今週の注目5社:スニーカー取引所 / ヘルスケアコーチ / 警備ロボット / 3Dマッピングドローン / ポッドキャスト制作

July 7, 2019 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「スニーカー取引所」StockX

[Marketplace/スニーカー] StockX
Series C ($110M) Battery Ventures, DST Global, General Atlantic, GGV Capital and Google Ventures

スニーカーなどのモノを売買できるマーケットプレイス。

「モノの株式市場」とも言われ、スニーカー、ウェア、鞄、時計などが売買できる。Air Jordanモデルや、シュプリーム、Bapeなどの人気ブランドが並ぶ。各商品毎に現在の転売価格や、過去の取引価格、入札価格などの情報がオープンな情報として掲載され、取引の透明性を担保。専門の鑑定士による保証付きで偽物が出回らないように工夫しているという。今回の調達でユニコーン企業の仲間入り。eBayの元SVPであるScott Cutlerが新たにCEOに就任。

2016年創業、本社はデトロイト。Google Ventures等から今回調達した$110Mは、新製品の販売および、海外展開の加速に活用する予定。

2.「ヘルスケアコーチ」Omada Health

[Service/ヘルスケア] Omada Health
Series E ($73M) Andreessen Horowitz, Cigna Ventures, Civilization Ventures , Kaiser Permanente Ventures, Norwest Venture Partners, Providence Ventures, Sanofi Ventures, US Venture Partners and Wellington Management

慢性疾患予防のためのデジタルヘルスプログラム。

2型糖尿病や高血圧などの慢性疾患を行動科学とデータサイエンスを用いて予防するプログラム。ユーザーは配布されるワイヤレス体重計で日々モニタリングしながら、パーソナライズされた週間アクティビティ、食事、睡眠、ストレスなどに関するプログラムを通じて生活習慣を変える。プロのパーソナルコーチから適切なタイミングでアドバイスも貰える。600社以上の企業に導入され、参加する従業員は数十万人。Omada Healthはユーザーの体重や血糖値の改善度合いに応じて報酬をもらう仕組み。バリュエーションは$600M。

2011年創業、本社はサンフランシスコ。Wellington Management等から今回調達した$73Mは、引き続き製品開発に活用する予定。

3.「警備ロボット」Cobalt Robotics

[HW/ロボット] Cobalt Robotics
Series B ($35M) Bloomberg Beta, Coatue Management and Sequoia Capital

警備員の替わりにパトロールしてくれるロボット。

オフィスや倉庫、駐車場などを巡回、監視してくれるセキュリティロボット。360度の4Kカメラや赤外線センサー、LIDARなど60以上のセンサーが搭載されており、予め指示されたルートを自動運転で巡回してくれる。緊急時などは、備え付けのタッチスクリーンを通じて、セキュリティーセンターとビデオ通話も可能。既にFortune 50の企業を含む、テクノロジー・防衛・金融業界の顧客を持つ。

2016年創業、本社はサンマテオ(カリフォルニア州)。Coatue Management等から今回調達した$35Mは、全米へのサービスエリア拡大に活用する予定。

4.「3Dマッピングドローン」Exyn Technologies

[Service/ドローン] Exyn Technologies
Series A-II ($16M) Centricus, Corecam Family Office, In-Q-Tel, IP Group, Red & Blue Ventures and Yamaha Motor Ventures

3Dマップを作成してくれるドローンシステム。

飛行しながら収集した情報をリアルタイムで3Dマッピングしてくれる。様々なセンサーが搭載されており、マッピングしたデータを元に飛行ルートもリアルタイムに決めながら自律飛行する。GPSを利用せずセンサーでデータを集めるため、室内や地下トンネル等でも利用可能。鉱業や運送業、建設業などでの活用が期待されている。ペンシルベニア大学からスピンアウトしたスタートアップ。

2014年創業、本社はフィラデルフィア(ペンシルべニア州)。Centricus等から今回調達した$16Mは、製品開発および海外展開に活用する予定。

5.「ポッドキャスト制作」Wondery

[SaaS/Podcast] Wondery
Series B ($10M) Advancit Capital, Bertelsmann Digital Media Investments, Greycroft, Lerer Hippeau Ventures, Powerhouse Ventures, Watertower Ventures and Waverley Capital

ポッドキャストのコンテンツ制作。

ドラマ型のコンテンツが人気で、「Business Wars」「Dr. Death」などの60を超える番組を出版。これまでに世界中で4000万回以上配信され、毎月700万人以上のリスナーを持つ。過去に制作した「Dirty John」はNetflixでドラマ化されている。2019年の売上高は$25Mに達する模様。現在のバリュエーションは$100M。National Geographic Partnersの元CEOであるDeclan Mooreが海外チームの責任者としてジョインした。

2016年創業、本社はウエストハリウッド(カリフォルニア州)。Greycroft等から今回調達した$10Mは、海外展開の加速に活用する予定。

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