今週の注目5社:摘み採りロボット / データGitHub / ブロックチェーン音楽共有 / メタル3Dプリンター / 自動運転トラック

August 24, 2018 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「摘み採りロボット」Root AI

[HW/ロボット] Root AI
Seed VC ($2.3M) Accomplice, First Round Capital, Half Court Ventures, Liquid 2 Ventures and Schematic Ventures

農業用のピッキングロボット。

「屋内」農場向けのピッキングロボットで、カラー映像と3D深度情報を収集するために、複数のカメラが搭載されている。得られた情報から作物の状態を分析し、剪定、熟成度、サイズ、品質の等級などを評価してくれる。作物を連続的かつ、人間よりも効率的に栽培・収穫することが可能。来年のローンチを予定している。まずはトマトから始め、世界中の屋内農場への拡大を目指している。

2018年創業、本社はボストン。First Round Capital等から今回調達した$2.3Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

2.「データGitHub」Domino Data Lab

[SaaS/データ] Domino Data Lab
Series D ($40M) Coatue Management and Sequoia Capital

データサイエンティスト向けの分析プラットフォーム。

各社のデータサイエンティストが作業を共有できるプラットフォーム。データサイエンティストのGitHubとも言われている。Tesla、Allstateなどのアーリーアダプターに加え、GAP・Monsanto・Dellなど多数の顧客を抱えている。売上高は数年で3倍に急増し、数百万ドル規模に達しているとのこと。データサイエンス業界のSalesforceやMarketoを目指している。

2013年創業、本社はサンフランシスコ。Sequoia Capital等から今回調達した$40Mは、エンジニアの採用及び、欧州への事業拡大に活用する予定。

3.「ブロックチェーン音楽共有」Audius

[Contents/ブロックチェーン] Audius
Series A ($5.5M) 122WEST, Ascolta Ventures, General Catalyst, Kleiner Perkins Caufield & Byers, Lightspeed Venture Partners and Pantera Capital

ブロックチェーンを用いた音楽共有プラットフォーム。

レコード会社や小売店などの仲介業者を介さず、アーティストとファンがブロックチェーンを用いて直接取引できる仕組み。アーティストの収益は85%と、従来のアプリ配信(70%)より高く、リアルタイムで受け取ることが可能。また、アーティストはファンと直接交流してファンクラブを拡大したり、宣伝したりできる。ベータ版を今年ローンチ予定。

2018年創業、本社はサンフランシスコ。General Catalyst等から今回調達した$5.5Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

4.「メタル3Dプリンター」Digital Alloys

[HW/製造] Digital Alloys
Series B ($12.9M) Boeing HorizonX, G20 Ventures, Khosla Ventures and Lincoln Electric Holdings

高速のメタル3Dプリンター。

独自開発したジュール印刷技術により、従来の3Dプリンターよりも高速かつ低コストで製造できる3Dプリンター。原料に高価なメタルパウダーではなく、商用ワイヤーを利用することで低コストを実現している。今回出資しているボーイング社は、既に機体部品の6万点を3Dプリンターで製造しているが、更に3Dプリンターを利用した部品製造を加速させる予定。

2017年創業、本社はバーリントン(マサチューセッツ州)。G20 Ventures等から今回調達した$12.9Mは、サービス及び、顧客の拡大に活用する予定。

5.「自動運転トラック」Kodiak Robotics

[HW/AV] Kodiak Robotics
Series A ($40M) Battery Ventures, CRV, Lightspeed Venture Partners and Tusk Ventures

自動運転トラックの開発。

2016年にUberが買収した自動運転トラックのスタートアップOttoの共同創業者であるドン・バーネットが創業。これまでステルスだったが、カメラ、レーダー、ソナー技術に加え、LiDARを使用する予定とのこと。今回の大型調達の発表と同時に、研究段階から実用段階に移行したことも公表している。アメリカのトラック業界は5万人以上のドライバーが不足していると言われており、今後の動向が注目されている。

2018年創業、本社はパロアルト(カリフォルニア州)、現在の従業員は10名。Battery Ventures等から今回調達した$40Mは、チームの拡大及び、開発費用に活用する予定。

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