今週の注目5社:天気補償保険 / 倉庫自動化ロボット / 非侵襲型BCI / カウボーイドローン / 軍事作戦効率化
一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。
1.「天気補償保険」WeatherPromise

日本語読み:ウェザープロミス
カテゴリ:Service/保険
ラウンド:Series A ($12.8M)
主な投資家:Maveron, 1Flourish Capital, 1Sharpe Ventures, Clocktower Technology Ventures, Commerce Ventures, Lerer Hippeau, MS Transverse, Mark Okerstrom, Start Ventures
悪天候の際に旅行代金が返金される天候補償保険。
旅行やイベント時に天候が悪化した際に旅行代金が補償される保険サービスを提供するインシュアテックスタートアップ。同社が予測した降雨量を超える雨が降った場合、請求や書類手続きなしで2営業日以内に自動的に補償金が支払われる仕組み。旅行をキャンセルする必要もないため、ユーザーは安心して旅行計画を立てられるという。Expedia Groupの元CEOであるMark Okerstromも出資者に名を連ねている。
2022年創業、本社はニューヨーク。Maveron等から今回調達した$12.8Mは、引き続き製品開発に活用する予定。
2.「倉庫自動化ロボット」Mytra

日本語読み:マイトラ
カテゴリ:HW/ロジスティクス
ラウンド:Series C ($120M)
主な投資家:Avenir, Abstract, D. E. Shaw Group, Eclipse, Greenoaks, Kivu Ventures, Lineage, Liquid 2 Ventures, Offline Ventures, Promus Ventures, Ryder Ventures
倉庫内のオペレーション自動化ロボット。
倉庫オペレーションの大部分を占める物品の保管やピッキング、移動などのルーティーンを自動化するサプライチェーン向けオペレーティングシステムを開発する物流テックスタートアップ。最大3000ポンドの貨物を搬送可能なロボットおよびモジュール式のセル構造、AIを組み合わせることで最適な移動経路を見つけ出してくれるという。Teslaが手掛けるヒューマノイドロボット「Optimus」プロジェクトの元責任者が創業したことでも注目されている。
2022年創業、本社はカリフォルニア州ブリスベン。Avenir等から今回調達した$120Mは、チームおよびサービスの拡大に活用する予定。
3.「非侵襲型BCI」Merge Labs

日本語読み:マージラボ
カテゴリ:Biotechnology/ヘルスケア
ラウンド:Seed VC ($252M)
主な投資家:Bain Capital, Founders Fund, Gabe Newell, Khosla Ventures, OpenAI Startup Fund
超音波を用いた非侵襲型BCI。
超音波を用いて脳内の血流変化を検知することで間接的に神経活動を読み取り、AIモデルを用いて調整する技術の開発を目指すブレインテックスタートアップ。非営利団体「Forest Neurotech」からのスピンアウトで、脳への埋め込みを必要としないBCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェース)の実用化に取り組んでいる。OpenAIのSam Altmanも創業者に名を連ねる注目スタートアップ。
2025年創業、本社はサンフランシスコ。Bain Capital等から今回調達した$252Mは、引き続き開発費用に活用する予定。
4.「カウボーイドローン」GrazeMate

日本語読み:グレイズメイト
カテゴリ:HW/ドローン
ラウンド:Pre-Seed ($1.2M)
主な投資家:Y Combinator, Antler, Meat & Livestock Australia, NextGen Ventures
牧場の牛の群れを管理するドローン。
牛の群れを管理する自律型ドローン「ロボットカウボーイ」を開発するアグリテックスタートアップ。牧場主がアプリで操作するだけで、ドローンが自律的に牛をパドックからパドックへと誘導し、移動が完了すると通知が届く仕組み。群れの移動だけでなく、牛の健康状態や体重の推定値、水槽の水位、利用可能な牧草地の面積なども把握できるという。Y Combinatorが主催する2026年冬のバッチにも参加する注目スタートアップ。
2025年創業、本社はサンフランシスコ。NextGen Ventures等から今回調達した$1.2Mは、引き続き開発費用に活用する予定。
5.「軍事作戦効率化」Onebrief

日本語読み:ワンブリーフ
カテゴリ:SaaS/防衛
ラウンド:Series D ($200M)
主な投資家:Battery Ventures, Sapphire Ventures, General Catalyst, Insight Partners, Salesforce Ventures
軍事作戦の実行を迅速・効率化するオペレーションプラットフォーム。
軍の作戦計画立案および軍事スタッフの迅速な実行を可能にするプラットフォームを開発する防衛テックスタートアップ。共同作業が可能なコラボレーション機能や、シミュレーション・戦略マッピング機能などを搭載し、軍幹部による作戦変更などのリアルタイムの意思決定を即座に兵士や軍事スタッフに伝えることが可能。すでに国防総省で導入されている。今回の資金調達によるバリュエーションは20億ドルを超えるという。
2019年創業、本社はホノルル。Battery Ventures等から今回調達した$200Mは、引き続き開発費用に活用する予定。









