今週の注目5社:ARカーナビ / 農業用自律走行ロボット / 採用管理プラットフォーム / 中古機械マーケットプレイス / 遺族サポートアプリ

October 13, 2021 by Scrum Funding News

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。

1.「ARカーナビ」PHIAR

[SaaS/モビリティ] PHIAR
Series A ($12M) State Farm Ventures, Norwest Venture Partners, TeleNav, The Venture Reality Fund, GFR Fund, and Cambridge Mobile Telematics

AIを活用したARカーナビゲーションシステム。

1台の車載カメラで車線や自動車だけでなく、自転車や人、ビルやお店など走行中の道路と周辺環境をリアルタイムに認識してアラートを出してくれる。また、進路や曲がる場所などは矢印をはじめとするオーバーレイで画面上にナビゲーションしてくれる。従来の車載ディスプレイからフロントガラスのHUD、モバイルデバイスまで、幅広いソリューションを提供。現在、自動車メーカーに加え、Panasonicなどのサプライヤーとも共同開発中。

2017年創業、本社はレッドウッドシティ(カリフォルニア州)。State Farm Ventures等から今回調達した$12Mは、パートナーシップの拡大に活用する予定。

2.「農業用自律走行ロボット」Burro

[HW/農業] Burro
Series A ($10.9M) ADM Capital, Cibus Fund, F-Prime Capital, Radicle, S2G Ventures, Toyota Ventures, and ff Venture Capital

農業用の自律走行ロボットを開発するアグリテックスタートアップ。

ブドウなど、収穫した農作物を畑から包装場に運搬してくれる自律走行ロボカートの開発。コンピュータービジョン、機械学習、高精度なGPSを利用することで、トレーニングなしですぐに導入可能という。また、農作物を運搬しながら1日に約100~300マイル(約161〜483km)移動できる。すでに約90台のロボットがブドウ畑で稼働しており、2022年には500台以上のロボットを導入する計画。Toyota Venturesも出資する注目スタートアップ。

2017年創業、本社はフィラデルフィア。S2G Ventures等から今回調達した$10.9Mは、製造設備の拡大に活用する予定。

3.「採用管理プラットフォーム」Gem

[SaaS/HR] Gem
Series C ($100M) Accel, Greylock Partners, ICONIQ Capital, Meritech Capital Partners, and Sapphire Ventures

採用管理のオールインワンプラットフォーム。

LinkedInやTwitterなどと統合し、採用活動における候補者のターゲティングから受動的な候補者との関係構築・維持・獲得まで、一気通貫で管理できる採用プラットフォーム。すでにTwilio、Lyft、Robinhoodなど、800社以上を顧客に持ち、直近1年間の売上高は3倍、顧客数は2倍に急拡大中。今回の資金調達によるバリュエーションは$1.2Bとユニコーン企業の仲間入り。

2017年創業、本社はサンフランシスコ。ICONIQ Capital等から今回調達した$100Mは、製品開発および海外展開の加速に活用する予定。

4.「中古機械マーケットプレイス」Aucto

[Marketplace/余剰資産] Aucto
Seed VC ($3.7M) NFX, Motivate Ventures, and Jack Greco

企業向けの余剰資産管理プラットフォーム。

金属加工装置や溶接機などの工業用製品からスペアパーツなどの小型部品まで、企業の余剰資産を管理・再販できるマーケットプレイス。企業は余剰資産の分類から再配置、購入者の検証、請求・支払処理までの一連のプロセスをデジタル化できる。パンデミック時に需要は急拡大し、これまでにプラットフォーム上で売買された余剰資産は$40M、当社の収益は500%成長と急拡大中。

2015年創業、本社はサンフランシスコ。NFX等から今回調達した$3.7Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。

5.「遺族サポートアプリ」Empathy

[App/終活] Empathy
Series A ($30M) Entree Capital, General Catalyst, John Kim, Aleph, Micha Kaufman, LocalGlobe, Ronald Cohen, Primetime Partners, and Shai Wininger

AIを活用したパーソナル遺族アシスタントアプリ。

遺族が対処しなければならないタスクを管理し、必要に応じて専門家からアドバイスがもらえるアプリ。遺族のカウンセリングや葬儀の手配、不動産管理、遺書への対応、遺品整理など、死後に必要となるプロセスをガイドしてくれる。また、銀行口座や保険証、債務などに関する重要書類も整理できる。30日間は無料で利用でき、それ以降は$65を支払うと生涯利用可能。すでに全米にサービスを拡大し、25万人以上に利用されているという。

2021年創業、本社はニューヨーク。General Catalyst等から今回調達した$30Mは、サービスおよびパートナーシップの拡大に活用する予定。

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