今週の注目5社:駐車場管理SaaS / 公共料金支払SaaS / 数学学習アプリ / 企業資産シェアリング / ログイン認証API

March 3, 2021 by Scrum Funding News

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「駐車場管理SaaS」Metropolis

[Service/モビリティ] Metropolis
Series A ($41M) Starwood Capital Group, Baron Davis, Slow Ventures, Dan Doctoroff, RXR Realty, and 01 Advisors

駐車場管理を自動化するプラットフォーム。

コンピュータービジョン技術で、駐車場の空き台数をリアルタイムに把握したり、車の駐車時間を自動的に算出しアプリでオンライン決済することが可能。ユーザーの利便性向上に加え、不動産オーナーには駐車場管理の自動化および収益管理システムを提供。すでに1万以上の駐車場に導入されている。将来的には、自転車や電動スクーター、自動運転車の一時保管サービスなどにも利用できるという。

2017年創業、本社はロサンゼルス。Slow Ventures等から今回調達した$41Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。

2.「公共料金支払SaaS」PromisePay

[SaaS/決済] PromisePay
Series A ($20M) Y Combinator, First Round Capital, Kapor Capital, XYZ Ventures, and Bronze VC

公共料金の支払いをデジタル化するフィンテックスタートアップ。

水道や電気などの公共料金や、駐車違反などの罰金、税金の支払いなどをオンライン化するプラットフォーム。無利子かつカスタマイズ可能な分割払いオプションや、支払日の変更、リマインダー機能などを提供することで延滞を防ぐという(現在、返済率は90%を超える)。オンライン決済に加え、電話や窓口での納付など従来の決済方法にも対応。Y Combinatorの卒業生。

2017年創業、本社はオークランド(カリフォルニア州)。Y Combinator等から今回調達した$20Mは、サービスの拡大に活用する予定。

3.「数学学習アプリ」Photomath

[App/教育] Photomath
Series B ($23M) Menlo Ventures, Learn Capital, Cherubic Ventures, Goodwater Capital, and GSV Ventures

数学の学習をサポートするアプリ。

算数や数学の問題(方程式など)をスマホのカメラでスキャンすると解答や解法を即座に教えてくれる学習アプリ。簡単な計算から複雑な微分・積分まで対応しており、二次関数グラフの視覚化やアニメーションも使いながら解答の手順を教えてくれる。フリーミアムモデルで有料版は月額$9.99。コロナ禍のリモート学習でニーズが急増し、すでにダウンロード数は2億2000万回を超える。

2014年創業、本社はサンマテオ(カリフォルニア州)。Menlo Ventures等から今回調達した$23Mは、チームの拡大及び製品開発に活用する予定。

4.「企業資産シェアリング」Rheaply

[Marketplace/シェアリング] Rheaply
Series A ($8M) Morgan Stanley, Hyde Park Angels, Salesforce Ventures, High Alpha, M25, Revolution Rise Of The Rest Seed Fund, Concrete Rose Capital, MCJ Collective, and 100 Black Angels & Allies

企業の資産管理・シェアリングプラットフォーム。

企業、政府、学校などにある使われていない資産を棚卸して、組織内で共有できるだけでなく、不要な場合は他社に販売したりレンタルできるサービス。組織内での在庫管理に加え、資産の利用状況などもダッシュボードで把握できるため、不要な調達コストを抑えられる。また、再利用による廃棄物の削減など環境問題の解決にもつながる。これまでに5000件以上の取引を仲介し、$1.6Mのコストを削減したという。

2015年創業、本社はシカゴ。High Alpha等から今回調達した$8Mは、引き続き製品開発に活用する予定。

5.「ログイン認証API」Stytch

[SaaS/セキュリティ] Stytch
Series A ($20M) Benchmark, Index Ventures, and Thrive Capital

パスワードレスのログイン認証API。

数行のコードでユーザーのログイン認証を構築できるAPIを提供。開発者はアプリなど、製品のコア機能開発に注力できる。また、パスワードなしのログイン認証で、セキュリティとユーザーエクスペリエンスを同時に向上させることが可能。現在、メールでの認証機能を提供しており、今後はSMSや生体認証機能も追加予定。調達時のバリュエーションは$200Mという。

2020年創業、本社はサンフランシスコ。Thrive Capital等から今回調達した$20Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

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