今週の注目5社:不妊治療 / プロeSportsチーム / ビデオ会議 / 画像ソーシャル / 会計Saas

May 6, 2019 by Scrum Funding News

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「不妊治療」Kindbody

[Service/ヘルスケア] Kindbody
Series A ($15M) Green D Ventures, Perceptive Advisors, RRE Ventures, Trail Mix Ventures and Winklevoss Capital

不妊治療サービス。

卵子凍結やドナーサポートなど様々な不妊治療を提供。ミレニアル世代をターゲットとしており、黄色が特徴のポップアップカーの中で無料の不妊検査(血液検査)が受けられる。より詳細な不妊検査が受けたい場合は、クリニックにて$250で提供。コアサービスは卵子凍結サービスで1サイクル$6,000(平均価格は$10,000)と格安。その他にも体外受精サービスを$10,000で提供。

2018年創業、本社はニューヨーク。RRE Ventures等から今回調達した$15Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

2.「プロeSportsチーム」Gen.G eSports

[Game/eSports] Gen.G eSports
Series B ($46M) Battery Ventures, Canaan Partners, Conductive Ventures, Dreamers Fund, New Enterprise Associates, Stanford University and Will Smith

プロeSportsチームのマネジメント会社。

プロeSportsチームのマネジメントやアスリートの育成、ファンとの交流イベントなどを開催。韓国・アメリカ・中国にオフィスを持ち、League of LegendsやFortniteをはじめとする8つのプロチームを所有。今回のラウンドには、ウィルスミスと本田圭佑のDreamers Fundや、LA Clippersのオーナーの一人Dennis Wong、MasterClassのCEOであるDavid Rogierなどが投資家として名を連ねている。

2017年創業、本社はロサンゼルス。NEA等から今回調達した$46Mは、グローバル展開の加速に活用する予定。

3.「ビデオ会議」Zoom

[Service/ビデオ会議] Zoom Video Communications
$751.3M @ $20B

ビデオ会議システム。

パソコンやスマホでビデオ会議ができるアプリ。セットアップが簡潔で、会議の主催者(要登録)が参加者にミーティング用のURLを共有するだけ。参加者はアプリをダウンロードし、送られたURLをクリックするだけで会議に参加できる。通信量が非常に少ないため、世界中の拠点から複数人が参加しても安定した通話品質のビデオ会議が可能。弊社でも多用しているサービス。価格は100人まで参加できるPro版が$14.99/月から(1対1での個人利用は無料)。

WebEx(Ciscoが買収)のエンジニアだったEric Yuanが2011年に創業、本社はサンノゼ(カリフォルニア州)。今回ナスダックに上場したユニコーン企業。

4.「画像ソーシャル」Pinterest

[App/ソーシャルメディア] Pinterest
$1.47B @ $15B

写真・画像をブックマークできるアプリ。

自分が気に入った画像や写真を簡単にPin(ブックマーク)して保存できるツール。Lensという類似検索機能を使うと、ユーザーがアプリを使って撮影した写真をAIで解析し、表示されているもの(衣服、食べ物など)を認識して、関連する別の画像を表示してくれる。例えば、料理の写真からレシピを表示したり、同様の料理を提供する店舗の情報を得たりできる。月間のアクティブユーザーは2.5億人以上にのぼるという。

2010年創業、本社はサンフランシスコ。今回ニューヨーク証券取引所に上場し、時価総額は$15B(2019年5月6日時点)。

5.「会計Saas」Pilot

[SaaS/会計] Pilot
Series B ($40M) Index Ventures and Stripe

スタートアップ向けの簿記・会計プラットフォーム。

簿記などの会計処理をアウトソースできるサービス。毎月、精緻なPL・BS・CFを作成してくれる。専任のアカウントマネージャーが、経理ソフト「QuickBooks」や経費精算アプリ「Expensify」などの外部ツールとの連携もサポートしてくれる。既に毎月$100M以上のトランザクションを処理しているという。今回、オンライン決済サービスを提供する「Stripe」も出資。

2016年創業、本社はサンフランシスコ。Index Ventures等から今回調達した$40Mは、法人税などの新サービス開発に活用する予定。

最先端の技術調査、市場調査、戦略コンサルティングを行っています

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