今週の注目5社:AIエージェント保険 / 在宅介護支援AI / LGBTQ+向けセラピー / 企業向けAI動画制作 / オンライン言語療法
一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。
1.「AIエージェント保険」Harbor

日本語読み:ハーバー
カテゴリ:SaaS/保険
ラウンド:Seed VC ($10M)
主な投資家:8VC, Abstract, Base10 Partners, BlueWalker Capital, Diede van Lamoen, Innovation Endeavors, Kibo Ventures, MVP Ventures, Maisa AI, NFX, Restive Ventures
AIエージェントに特化した保険。
AIエージェントを導入する企業向けに保険およびリスク管理プラットフォームを提供するインシュアテック(InsurTech)スタートアップ。企業内で稼働するAIエージェントを特定し、運用・セキュリティ・規制上のリスクを測定・監視するだけでなく、社内ルールや規制に違反する決定を事前かつ自動的に阻止する。また、制御をすり抜けて発生した損失に対しては保険を適用する仕組み。今回の資金調達を機にステルスモードを脱却。
2026年創業、本社はサンフランシスコ。8VC等から今回調達した$10Mは、サービスの拡大に活用する予定。
2.「在宅介護支援AI」Abby Care

日本語読み:アビーケア
カテゴリ:Service/介護
ラウンド:Series C ($82M)
主な投資家:Transformation Capital, CVS Health Ventures, Frist Cressey Ventures, Khosla Ventures, Pivotal, Sequoia Capital, Thrive Capital
AIを活用した家族による在宅介護支援サービス。
家族が介護士の資格を取得できるよう支援し、家族による在宅介護サービスに報酬を支払う仕組みを提供するヘルスケアテックスタートアップ。在宅介護を必要とする子供や高齢者、障害のある人々を抱える家族は、資格取得後もAIを搭載したプラットフォームでケアプランを作成し、臨床の専門家と進捗を管理することで質の高い介護を家族に提供することが可能という。現在、コロラド州をはじめ8州でサービスを展開している。
2022年創業、本社はサンフランシスコ。Transformation Capital等から今回調達した$82Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。
3.「LGBTQ+向けセラピー」Allswell

日本語読み:オールズウェル
カテゴリ:Service/ヘルスケア
ラウンド:Seed VC ($7M)
主な投資家:Rethink Impact, Amboy Street Ventures, Hopelab, Magnify Ventures, Techstars, Ulu Ventures
LGBTQ+向けのオンラインセラピー。
LGBTQ+患者に特化した保険適用型のオンラインセラピーを提供するヘルスケアテックスタートアップ。トラウマやPTSDの発症率が高いLGBTQ+の患者に対し、専門的なトレーニングを受けたセラピストが1対1のビデオカウンセリングや、ピアサポートグループ(当事者同士の交流)の機会を提供する。メリーランド州、バージニア州、ワシントンD.C.で現在サービスを提供しており、メディケイドおよび主要な保険プランに対応しているという。すでに数百人の顧客を抱えている。
2024年創業、本社はロサンゼルス。Rethink Impact等から今回調達した$7Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。
4.「企業向けAI動画制作」Clueso

日本語読み:クルーソ
カテゴリ:SaaS/動画
ラウンド:Series A ($10M)
主な投資家:Dharana Capital, F7, Founders Future, Neotribe Ventures, Y Combinator
企業向けのAI動画制作プラットフォーム。
企業がソフトウェアのデモや、製品の操作方法などの高品質な動画を迅速かつ簡単に作成できるプラットフォームを開発するAIスタートアップ。AIエージェントがソフトウェアを直接操作して画面を収録するだけでなく、台本およびナレーション・字幕の作成、モーショングラフィックスの生成まで自動化してくれる。新機能が追加された際には動画も更新可能という。マーケティングや従業員の研修などに利用されている。Y Combinatorが主催する2023年冬のバッチにも参加した注目スタートアップ。
2023年創業、本社はサンフランシスコ。Dharana Capital等から今回調達した$10Mは、チームの拡大および製品開発に活用する予定。
5.「オンライン言語療法」Expressable

日本語読み:イクスプレサブル
カテゴリ:Service/ヘルスケア
ラウンド:Series C ($25.5M)
主な投資家:F-Prime Capital
オンラインによる言語療法サービス。
様々な言語障害を抱える患者および家族と資格を有する臨床医をマッチングし、1on1のオンラインセッションを通じた治療を提供するヘルスケアテックスタートアップ。言語発達遅滞や失語症、吃音、自閉症スペクトラム障害など、患者の状況に合わせてパーソナライズされたインタラクティブなセッションに加え、家族と一緒に自宅で継続的に学習できるコンテンツ(宿題)なども提供する仕組み。メディケイドを含む数百の医療保険プランと提携している。
2019年創業、本社はテキサス州オースティン。F-Prime Capital等から今回調達した$25.5Mは、サービスの拡大に活用する予定。




