今週の注目5社:GenZ調査 / 女性サプリD2C / ポッドキャスト / 出張者向けアパート / デリバリーロボット

February 18, 2019 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「GenZ調査」Perksy

[SaaS/リサーチ] Perksy
Seed VC ($4M) Bain Capital Ventures, Founder Collective, Gingerbread Capital, MDC Ventures, Sinai Ventures and Torch Capital

若者を対象した消費者調査アプリ。

主にミレニアル世代やGen-Z世代を対象にしたサーベイアプリ。サーベイを完了するとユーザーにリワードを与える仕組みや、ゲーム要素を取り入れることで、サーベイ完了率は84% (一般的な水準は1-3%)という。また通常、数週間〜1ヶ月かかるサーベイ結果が、アプリを通じて回答後すぐに共有される。PepsicoやNickelodeonなどの消費者調査を成功させている。初年度の売上高は、$1.3M。

2015年創業、本社はニューヨーク。Bain Capital Ventures等から今回調達した$4Mは、引き続き採用および、サービス開発に活用する予定。

2.「女性サプリD2C」Ritual

[Commerce/サプリ] Ritual
Series B ($25M) Forerunner Ventures, Founders Fund and Norwest Venture Partners

女性向けのD2Cサプリメント。

女性の体に不足しがちな葉酸や鉄分、マグネシウムなど9つの必須栄養素を補給できる。サブスクリプションモデルで、低価格(月額$30)かつ、送料無料でいつでもキャンセル可能。また、グルテンフリー・ビーガンなどにも対応しているのが特徴。InstagramなどのSNSマーケティングを積極的に活用することで、2016年の創業以来、これまでに100万ボトル以上売り上げているという。

2016年創業、本社はロサンゼルス。Norwest Venture Partners等から今回調達した$25Mは、新製品の開発に活用する予定。

3.「ポッドキャスト」Gimlet Media / Anchor FM

[Contents/ポッドキャスト] Gimlet Media / Anchor FM
$343M by Spotify

ポッドキャスト専用メディアと、ポッドキャスト作成プラットフォーム。

「The Cut on Tuesdays」や「StartUp」などの人気コンテンツを配信するポッドキャスト専用の「Gimlet Media」と、ポッドキャスト版YouTubeとも言われポッドキャストを簡単に配信できるアプリを提供する「Anchor FM」。Spotifyのポッドキャスト関連の今年のM&A予算は$500Mを見込んでおり、2社以外にも買収を仕掛けるという。SpotifyのMAU(月間アクティブユーザー数)は2億700万人(昨年対比29%増)、有料会員数は9600万人(昨年対比36%増)で、オーディオコンテンツを更に充実させる。

音楽ストリーミングサービスで有名なSpotifyが買収。2社の買収額は$343M。

4.「出張者向けアパート」2nd Address

[Marketplace/ホーム] 2nd Address
Series C ($10M) Amicus Capital, Foundation Capital, Google Ventures and Pierre Lamond

長期出張者向けの高級アパートマーケットプレイス。

家具付きのラグジュアリーな物件のみを提供することで、長期出張者が快適に滞在できるサービス。厳格な基準を満たしたホストのみで、価格もラグジュアリーホテルに比べて割安。過去14ヶ月間に、Chan Zuckerberg Initiative、Google、SAP、Deloitteの役員や従業員が、長期プロジェクトや新オフィスの開設・引っ越しなどに活用。既に、アメリカの主要都市で3,600件を超えるアパート・住宅・コンドミニアムなどの物件を提供。

2014年創業、本社はサンフランシスコ。Google Ventures等から今回調達した$10Mは、引き続きサービスエリアの拡大に活用する予定。

5.「デリバリーロボット」Dispatch

[HW/ロボット] Dispatch
NA by Amazon

デリバリー用の自動運転ロボット。

Andreessen Horowitzなどから資金を調達し、小型の自動運転ロボットを開発。これまで非公表だったが、シアトルにあるAmazon本社近くで2019年1月に実証実験を開始した「Amazon Scout」サービスのため、2017年に買収されていた。当初の4輪のデリバリーロボットとは異なり6輪のデザイン(詳細は非公表)。Amazonはラストワンマイルの配送を自動化することでデリバリーサービスを強化する模様。

2015年創業。Amazonが2017年に買収。価格は非公表。

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