィギュアはオンラインストアで数分で完売する人気ぶり。同時にメインキャラクターである「Janky」「Guggimon」のInstagramアカウントを公式リリースし、ソーシャルメディアをエンターテイメント用のプラットフォームとして活用するという。ハリウッドのトップアニメーターもチームに加わり、今後は同キャラクターのアニメ化も推進予定。

2018年創業、本社はバーリントン(バーモント州)。Craft Ventures等から今回調達した$10Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

3.「シードアクセラレーター」Techstars

[Others/アクセラレーター] Techstars
Series C ($42M) Foundry Group and Silicon Valley Bank

シードスタートアップ向けのアクセラレータープログラム。

運用総額$500M、年間売上高$100M、現在16か国35都市で49のプログラムを運営するアメリカでもトップクラスのシードアクセラレーター。特徴は、メンターシップを重視した3ヶ月のプログラムで、参加を許可されたスタートアップは、Techstarsのグローバルエコシステムへのアクセスおよび、$120Kの資金援助が得られる。現在、年間約500社に対し累計$80M程度のペースで投資。これまでにClasspass, SendGrid, Ziplineなど1,900社に投資を行い、卒業生の現在のバリュエーションは$22Bを超えるという。

2006年創業、本社はボルダー(コロラド州)。Silicon Valley Bank等から今回調達した$42Mは、海外展開の加速に活用する予定。

4.「オンライン注文統合」OrderMark

[SaaS/レストラン] OrderMark
Series B ($18M) Act One Ventures, Foundry Group, Mucker Capital, Nosara Capital, TenOneTen Ventures and Vertical Venture Partners

分散するレストランのオンライン注文を統合するプラットフォーム。

レストランは、OrderMarkが提供する専用タブレットとプリンタを設置することで、Uber Eats、DoorDash、Ritualなどの分散するオンライン注文情報を一元管理できる。50種類以上のオンライン注文システムに対応済みで、プリンターで注文票の一覧を印刷することも可能。既に3000店舗以上のレストランに導入されているという。初期費用は不要で、長期契約も課されないため、簡易に導入可能。

2017年創業、本社はカルバーシティー(カリフォルニア州)。Foundry Group等から今回調達した$18Mは、サービスの拡大に活用する予定。

5.「車両トラッキング」Journey Holding

[SaaS/モビリティ] Journey Holding
NA by Ford Smart Mobility

リアルタイムで車両をトラッキングするモビリティプラットフォーム。

バスなどの公共交通機関、大学、病院、空港、企業などが所有する車両の位置をリアルタイムで把握・管理できるモビリティプラットフォーム。例えば、ユーザーはシャトルやバス、他の公共交通機関のリアルタイムでの位置情報や最新の運行スケジュールを確認したりできる。2018年にFord Smart Mobilityが買収したTranslocに統合されるという。

Ride SystemsとDoubleMapが合併し2019年に創業。今回Ford Smart Mobilityによって買収された。買収額は非公表。

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