今週の注目5社:AI資産管理 / スマホサイト簡単構築 / 無料Wifiマーケ / 低価格プロセッサ自動運転 / 直前ホテル予約

April 3, 2017 by Scrum Funding News
TAG:

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「AI資産管理」Clarity Money

Screen Shot 2017-04-03 at 12.42.48

[App/ファイナンス] Clarity Money
Series B ($11M) Bessemer Venture Partners, Citi Ventures, Maveron and Soros Fund Management

AIを活用した個人向け資産管理サービス。

アプリをダウンロード後、個人の銀行口座やクレジットカードに接続すると、データサイエンスや機械学習を活用して、ユーザーに不必要な契約の解除や支払額を削減可能なオプションを提案してくれる。既にユーザ数は10万を超え、これまでに1兆円を超える取引を分析し、平均$300のコスト削減に寄与している。

2016年創業、本社はニューヨーク。RRE VenturesやCiti Ventures等から今回調達した$11Mは、事業展開を加速化するために活用する予定。

2.「スマホサイト簡単構築」Universe

Screen Shot 2017-04-03 at 12.43.27

[Saas/開発] Universe
Seed VC ($3.2M) BoxGroup, ENIAC Ventures, General Catalyst and Greylock Partners

スマホから簡単にウェブサイトを作成できるサービス。

スマホを使って”1分で”イベントのランディングページなどのページを作ることができる。ユーザーはバックグラウンドを選び、文字や写真、動画、リンクなどをドラッグ・アンド・ドロップで追加するだけ。ミレニアル層を狙ったサービスで、Universeドメインのサイトは無料で使用できるが、カスタムドメインを利用する場合は月額2.99ドルが課金される

2011年創業、本社はニューヨーク。Box Group等から今回調達した$3.2Mは、サービスの拡充費用として活用する予定。競合の多い市場だが、スマホ特化で差別化を狙っている。

3.「無料Wifiマーケ」Zenreach

Screen Shot 2017-04-03 at 12.46.18

[Saas/営業] Zenreach
Series C ($30M) Bain Capital Ventures, First Round Capital, Founders Fund, Maverick Ventures and SV Angel

レストランやカフェといった小売店舗向けの無料Wi-Fi機器を活用したマーケティングサービス。

店舗が無料Wi-Fiを提供するためのシステムを提供する。設置は極めてシンプルで5分もかからない。利用者は無料Wi-Fiを使うためにメールアドレスやFacebookのIDなどを登録する必要があるため、店舗は顧客情報を容易に取得が可能で、来店頻度や購入商品などに応じターゲティングされたマーケティングが可能となる。Peter Thielも取締役に名を連ねており、今回のラウンドでは俳優のAshton KutcherやNBAのKevin Durantが参加している。

2012年創業、本社はサンフランシスコ。Founders Fund等から今回調達した$30Mは、病院やスパ、車の修理工場といった他業態への事業拡大費用として活用する予定。

4.「低価格プロセッサ自動運転」DeepScale

Screen Shot 2017-04-03 at 12.47.00

[Others/自動車] DeepScale
Seed VC-II ($3M) AutoTech Ventures, Bessemer Venture Partners, Greylock Partners and Jerry Yang

低価格のプロセッサに対応した自動運転用ソフトウェア。

NvidiaなどのGPUではなく、一般的な低消費電力プロセッサを利用して、自動運転を実現するためのソフトウェアを提供している。センサー、マッピング、制御システム、コンピュータビジョンを用いて、リアルタイムで周囲の状況を知ることができる。通常のAIの様にトレーニングに何ヶ月も費やすのではなく、一日でトレーニングする点が特徴。既に自動車の主要OEMメーカーとパイロットプロジェクトを始めている。

2015年創業、本社はマウンテンビュー。今回調達した$3Mは、引き続き開発費用として活用する予定。

5.「直前ホテル予約」HotelTonight

Screen Shot 2017-04-03 at 12.56.45

[App/Hotel] HotelTonight
Series E ($37M) Accel Partners, Battery Ventures, First Round Capital, GGV Capital, RSC Capital

当日予約に特化した宿泊予約サービス。

いわゆるラストミニッツ・サービスで、定価に比べて最大70%オフの割安価格でホテルを予約できる。サービス対象地域は北米、中南米、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジアの一部とエリアを拡大させている。既に30カ国以上1,700都市で、25,000以上のホテルと提携している。昨年から対象を「当日」から最大「1週間先」まで拡大している。すでにグロス売上$300Mを達成しており、今年度中のIPOも噂されている。

2010年創業、本社はサンフランシスコ。Accel Partners等から今回調達した$37Mは、新しいエリアへのサービス展開費用として活用する予定。

最先端の技術調査、市場調査、戦略コンサルティングを行っています

スクラムベンチャーズは、年間1000社超の企業調査の実績をもとに、企業のご要望に合わせてコンサルティングやリサーチを行っています。