今週の注目5社:バーチャルフィットネス / ブロックチェーンコンピュータ / VRゲーム実況 / モバイルAR開発 / 油田マーケットプレイス

February 22, 2018 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「バーチャルフィットネス」Mirror

[HW/フィットネス] Mirror
Seed VC ($13M) BoxGroup, Brainchild Holdings, First Round Capital, Lerer Hippeau Ventures, Primary Venture Partners and Spark Capital

自宅で参加できるバーチャルフィットネス用のディスプレイ。

LCDディスプレイ、スピーカー、カメラ、マイクからなる。鏡のようにフラットなミラーを使って、バレエ、ヨガ、ボクシング、ピラティスなどのクラスに参加できる。ディスプレイを見ながらオンデマンドクラスに参加できるだけでなく、ミラー自体がユーザーのパフォーマンスなどを計測してくれる 。これによって自宅が完璧なパーソナルジムになるとのこと。現在ステルスモードで開発中だが、今春にはウェブサイトから直接販売されると言われている。

ハーバード大学卒で、ニューヨーク・シティ・バレエ団のプロダンサーだったBrynn Putnamが創業、本社はニューヨーク。Spark Capital等から今回調達した$13Mは、今春のローンチに向けた開発費用に活用予定。

2.「ブロックチェーンコンピュータ」Dfinity

[Enterprise/ブロックチェーン] Dfinity
Unattributed VC ($61M) Andreessen Horowitz and Polychain Capital

ブロックチェーンを活用した「インターネットコンピューター」。

ブロックチェーン技術を使用し、複数のコンピュータを接続したインターネットコンピュータの開発。「Cloud3.0」と称した分散型クラウドは、従来のデータベースやバックアップシステムを要する複雑なITシステムを簡素化することで、コストを約90%削減できる。更に、Ethereum(イーサリアム)より約150倍速く、 Bitcoin(ビットコイン)よりも900倍高速とのこと。また、シードマネーをICOで集めたことでも注目を集めている。

2014年に創業、本社はパロアルト。Andreessen Horowitz等から今回調達した$61Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

3.「VRゲーム実況」VREAL

[SaaS/VR] VREAL
Series A ($11.7M) Akatsuki, Axioma Ventures, CRCM Venture Capital, Intel Capital, Upfront Ventures and Vulcan Capital

ソーシャル機能付きのVR動画配信プラットフォーム。

VRコンテンツ(主にゲーム)の実況動画をリアルタイムに視聴者に配信できる。動画はVR・2Dの双方に対応している。視聴者は放送されているVR空間内にアバターとして参加し閲覧できる。ライブ配信以外にソーシャル機能も備えており、動画を見ながら視聴者同士で会話をするといったユーザー間のやりとりも可能。また、VR体験を録画してシェアする機能なども盛り込まれている。

2015年に創業、本社はシアトル。Axioma Ventures等から今回調達した$11.7Mは、コンテンツ制作ツールの改善など引き続き開発費用に活用する予定。

4.「モバイルAR開発」8th Wall

[SaaS/AR] 8th Wall
Series A ($8M) Norwest Venture Partners, Shasta Ventures, Sparkland Capital and The Venture Reality Fund

モバイルARアプリ開発のためのプラットフォーム。

iOSやAndroid搭載の旧来のスマホでも作動するARアプリを簡易に開発できる。高度に最適化されたコンピュータビジョンアルゴリズムによって、グラフィックの専門家でない開発者でも、複雑なグラフィックエフェクトを作ることをできる。アップルの「ARKit」やグーグルの「ARCore」といったARプラットフォームともシームレスに連携。8thWallを活用することで現存する95%のスマホでARアプリが利用できるとのこと。

元Facebookやグーグルのエンジニアによって2016年に創業、本社はパロアルト。従業員は現在9名で今後1年半で3倍に増員予定。Norwest Venture Partners等から今回調達した$8Mは、採用及び開発費用に活用する予定。

5.「油田マーケットプレイス」RigUp

[Marketplace/エネルギー] RigUp
Line of Credit ($30M) Silicon Valley Bank
Series B ($15.8M) Founders Fund, Global Reserve Group and Quantum Energy Partners

油田採掘現場向けのマーケットプレイス。

油田やガス採掘などを行うエネルギー会社と、現場の請負業者をつなぐマッチングサービス。100を超える様々なカテゴリーの事業者が2.2万社参加している。エネルギー会社はプラットフォーム上で請負業者に対する入札、価格分析の自動化、環境や安全基準を満たしているかなどの判定が行える。また、これまで平均して約1ヶ月(27日間)かかっていた請負業者への支払期間もプラットフォームを活用することで5営業日以内に支払われるとのこと。

2014年に創業、本社はオースティン(テキサス州)。Quantum Energy等から今回調達した$45.8Mは、モバイル機能や決済システムの改善などに活用する予定。

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