今週の注目5社:出張経費削減 / アプリ連携 / 簡易Webサイト / Podcast / 遠隔医療

May 8, 2018 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「出張経費削減」Rocketrip

[SaaS/旅行] Rocketrip
Series C ($15M) Bessemer Venture Partners, Canaan Partners and Google Ventures

企業向けの出張経費削減プラットフォーム。

従業員が出張経費(フライト・ホテル・レンタカーなど)を予算よりも低く抑えると、会社からリワード(ギフトカードなど)がもらえるロイヤリティプラットフォーム。Googleの社内システムを参考に開発された。出張一回につき平均$208の経費を削減でき、総額20-30%の経費削減につながるとのこと。既に、TwitterやPandoraなどを顧客に持つ。

2013年創業、本社はニューヨーク。 Google Ventures等から今回調達した$15Mは、法人営業チームの拡大に活用する予定。

2.「アプリ連携」IFTTT

[Service/コミュニケーション] IFTTT
Series C($24M ) Fenox Venture Capital,IBM Venture Capital Group,Salesforce Ventures,The Chamberlain Group

アプリやデバイスを簡単に連携できるプラットフォーム。

例えば、「Uberが到着したら玄関の電気を点灯させる」という様に、アプリやサービス、デバイスを簡単に連携させることができる。Google, Microsoft, Amazon, Twitter, BMW, Samsung, IBMなど、登録されているアプリやサービスは400以上。無料で使用でき、現在の登録ユーザー数は1400万人。これまで7500万ものアプレットが作られているとのこと。

2010年創業、本社はサンフランシスコ。Salesforce Ventures等から今回調達した$24Mは、プラットフォームの拡大に活用する予定。

3.「簡易Webサイト」Weebly

[SaaS/デザイン] Weebly
$365M by Square

誰でも簡単にWebサイトが作成できるツール。

豊富なデザインテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップで簡単にWebサイトが作れる。ユーザーは自社のHPを作ったり、すぐにEC事業を始めることができる。無料プランに加え、月$8のスタータープランや$12のプロプランなどがある。顧客は数百万以上。有料会員も62.5万で、40%が海外とのこと。今回買収したSquareは、Weeblyが持つ海外ネットワークを活用し、グローバル展開を加速させる予定だという。

2006年創業、本社はサンフランシスコ。今回Squareに$365Mで買収された。

4.「Podcast」CastBox

[App/ポッドキャスト] CastBox
Series B ($13.5M) GSR Ventures, IDG Capital, Qiming Venture Partners and SIG Asia Investments

Podcastやラジオ、オーディオブック向けのアプリ。

5000万以上のオーディオコンテンツのラインナップが揃っている。AIを活用し、ユーザーの好みに合わせてレコメンデーションもしてくれる。アプリのダウンロード数は1500万回以上で、デイリーユーザーは180万人。USユーザーは45%のみで、グローバルに利用されている。今後は、オリジナルのPodcast番組制作にも力を入れるとのことで、Podcast版Netflixとしても注目されている。

2016年創業、本社はサンフランシスコ。SIG等から今回調達した$13.5Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

5.「遠隔医療」Doctor On Demand

[Service/ヘルスケア] Doctor On Demand
Series C ($74M) Goldman Sachs Principal Strategic Investments, Lerer Hippeau Ventures, Qualcomm Ventures, Richard Branson, Shasta Ventures, Sherpa Capital, Tenaya Capital and Venrock

ビデオベースの遠隔医療サービス。

スマートフォンやタブレットで、医師や専門家とビデオ相談を受けることができる。待ち時間は平均5分程度で 、24時間利用できるため、急病の場合でも対応可能。ユーザーは既に200万人以上で、認定医師は1時間あたり平均4名の診察をしているとのこと。昨年、医療費を$500M削減し、待機時間も100万時間以上減らした。最近では、メンタルヘルスケアの需要が伸びており、240%増で成長中。

2013年創業、本社はサンフランシスコ。Goldman Sachs等から今回調達した$74Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。

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